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[TGS2022]BenQが360Hz表示対応ディスプレイ「ZOWIE XL2566XL」を披露。360Hzは本当に視認性が変わるんです
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印刷2022/09/16 01:59

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[TGS2022]BenQが360Hz表示対応ディスプレイ「ZOWIE XL2566XL」を披露。360Hzは本当に視認性が変わるんです

BenQブース
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 東京ゲームショウ2022(以下,TGS 2022)初日の2022年9月15日,BenQは,同社ブースおよびTGS公式放送で,ゲーマー向けディスプレイの新製品となる「ZOWIE XL2566XLMOBIUZ EX270QMMOBIUZ EX270MMOBIUZ EX480UZ」の4製品と,ゲーマー向けマウスパッド「G-SR-SE(Rouge)」を発表した。
 いずれもBenQブースで実機をチェックできたので,簡単なインプレッションをレポートしよう。

BenQブースでは,ゲーマー向けプロジェクタ「X3000i」(左)でTGS公式番組を投影していた。ちなみに,スクリーンはエリートスクリーン製だ(右)
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360Hz表示の違いに驚くZOWIE XL2566XL


 BenQ ZOWIEブランドのディスプレイは,勝利を強く意識するゲーマー向けのディスプレイであるという。その最新モデルであるZOWIE XL2566XL(以下,XL2566XL)は,垂直最大リフレッシュレート360Hzに対応するのが最大の特徴だ。もっとも,それ以外のスペックは,すでに販売中の「XL2546K」とほぼ同スペックになっており,兄貴分的存在だ。

XL2566XL
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 パネルサイズは,24.5インチで,解像度は1920×1080ドット,TN方式の液晶パネルを採用している。中間調(Gray to Gray)応答速度は0.5msで,VESAのディスプレイ同期技術「Adaptive-Sync」に対応する。そのほかに,残像感を低減する独自技術「DyAc+」,暗所の視認性を向上させる「Black eQualizer」,色の鮮やかさを調整する「Color Vibrace」といった,BenQ製ゲーマー向けディスプレイではお馴染みの機能もを備えている。
 分かる人向けに言うと,XL2546Kと比べて,最大リフレッシュレートとAdaptive-Sync対応の2点が異なるくらいの認識でいい。

 XL2566XLの外観は,これまでのBenQ ZOWIE製品とほぼ同様で,自己主張は控えめだ。ゲーマーの気を散らすPC周辺の要素や,側面からの入射光を抑制できる着脱式の「アイシールド」も引き続き採用している。ケーブル穴やヘッドセットフックなども同様だ。TGS 2022を訪れる予定があるなら,実機をチェックしてみると無駄のなさを実感できるだろう。

アイシールドは,気を散らす周囲のものを物理的に見えなくすることで,ゲームへの集中をうながす。不要なら取り外すこともできる
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スタンド上部に持ち運び用のハンドルがある(左)。左写真の右側に見えるのは,ヘッドセットフックだ。ゲームモードやOSDメニューの設定を変更できる専用リモコン「S.Switch」(右)も,もちろん付属する
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 さて,XL2566XL最大の特徴である垂直最大リフレッシュレート360Hzについても見ていこう。
 今どきのゲーマー向け液晶ディスプレイでは,垂直最大リフレッシュレートが120〜175Hz程度の製品が多く,240Hzというものもいくつかある。すでに60Hzを超えるディスプレイを実用している人は,リフレッシュレートが60Hzから120Hzになったときのことを,あるいは,120Hzから160Hz,さらに240Hzとステップアップしたときのことを思い出してほしい。「さすがにこれ以上リフレッシュレートが高くなっても,もう違いは分からないだろう」と思うかもしれないが,実際は露骨に違う。

モーションブラーでリフレッシュレートの違いを見る「UFO Test」の様子(左)。右写真の上から360fps,180fps,90fpsである。180fpsでもちゃんとブレを視認できた(右)
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 BenQブースでは,XL2566XLを体験できるのだが,たとえば,正面を見ている状態から,一気に後ろを見るように大きくカメラを動かした場合,リフレッシュレート240Hzでも,実はあまりなめらかではない。一方,リフレッシュレート360Hzになると,これがなめらかに感じるし,カメラを急速に動かしている途中でも,周辺の情報をちゃんと認識できるのだ。


 説明員が,「うまく説明できないが,リコイルコントロールが段違いにやりやすい」と述べるので,実際に試してみたところ,これまたやりすかった。1発1発の着弾を追えるような感覚ともいうべきか。フルオート射撃よりも3点バースト射撃あたりで試すと,露骨に集弾率を高められる印象だ。「なんでだろう……」と不思議に感じるほどである。


