スウェーデン時間2015年7月28日,Mionixは,右手用となる光学センサー搭載ゲーマー向けマウス「
Castor」を発表した。
69.99ドル(税別,28日現在のレートにおいて8640円)で予約受け付けを開始している。
Castor
![画像集 No.004のサムネイル画像 / Mionix,使いやすさを追求した右手用ゲーマー向けハイスペックマウス「Castor」](/games/250/G025005/20150729025/TN/004.jpg) |
ふたご座のα星として知られるCastor(カストル,キャスター)からその名が取られた新製品は,比較的シンプルな6ボタン構成を採用してきたマウスだ。Mionixによれば,本体右側面にある二つの凹みが薬指と小指を置く場所として適しており,70.42(W)×122.46(D)×40.16(H)mmという中規模の公称サイズ,そして,グリップ力を高めるために採用した4層のラバーコートとも相まって,「つまみ」「つかみ」「かぶせ」のどの持ち方にも適しているという。
本体右側面には,指を置くための凹みが2つ設けられている
![画像集 No.003のサムネイル画像 / Mionix,使いやすさを追求した右手用ゲーマー向けハイスペックマウス「Castor」](/games/250/G025005/20150729025/TN/003.jpg) |
![画像集 No.006のサムネイル画像 / Mionix,使いやすさを追求した右手用ゲーマー向けハイスペックマウス「Castor」](/games/250/G025005/20150729025/TN/006.jpg) |
本体左側面には,4層のラバーコートとは別に,グリップも設けられていた
![画像集 No.005のサムネイル画像 / Mionix,使いやすさを追求した右手用ゲーマー向けハイスペックマウス「Castor」](/games/250/G025005/20150729025/TN/005.jpg) |
搭載される光学センサーはPixArt Imagingの「PMW3310」(※Mionixの表記では「PMW-3310」。トラッキング速度は最大215IPS(≒5.45m/s),最大加速度は30Gなので,光学センサー搭載モデルとしてはハイクラスと述べていいだろう。
リフトオフディスタンスの調整機能とマウスサーフェスの品質分析ツール「Surface Quality Analyzer Tool」(S.Q.A.T.)により,リフトオフディスタンスの最小化を図ることができるというのもポイントだ。
スクロールホイールとロゴのところに埋め込まれたLEDの色は,MionixのWebサイトからダウンロードできるツールを使うことによって変更可能。マウスボタンへの機能割り当ても含む設定内容は最大5つのプロファイルとしてマウス本体側にある容量128KBのフラッシュメモリへ書き込めるようになっており,32bit ARMプロセッサによって素早く切り替えられるという。
そのほか主なスペックは下にまとめたとおり。総じて,イマドキのハイエンドモデル的な風情だと言っていいのではなかろうか。現在はまだ欧米市場でも販売が始まっていないので,国内発売について語るのは時期尚早だと思うが,この形状が気になったのであれば,Castorの名前を憶えておくといいかもしれない。
●Castorの主なスペック
- 基本仕様:光学センサー搭載ワイヤードタイプ
- ボタン数:6(左右メイン,センタークリック機能付きスクロールホイール,スクロールホイール手前×1,左サイド×2)
- メインボタン耐久性:2000万回(メインボタンはオムロン スイッチアンドデバイス製「D2FC-F-7N)
- 最大トラッキング速度:215IPS(≒5.45m/s)
- 最大加速度:30G
- 画像処理能力:未公開
- フレームレート:6500fps
- 公称加速:なし
- DPI設定範囲:50〜10000DPI(※刻み単位未公開)
- ポーリングレート(USBレポートレート):125/250/500/1000Hz
- データ転送フォーマット:未公開
- フラッシュメモリ:内蔵(※最大5プロファイルを保存可能)
- 公称本体サイズ:70.42(W)×122.46(D)×40.16(H)mm
- 公称重量:141g(※ケーブル込み),93.8g(※ケーブル抜き)
- マウスソール:PTFE
- ケーブル長:2m
- 保証期間:未公開