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世界樹と不思議のダンジョン

世界樹と不思議のダンジョン
公式サイト http://sq-atlus.jp/sfd/
発売元・開発元
発売日 2015/03/05
価格 6980円(税別)
ジャンル
レーティング
備考
その他
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このゲームの読者の評価
83
グラフ
読者レビューについて
 4Gamer読者レビューは,読者の皆さんがご自身の判断で書いたレビューを掲載するためのコーナーです。掲載前には編集部で主に公序良俗面のチェックを行っていますが,掲載されている情報について,4Gamer.netが正確さの保証を行うものではありません。掲載情報のご利用は,読者の皆様自身の判断と責任で行ってください。
 なお,ゲームの評価を表す「GamerScore」は,投稿されたレビューの平均点を表示したものではありません。投稿の傾向を分析・考慮し,補正を加えることで,有用と思われるスコアを目指した形となっております。詳しくは「こちら」をご参照ください。
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  • Pages: 1
  • 十分な完成度 80
    • 投稿者:canosuke(男性/40代)
    • 投稿日:2015/04/13
    良い点
    ・砦とDOEのルールにより、「一発で潜るランダムダンジョン」のシステムと「行き戻りを繰り返して探索範囲を広げる構造固定のダンジョン」のシステムが見事に融合されている。
    ・そこそこ賢いAI(そこそこ変な行動もするけど、それもゲームのルールのうちだと理解可能)。
    ・1作目と思えない操作性の作り込み。慣れたら快適なショートカット。
    ・いつもの良く出来たBGMと、手堅いキャラやストーリー。
    ・豊富な職業の選択肢があり、遊び方や難易度を自分で変えられる。
    悪い点
    ・武器や防具の成長システムは貧弱かつ時間がかかる。
    ・壺系アイテムがないのでアイテム探しが若干面倒。
    ・1ダンジョン内で最初から最後まで敵の配置や行動パターンが変わらない。
    ・難易度が低く、予想外のトラブルが滅多に起きない。
    ・DLCクエストを使わないとレベル上げが苦痛。
    総評
    明らかに発展の余地も残しているので、是非続編も期待されるのですが、意欲作の1作目としての完成度は現時点でも非常に高く、安心して楽しめます。

    バランスも原則世界樹寄りです。ダンジョン毎に敵構成が固定(深層では同じ敵キャラが攻撃力等だけ上がって登場)で、蘇生・場所替え・倍速・トンネル・封印などの有効なスキルがほぼ使い放題なので最序盤以外で事故る可能性はほぼありませんが、代わりにレベル上げとスキル取得は重要という感じになっています。
    レベルリセット・持ち込み不可ダンジョンの方はアイテムを使ったサバイバルの重要性が増しており、「不思議」のファンにとってもやり応えがあると思います。
    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    3 4 5 4 4
  • 全体的に面白いが段々テンポの悪さが目立ってくる 70
    • 投稿者:ビコ(男性/30代)
    • 投稿日:2015/04/03
    良い点
    世界樹寄りの戦闘感覚やシステム
    可愛らしいキャラクターイラスト
    職の組み合わせで小一時間悩めるバランス
    BGM(但し一部ダンジョンによっては雰囲気が合わず煩わしい)
    悪い点
    AIの扱い難さ
    やたら硬いモンスター
    DOE関連
    頻繁なリーダー変更の必要性
    異常に多い終盤の必要素材
    総評
    全体的なバランス・戦闘の感覚はシレン等より世界樹に近く、何度もダンジョンと町を行き来して素材を売り装備を整え、縛りや状態異常・属性攻撃を駆使して進む感覚はまさに世界樹です。よって、シレンプレーヤーよりも世界樹ボウケンシャーのほうがより楽しめる作りでしょう。