 動画を見て「本当かな?」と思った人は,TGS 2022のホール2にあるBenQブースでXL2566XLをチェックしてみてほしい。


MOBIUZ


 eスポーツ重視のZOWIEとは異なり,MOBIUZブランドは,良質なビジュアルやサウンドによって,ゲームへの没入感を重視したブランドだ。もちろん,ビジュアル偏重の製品ではなく,垂直最大リフレッシュレートや応答速度なども,しっかりとゲーマー向けに相応しい仕様を備えたディスプレイになっている。
 冒頭でも触れたとおり,今回はEX270QMとEX270M,そしてEX480UZの3製品が発表となった。まずは,EX270QM/270Mから見ていこう。

EX270QM。EX270Mも見た目は同じだ
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EX270QMの背面。ライトがX字を描くように配置されている
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EX270QMに付属する赤外線リモコン。MOBIUZ共通のリモコンだ
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 EX270QMとEX270Mは,MOBIUZ初の垂直最大リフレッシュレート240Hzに対応するゲーマー向け液晶ディスプレイだ。
 まずEX270QMであるが,27インチサイズで解像度は2560×1440ドットのIPS方式液晶パネルを採用して,中間調応答速度は最小約1msというスペックを備える。HDR表示も可能で,AMD独自のディスプレイ同期技術である「FreeSync Premium Pro」にも対応している。色域は,デジタルシネマ向け色空間規格「DCI-P3」のカバー率で98%に達するといった具合で,HDR映像を含めた「映像美を重視しつつ,高い最大リフレッシュレートも必要だ」と考えるゲーマー向けの製品と言えようか。
 BenQ独自のHDR映像の画質調整機能「HDRi」で,映像表現を好みに合わせて調整できるほか,XL2566XLでも触れたBlack eQualizerやColor Vibrace,さらに2.1chの「treVoloスピーカー」(2W×2W+5Wウーファ)を搭載するといった要素もポイントだ。

 一方のEX270Mは,解像度が1920×1080ドットで,ディスプレイ同期技術が「FreeSync Premium」(関連記事)対応で,リモコンが付属しない,といったあたりが主な違いになる。予算やPC環境に応じて,EX270QMかEX270Mを選ぶといったところだろう。

EX270MとEX270QMの主な仕様
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 さて,最後のEX480UZであるが,名称から想像がつくとおり,48インチサイズのゲーマー向け有機ELディスプレイだ。一目見て,「デカくてキレイ!」と思う人も多いだろう。

EX480UZ。手前のDual Senseと比べれば,サイズの大きさが分かるだろう
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デカいだけでなく,MOBIUZにふさわしいスペックを備える
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 サイズだけでなく,スペックも十分にゲーマー向け仕様だ。解像度は3840×2160ドットの4Kで,垂直最大リフレッシュレートは120Hz,中間調応答速度は最小0.1msである。FreeSync Premiumにも対応しており,画質調整機能HDRiも備える。とりわけ,応答の速さは有機ELの強みでもあり,デカい画面でアクションゲームやオープンワールド系のゲームを遊びたい人向けの製品と言える。
 BenQブースでは,ELDEN RINGをプレイできるので,自宅の環境と比べてみるのもいいだろう。設置できそうな部屋があれば,一気に物欲ゲージが高まるはずだ。

サイズが大きく,背面に手を回しにくいからか,インタフェース類は左側面に並んでいる
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背面がX字型に光るのは,EX270QMと同じデザインだ(左)。電源は内蔵しており,右側面にある。本体の上端は極薄だ(右)
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光がとってもキレイなBenQブースでディスプレイの色を確認しよう


 クリエイター向けディスプレイを展開していることもあってか,BenQブースはとても高性能なライトで照らしている。TGS 2022のなかでも,最もライトの色がきれいなブースと言ってもいいくらいで,ディスプレイの発色具合を見るのにちょうどいい。
 ゲーマー向けディスプレイ選びに迷っていて,TGS 2022に足を運ぶ予定がある人は,BenQブースをチェックしてほしい。

布系の大判マウスパッドのG-SR-SE(Rouge)は9月21日発売。BenQ Direct Shopで取り扱うとのこと
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BenQ公式Webサイト


4Gamerの東京ゲームショウ2022特設ページ

  • 関連タイトル:

    ZOWIE(旧称:ZOWIE GEAR)

  • 関連タイトル:

    MOBIUZ

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