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「Oculus Quest」にハンドトラッキング機能実装。コントローラなしでメニューなどの操作が可能に
「Oculus Quest」公式サイト
Oculus Quest専用の機能として開発されたハンドトラッキングについては,2019年9月に開催されたイベント「Oculus Connect 6」のレポート記事でも詳しく紹介ているが,デバイスに装備されたカメラが指の動きをトラッキングすることで,付属の「Touch Controller」を持つ必要がなくなるというものだ。何かを握る感覚やフィードバックがない分,必ずしもゲーム向けとは呼べないかもしれないが,新たな周辺機器を必要をしないといったメリットもあり,ビジネスや教育など幅広い分野での利用が期待できる。
このハンドトラッキング機能は,アップデート後に「Experimental Features」の項で有効にできるとのこと。現時点ではホーム画面でのメニューなどのナビゲーションに加えて,ブラウザや「Oculus TV」などファーストパーティのアプリが対応している程度だが,Facebookは2020年以降も機能の拡大や調整を続けていくとしており,さらに,来週にはデベロッパ向けのSDKが公開される予定だ。
デベロッパ向け公式ブログの最新エントリーでも,来週公開のSDKには「Unity」とのインテグレーションが行われるほか,2020年早くには「Unreal Engine」のサポートを行うと説明しているので,今後は,より多くのアプリがジェスチャーに対応したり,新たなインタラクションを実装していくことになるだろう。
- 関連タイトル:
Meta Quest(旧称:Oculus Quest)
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(c)Facebook Technologies, LLC