    序盤は敵もそう強くなく、不思議のダンジョン経験者ならサクサク進めるかと思います。
    しかし終盤以降、敵はやたら硬くなりなかなか倒せず、いちいち沸いてくるDOEの対処を冒険途中でさせられ、FPTPの回復に頻繁にリーダー変更をさせられる、といった煩わしさが目立ってきます。長いダンジョン内で敵の種類がほぼ変化しないことも相まって、ダルさを感じるようになってきました。
    また装備を作るための必要素材もDOE産や終盤のものは数が多く、その割りにドロップしないことも非常に多く、面倒にすることでゲームの寿命を延ばそうとしているように感じました。

    AIについては、シレンシリーズの仲間よりは扱いやすいですが、やはりストレスになる動きも多いといった印象です。4人いても罠以外ではそうはぐれることが無かったり、なるべく効果のある属性攻撃をしやすいのは良い点ですが、催眠・腐食持ちのような隣接して欲しくない相手に突っ込んでいく近接や、全てのスキルをオフにしないと延々強化を連打してTPを枯らすプリンセス、状態異常の掛かっていないDOEに通らない攻撃でTPを使いまくる等、もう少しどうにかなったのではないかという部分があります。

    ストーリー面ではもともとどちらのシリーズもそう重要ではないのですが、なんともどうでもいい感じが強いです。特に山場もどんでん返しもありません。実は○○だったんだよ!という展開もありますが、大抵の人は、あ、そうですか。で終わるのではないでしょうか。酒場のテキストも担当の方が違うのでしょうか、非常に読み難く、いつもの世界樹のようなNPCキャラクターへの愛着が沸くようなものではなかったです。


    不思議のダンジョンシリーズは長く遊べば遊ぶほど楽しめるものであって欲しいのですが、この作品は長く遊べば遊ぶほどテンポの悪さが目立ち面倒になる為、その点は非常に残念です。
    高得点を付けている人が多いように、ゲームの完成度は非常に高く、それだけにダメな部分が残念だ・・・ということですので、あまり細かいことは気にしない、テンポの悪さは気にならないという人であれば問題なく楽しめるかと思います。
    プレイ時間
    60〜100時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 5 3 3 4
  • 新しい試みを試している点は評価できる 65
    良い点
    世界樹の迷宮のシステムをうまい具合にローグライクに突っ込んできた部分は評価できるだろう。思った以上に原作のシステムを再現していて驚いた(ボスからのオーバーキル等含め)。

    また、仲間システムのAIも旧不思議のダンジョンシリーズに比べれば進化が見られ、余計な行動を取っている印象は(多少)少なく感じた。また、仲間を一括で操作するシステム等もありプレイヤー1人だけでなく、本当の意味で仲間の行動も管理する等、戦略性も練れる点も面白い。
    悪い点
    筆者の感覚として「多人数のPTシステムがローグライクゲームと合っていないのでは?」と感じる。風来のシレンやトルネコシリーズで、仲間を大量に抱えたことがある人なら理解できると思うが、AIの取る行動に問題が多く、規制できるシステムも少ない点が難点となる。

    また、腹減りの要素でもあるFPを回復させる要素が少ない(旧不思議のシリーズの腹印やおにぎり/パン印の様な物が無い。敵や罠を使用したFP回復手段がない?(未確認))割に、FPが減る歩数が若干多め(職により異なる)である為、長期での探索は中々に難しい。尚、これはPT編成とリーダー交代で軽減できるが、交代の手間を考えるとテンポが悪いと感じた。
    総評
    ひとまず、まだゲーム自体を遊んでいる時間が少ない為、仮レビューとして見て頂きたい。

    今までの不思議のシリーズ経験者からすると、新システムが多く、旧来の戦法が通用しない部分が多い為、それを開拓しながらプレイすることになるだろう。それが良くも悪くも実感できるのが今作といった印象である(不思議のシリーズから見ると理不尽な部分があったとしても、世界樹側から見るとそうでない部分がある等面白い)

