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印刷2024/03/12 17:04

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AMDがディスプレイ同期技術「FreeSync」の認証要件を引き上げる。最大リフレッシュレート144Hz以上に

 米国時間2024年3月5日,AMDは,同社独自のディスプレイ同期技術「FreeSync」に対応する外部ディスプレイとテレビの認証要件を変更したことを明らかにした。既存の認証要件と比べて,求められる垂直最大リフレッシュレートを引き上げたという。

画像集 No.001のサムネイル画像 / AMDがディスプレイ同期技術「FreeSync」の認証要件を引き上げる。最大リフレッシュレート144Hz以上に

 FreeSyncは,2015年にAMDが発表した技術(関連記事)で,GPUが処理する映像信号とディスプレイのリフレッシュレートを同期させることで,表示のズレやカクつきを軽減するというものだ。本稿執筆時点では,「FreeSync」「FreeSync Premium」「FreeSync Premium Pro」という3つのランク(関連記事)が設定されており,それぞれ認証を受けたディスプレイが多数流通している。

 新たに設定された認証要件は以下のとおりで,最も要件が低いFreeSyncでも,垂直最大リフレッシュレートが144Hz以上となっているのがポイントだ。加えて,FreeSync PremiumとFreeSync Premium Proでは,水平解像度が3440ドット未満の製品で200Hz以上,3440ドットを超える製品で120Hz以上の垂直最大リフレッシュレートが求められる。なお,ノートPCの内蔵ディスプレイについては変更ないようだ。

FreeSyncの新たな認証要件
画像集 No.002のサムネイル画像 / AMDがディスプレイ同期技術「FreeSync」の認証要件を引き上げる。最大リフレッシュレート144Hz以上に

 AMDは今回の変更について,FreeSyncが登場した2015年では,垂直最大リフレッシュレートが120Hz以上のディスプレイは限られていたが,現在では多くの製品が144Hz以上だとその背景を説明する。

 FreeSyncの新たな認証要件は,2023年9月からすでに適応済みだという。また,すでに販売中のFreeSync対応ディスプレイについては,引き続きサポートを行うとのことだ。

AMD公式ブログの当該ポスト(英語)

AMD日本語公式Webサイト

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