FRONT MISSION: BORDERSCAPEが「钢岚（Mecharashi）」に名称変更。フロントミッションから独立した独自のメカゲーに？

　フロントミッションの最新作として，シリーズ親元のスクウェア・エニックスと，シミュレーションRPGに定評があるZLONGAMEのスタジオ「Black Jack Studio」が手を組んだ，新作スマートフォンゲーム「FRONT MISSION: BORDERSCAPE」が2022年4月に発表された。

　しかし先日12月15日に，本作の関連サイトやTwitterアカウントが突如として消滅し，今後の行方が不透明になったところ，翌日12月16日になってZLONGAMEが新たに「钢岚（Mecharashi）」というタイトルの公式サイトを開設し，映像類やシステムを発表していた。

　つまるところ，「FRONT MISSION: BORDERSCAPE」は「钢岚（Mecharashi）」へと名前を変え，再出発するようだ。



　同作のTapTapページでは，BlackJack Studioのプロデューサーコメントが掲載されており，「慎重に精査した結果，本作を同社3番目（※）の旗艦シミュレーションゲームとする」といった声明がある。

　新たな公式サイトなどで見られるクリエイティブや権利表記にも，スクウェア・エニックスやヴァンツァーの文言が明記されていないことから，今後は独立したメカゲームの道を歩いていくのだろう。

※同社は先日，「ラングリッサーモバイル」に次ぐ新作シミュレーション「Archeland」の海外配信を開始している



　ゲーム内容は大まかに“近未来のSFロボットSRPG”で，プレイヤーは指揮官として傭兵部隊や謎の少女組織を追い，戦火に身を投じる。

　肝心のメカは頭・手・脚・武器などをカスタマイズし，思い思いの戦略を実現できるという。各部位に耐久力があるということで，オリジナルでありつつも，なぜか親近感のある仕上がりが予想される。

　公式サイトのティザームービーでは“スーパーロボット的なカッコいいブーストパンチの表現”なども見られるため，事情の裏側は，後世でどこからか笑い話でも漏れてくることに期待しつつ。
　まずは新作の再出発とその行く末を見守っていきたい。

「Mecharashi」公式サイト