    万人にオススメは出来ないが、シリーズ経験者(ゲームシステム的には世界樹側プレイヤー寄りか?)で気になる人がいれば遊んでみると良いだろう。
    プレイ時間
    5時間以下
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 3 3 3
  • 久しぶりに神ゲーに出会った 95
    • 投稿者:IA(男性/30代)
    • 投稿日:2015/03/22
    良い点
    ■両作品のバランスのとり方が素晴らしい。
    良いアイテムを求めて潜る不思議なダンジョンと
    キャラの育成に重きを置く世界樹の迷宮、両作品の長所を見事に生かしており、
    素晴らしいと思う。
    ダンジョンの難易度としても敵がどんどん強くなっていく中で武器やスキル
    などをしっかり強化することで攻略できる難易度であり、ちゃんと強化してるのに
    敵が強すぎるという理不尽なこともなく絶妙なバランスだった。

    ■パーティの組み合わせが豊富
    全10種の職業の中からパーティを組むことができ、物理や魔法といった
    ダンジョンに合わせて対策を立てられた。例えば、近づくと厄介な攻撃を
    してくるボスがいるところではガンナーなど遠距離攻撃のパーティで行ったり
    戦略の立て方によって強敵だったボスも簡単に倒すことができ、かなり達成感があった。

    ■ボリュームは結構多め
    他の不思議なダンジョン系のゲームと比べてみてもボリュームはかなり多いと思う。


    悪い点
    ■細かい所
    AIが少しアホだった事。
    パーティは4人だがそれぞれにアイテムなどを拾う判定があり、
    自分が要らないと捨てたアイテムを仲間が拾うのがウザかった。
    そして、ヒーラーなのにモンスターに突っ込んでいくのはどうかと・・・

    通信機能があまり生かしきれていない。ギルドカードの交換しかなかった。
    DSのシレンにあったような風来救助隊の様なものがあれば良かったと思う。

    あと個人的にはもうちょっと職業を増やして欲しかったかな。
    総評
    久々に神ゲーに出会えた気がする。自分はこの作品は発売日から三日後ぐらいに
    買いに行ったのだが、駅前の家電量販店は全て売り切れで、探し回ってようやく
    郊外の家電量販店で手にいれた。ここ最近、売り切れでゲームが買えないなんて
    ことは久しぶりで内容のほうも探し回って買う価値がある作品だった。
    今後もこのような意欲作を作って欲しいし、続編にも期待したいと思う。
    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 4 5 5 5
  • 素直に面白い! 95
    • 投稿者:うむ(男性/30代)
    • 投稿日:2015/03/11
    良い点
    ・不思議のダンジョンの敵の強さがPTで戦ってちょうど良い状態になっている。

    ・街の施設や迷宮選択画面がそのまんま世界樹!

    ・雑魚敵が強い!ボスはものすごく強い!!D・O・Eはそれはもう大変!!!

    ・どうでも良いスキルがない。

    ・リーダーにしている職業によって腹減り歩数が違う。

    ・武器、防具、アクセサリ豊富。

    ・巻物あり、杖の代わりに石がある(一時しのぎの石(3)的な感じ)

    ・音楽も良い。

    ・砦システムも便利。

    ・大ボリューム!
    悪い点
    ・4人PT時ちょっとだけ重い

    ・NPCの行動でスキルだけではなく道具のON、OFF機能もあればもっと快適になったのではないかと思う。

    ・制作に多大なお金と時間がかかるでしょうがこのゲームをドット絵でやりたかった!
    総評
    とてもよく出来たゲームだと思います。不思議のダンジョンと世界樹の良い所がしっかりと出ています。レベル引き継いで不思議のダンジョンに挑むのはこのゲームにおいては絶対に必要なことなので風来のシレン3とは違い良いと思いました。

    まだ中盤くらいまでしかやっていませんがきっと色んな制限のかかったダンジョンが出てくると思うのでクリア後もとても楽しみです。

    不思議のダンジョンと世界樹、この2つのシリーズをやったことがある方、やったことがない方どちらも楽しめるのでお勧めですv

    私にとって今年に入って一番面白いゲームです。
    プレイ時間
    40〜60時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    5 5 5 5 5
  • 不思議と世界樹の夢のコラボ 90
    • 投稿者:あい(男性/40代)
    • 投稿日:2015/03/10
    良い点
    ストーリーがそれなりにある
    簡単過ぎず難しい過ぎず、それでいて世界樹の職業システムが自由度を上げていて
    世界樹は某転職系ゲーと違って転職がないのが逆に戦略性を上げている

    音楽がオーケストラばりに最高に心地良い

    クリア後やり込み要素が膨大、クリアまでがチュートリアルです!!
    クリアしてもアイテム・ボスなどリストまだまだ埋まらないという
    ほぼ永久に遊び続ける事ができるのではないだろうか

    キャラがかわいい

    シレンみたく単騎突撃もボス戦闘以外ならできる
    ボス戦闘は火力負けして無理かも

    初期購入限定ーマル勝スーパーファミコン(CD付き
    52Pの大容量で昔の取扱い説明書を思わせる読み応え満点のおまけ
    個人的にはCDではなく3DSかPCでの1回のみダウンロード音源だと嬉しかった
    流石にCDだと聞こうという気持ちが失せるが後々ボディブローのように効いてくるのかな?
    次はファミマガもお願いします

    満腹度のハラヘリが職業毎に違うので体力少ないキャラも操作しないといけないのが面白がった
    悪い点
    ストーリーがあるにはあるが
    3DSと言う機体で大量の読み物がつらい
    面倒だったので話半分で飛ばし読みしたが支障はない
    細かい攻略要素的な事はあちこちに置かれているので後から読み返しできる

    操作性が悪い、できる事が多すぎてボタン2つでの組み合わせ操作が多いのだが画面にそっと操作説明が表示・非表示でそえてあったり慣れれば気にならない

    4人パーティープレイで操作できるのは1人切り替えもあるが、操作キャラがマヒなどすると交代できなかったりAIがアホで固まって接近してこなかったりスキル超使いまくられたり
    罠感知ポーションは飲んだキャラだけが避ける仕様だったり
    部屋に入ったキャラだけが戦闘参加なので後方支援攻撃がこなかったり回復は離れていても高性能に使ってくれるが、たまにいうこと聞いてくれなく状態回復アイテムを先に使いきろうとするシステムがスキルなら何度でもなのに、アイテム所持してるかぎり延々聞いてくる

    砦設置で最大8人戦闘、砦に強敵が攻めてくるが強敵の討伐方法が少しあやふやで
    ダメージ通ったり通らなかったり分かりにくかった
    ギルドと言うよくある冒険者の酒場的な施設に何十人も登録して砦に配置するのが非常に面倒だったが、そこにも多くの戦略的要素があるのでガマン
    砦装備が弱いので後々私物に変更していくのだが一度配置外さないと変えれないのが不便だった

    自分はLLプレイなので問題ないがノーマルだと文字とか一部潰れるかも

    不思議シリーズ初プレイの方は戸惑うかも
    世界樹久しぶりの私はELMって何だか?とググりまくってもサッパリだったが
    エレメントか?と勝手に推測して(いわゆる属性攻撃値)あってたり
    細かい箇所で不満はあったが最近少ない不思議シリーズと音楽の良さで全て許せてしまう
    総評
    プレイしてるうちに、これ大画面でもっと作り込んで作れば神ゲー行けんじゃとか思って
    いつかどこかがに期待。だが下火なコンシューマーでこれ以上の物が今後でてくる事はしばらくないと思う

    上手い人なら1日で本編クリアもありえるしじっくり戦略練ってクリアするスタイルもあり
    ギルドカード交換しかオンないのでじっくりおすすめ今月いっぱいの無料クエストも特に必要ない
    あれはなぜ最初から省いた?のか間に合わなかったのか気になるとこではあるが

    世代的に近い川上会長がこれ作りたかっただろ〜なぁとチュンソフト取り込んだ頃から思ってて開発までの経緯がスゴく気になるがw

    開発と制作って販売と開発は分かるけどどゆことって思ったり
    販売がアトラスなのかな。セガアトラスとかになってないのが嬉しかったり
    そう考えると昔セガバンダイの話無くなったのは本当に良かった話なんだろうかとか
    まあ規模や時代やトレンドが違うのでひとくちには語れないが
    今だ続くセガのリストラとか聞くがこれからもがんばってほしいし期待しています
    プレイ時間
    60〜100時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 5 3 5 5
  • SRPG世界樹 85
    良い点
    初投稿です。

    私は、不思議のダンジョン(以下ローグ)はトルネコ、シレンを初代から最新までプレイし、世界樹も初代から全て遊んでいます。
    また、ローグ系、世界樹シリーズがどういったゲームなのかを知っている事を前提にレビュー致します。
    そして、客観的な視点と言うよりも、かなり個人的な目線になりますが、よろしくお願い致します。

    ■ゲーム性 : 基本
    まずこのゲーム、見る視点に寄って評価が変わると思いました。
    ローグと世界樹が混ざった〜〜とありますが、実際にプレイすると7:3位の割合で世界樹の比率が重いのが感じられます。


    まず仲間の存在。

    職業が幾つかあり、それぞれ固有のスキルを持っています。
    パーティーは基本的に4人で構成され、レベルが上がる毎にスキルポイントが入り、スキルツリーを伸ばしていく…と言った感じに、世界樹の流れがそのまま入っています。

    そして、ダンジョンから出てもレベルが下がりません。

    これは賛否両論の部分があると思いますが、世界樹の探索シーンをローグに置き換えただけ、として見ると揶揄される部分では無いと考えられます。
    当然、装備やアイテムもそのままで、制限等は無く、ローグ系の様に求められるスキルの敷居が低い為、常時RPGの気分で気持ちよくプレイする事が出来ます。


    ダンジョンから帰ってくるとコマンドを選択して雑貨屋行ったりクエスト見たりと、ここもそのまま世界樹ベースとなっています。


    ■ゲーム性 : 探索
    では探索部分はどうか、こちらは基本的にはローグ系のゲームと何ら変わりありません。
    いつもどおりの部屋と通路が構成され、アイテムや敵が配置され探索する…と言った感じです。

    アイテムもシレン等をプレイしているなら「ああこれね」と思えるものが多いです。


    そして特に面白いと思った部分が、戦闘までの流れです。
    通路から部屋に入ったら敵が点在しており、直ぐに戦わなくてはいけない。
    しかし、後ろに控えてる仲間を引き入れるにもターンが足りず結局一人で戦うハメに…という事がシレン等でよく起こった現象でした。

    今作では入り口付近に【展開床】というものが存在しており、この上で特定のコマンドをすると仲間を一気に引き入れる事が出来るのですが、この流れ、

    部屋に入る = エンカウント
    展開 = 戦闘開始

    と言う流れが何となくRPGの戦闘を彷彿とし、大変面白いです。

    しかし、【展開床】が存在しない場合もあります。
    その時はいつも通り仲間を引き入れなくてはならないのですが、優秀なスキルに加え、仲間の操作をターン消費無しで切り替えられるシステム等、様々な点で打開出来る様設計されている為、ストレス部分にはなりにくいと感じました。


    ■ゲーム性 : ボス戦
    ボス戦では打って変わって、仲間全員を自分で操作するモードになります。
    仲間一人一人を行動させ、全員終わったらボスが行動をしてまたターンが回ってくる…

    戦闘中考える事が世界樹シリーズと全く変わらない事に驚きました。

    それに加え、移動が出来る事により戦略の幅が大幅に広がっています。世界樹シリーズに逆輸入して欲しい位面白いです。

    悪い点
    ■AI
    恐らくプレイしたユーザーのほぼ全てがンァー!!!となる部分だと思います。細かい部分まで挙げていくと…
    ・残りTPに構わずスキルをぶっ放しまくる(設定で個別に使用をOFFに出来ます)
    - しかし肝心な所では使わない
    ・敵に自ら寄って行く後衛職
    ・迷子になるとフラフラとどこかへ行ってしまうAI

    しかし、これらはローグ系では良くある話で、些細な問題です。しかも上記の問題はサクッと対処出来る様になっています。

    が!!
    一つだけ許せない事があります。それは
    ・自分1人がワープした時、残されたメンバーがバラバラに行動し始めてしまう。
    この一点です。

    ダンジョンの中で単独行動は非常に危険で有ることは火を見るよりも明らかにも関わらず、あろうことかリーダーが居なくなった途端散り散りに行動し始めてしまいます。
    これにも対処はあるには有るのですが、そもそもバラバラに行動しないで欲しい…実は君たち仲悪いのか!?と思ってしまいました。


    ■ボス戦
    大変気に入ってる部分ですが、どうかなと思う部分もありました。
    何時もの世界樹ならアトラスよろしく、対処しないと一撃で死んだり全体攻撃に苦しめられたり等されましたが、単体攻撃や身の回りのみの攻撃ばかりしてくる等、殺意が足りず弱く感じたのが少し物足りませんでしたが、シリーズに慣れていない人たちならば丁度良さそうとは思います。

    移動が加わった事によりヘイトを制御出来る様になり、簡単に攻撃対象から外す事が出来ます。単に運が良かっただけかもしれませんが。


    ■D.O.E
    D.O.Eとはダンジョン存在する強力なモンスターの事で、階層間を移動して徐々に登ってきて街を襲うので、その前に退治するか追い払おう…というものです。
    【砦を建てる】というシステムがあり、これを建てる事で追い払えたり有利な状況で戦う事が出来ます。ここは別に問題は無いです。

    しかし、倒そうとすると少々問題が出てきます。

    単に強いだけなら良いのですが、ダメージを与えられるかどうかが「運」次第なのが問題です。
    状態異常にすると防御力が下がり、ダメージを与えられ様になるのですが、当然確定で入るものでもなく、更に大型になると2つ同時に状態異常にしないといけなかったり等があり、少々煩わしいと感じました。

    【砦を建てる】というシステムは、そこに仲間を派遣する事で侵入してきたD.O.Eと共闘する事が出来る為、幾分か楽になりますが、そもそも単純に強い…と言う方針ではダメだったのでしょうか?
    どう解釈してもイマイチ腑に落ちず、なぜこんな仕様になったのかが理解出来ませんでした。状態異常を強制させるのはどうなんでしょうか…


    ■BGM
    誤解無き様言っておきますと、BGMそのものは総じて良い出来だと思います。

    しかし、使いドコロに違和感を覚えました。

    それは探索中のBGMで、序盤は従来の世界樹シリーズの様なゆったりとした曲が流れますが、後半になると常時世界樹シリーズの戦闘曲のアレンジが流れる様になります。
    アレンジされてダンジョンっぽい曲調にはなっており雰囲気はありますが、少々激しすぎの様な…と感じました。

    多分ですが、ダンジョンそのものでは無くストーリーに合わせて曲を編成したのだと思う事で納得は出来ましたが、少なくとも自分には合いませんでした。
    従来通りの探索BGMではダメだったのでしょうか…?


    ■処理落ち
    1人で探索すると軽快に出来ますが、4人パーティーだと見るからにFPSが落ちているのがわかります。
    FPSの高さそのものがストレスに繋がると私は考えている為、この辺は次回作が出るなら何とかして欲しいなぁと思いました。
    総評
    若干の不満はありましたが、とても良い出来のゲームです。

    不思議のダンジョンと名が付いていますが、その実態はSRPG世界樹と思うべきでしょう。

    特にボス戦はその傾向が強く出ておりますが、見事に融合されており、この辺りは見事だなと思いました。

    恐らく一番の批難対象のAIですが、システム的にストレスの貯まりにくい様色々な救済処置があり、その辺もコントロールしていくゲームと思えばあまり気にならなくなりました。

    レベル上げも救済処置があるので、レベル上げがめんどいと言う人でもサクサクと進める事が出来ます。


    おおよそ万人にオススメ出来る良いゲームだと思います。次回作が出るなら確実に買います。
    プレイ時間
    10〜20時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    4 4 3 5 4
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