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攻略

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
日本でもいよいよ発売された「コールオブデューティ4」(以下CoD4)。連載第3回は,シングルキャンペーンの「ACT III」と「Epilogue」,つまりラストまで一気に紹介する。毎度ながらネタばれとなってしまう部分が少なからずあるので,ゲームをそこまで進める前に記事を読んでしまうのは,あまりオススメしない。
ロシアでの超国家主義派と現政権支持派の対立から発展した内紛により,1万5000発の核兵器が不安定な状況に置かれていた。
中東某国でのクーデター,そしてアメリカ海兵隊への大規模攻撃。一連の事件の黒幕がImran Zakhaevと判明し,徐々にその包囲網を狭めていくSASと海兵隊。
ACT IIでは超国家主義派の武装集団の司令官を務めるZakhaevの息子,「ミスター・青ジャージ」ことVictorを追い詰めるが,彼の身柄の確保には失敗してしまう。Imranはおそらく主義以上に憎しみを米英に抱いており,さまざまな状況証拠から,Zakhaevが核兵器を掌握していることは明らかだ。もはや一刻の猶予もないのである。
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先日掲載されたレビュー記事の冒頭を飾ったZakhaevの恨み節は,このミッションのオープニングで見られるものである。息子であるVictorを奪われ,もはやブチギレ状態のZakhaev。我々が危惧しているのは,もちろんZakhaevが所有していると思われる,あの兵器だ。超国家主義者の暴走をなんとしても食い止めなければならない。
ミッションは,SASのSoapとなってロシアのアルタイ山脈にあるミサイル発射施設に,米英合同の2チームがHALO降下(高高度降下・低高度開傘)により潜入するところからはじまる。しかしこの降下によって海兵隊のGriggsがはぐれてしまう。
すぐにGriggsの捜索を開始し,近くの集落で敵に捕まっているGriggsを発見,救出する。これが終わるとミサイル発射基地に向かうことになるが,先行しているチームが電流柵を突破するために送電を止める必要がある。爆薬を設置して鉄塔を倒してしまおう。
発射基地の周辺施設には敵がウジャウジャいるので,標準で装備しているグレネードランチャーなども駆使しながら進んでいくべし。また敵のRPGを拾ってヘリやトラックを破壊するのも効果的だ。ミサイル発射基地に着いたらアメリカ軍の狙撃チームと合流するが,このとき凄まじい轟音とともに,2発のミサイルが発射されたのを確認することになる。
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司令部ではロシアにミサイルの解除コードの提供を呼びかけつつ,発射された核ミサイルの追跡をしている。2発のミサイルはそれぞれ6発の核弾頭を搭載しており,目標はワシントンDCやニューヨークをはじめとするアメリカ東海岸一帯となっている模様。着弾による推定死者数は4100万人。
ロシアからの解除コード提供を待つまでもなく,ミサイル発射基地の管制室を制圧しなければならない。が,無論すんなり管制室にたどりつけるはずもなく,猛烈な抵抗を覚悟する必要がある。通用門の手前では多数の敵兵士と共に装甲車両までもが登場する。ここではスモークでBMP周辺の視界を奪っている隙に,車体にC4爆弾を設置して破壊しよう。門を通り過ぎても,ミサイルサイロ上でさらなる激戦が展開される。さらに2台の装甲車を破壊するよう命じられるので,C4や落ちているRPGを使うなどして対処しよう。
サイロ上の敵があらかた片付いたあと,Team Threeと合流する。排煙口の鉄扉を切除したのち,管制室に向かうため地下に降下だ。
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管制室は降下地点から500mほど南西の位置にあるらしい。核弾頭が着弾するまでに,そこで解除コードを入力しなければならない。
ここでSASを含むTeam Threeは,二手に分かれることに。Gazと海兵隊は警備室に向かい,SoapとPrice,Griggsの三人は管制室に向かう。いまだロシアから解除コードは入手できていないが,現場で最善を尽くすしかない。
降下した排煙口からダクト内を通ってシャワールームへ侵入。このころ司令部から,入手したばかりの解除コードが送られてくる。管制室に向かう通路は,敵で溢れかえっている。狭いうえに通路が入り組んでいるため,かなりの苦戦を強いられるだろう。フラッシュやグレネードランチャーなど,持っている装備をフル活用して管制室に急ごう。
そうこうしているうちに,Zakhaevは残りのミサイルのカウントダウンを開始する。もちろんこれはSoap達が阻止できるはずもなく,管制室へ続く外扉を通り抜けるころには発射されてしまう。
管制室に着いたらすぐに内部を制圧し,端末にコードを入力。これで発射されたすべての核弾頭は飛行中に破壊され,世界の破滅は免れたようだ。ここで管制室のモニターに,ヘリに乗り込むZakhaevの姿が映る。それと同時にトラックで大量の敵の援軍が来てしまったようだ。すぐに脱出しなければ……。ほかのチームやGaz達と合流するため,地上の車両庫に向かおう。
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車両庫で3台の四輪駆動車に乗り込み,脱出を図る。すぐに敵の追跡を受け,カーチェイスをしながらの銃撃戦だ。空にはZakhaevの乗ったハインドが舞っており,地上に容赦ない攻撃を加えている。
しばらく続く車上の銃撃戦はハインドが橋を破壊することにより終結する。Soap達は崩落寸前の橋でかろうじて生き残ったものの,橋はすぐに崩壊するので急いで脱出しなければならない。続々と到着する敵の援軍,もはや陸路での逃走経路は断たれてしまった。もうなす術がない。
味方の援軍の到着はまだまだ先だが,そこに現政権支持派のロシア軍人Kamarovから無線が入り,3分で救援に駆けつけてくれるというが……。
ここから先の劇的なラストシーンは,ぜひご自分の目で確認していただきたい。

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Soapのその後という設定だろうか? テロ集団にハイジャックされたVIP専用機から,要人を救出するミッションだ。天井を焼き切って内部に潜入,多数のテロリスト達を一掃しなければならない。飛行機は2階建て構造になっているので,2階の奥にいるVIPを救出して飛行機から脱出すればミッション成功となる。
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なんとも……なラストが待っている,CoD4のシングルプレイキャンペーン。短すぎるという批判を受けることも多いが,内容は「これ以上はない」というくらい充実していたのではないだろうか。
シナリオもさることながら,美しいグラフィックス(でありながらサクサク動く),豊富かつ自然なキャラクターの挙動,プレイヤーを縛り過ぎない適度なリアリティなど,それらが高次元でかみ合っているのだ。つまりはゲームとしての完成度,トータルバランスの勝利であり,ひいてはキャラクターへの没入度として昇華されているはずだ。CoD4をプレイすれば,長らく忘れられない作品となることだろう。
さて,次回からはいよいよCoD4連載も後半に突入し,人気の高いマルチプレイの解説編となるので,筆者はとても楽しみだ。皆さんもお楽しみに。
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- 関連タイトル:
コール オブ デューティ4 モダン・ウォーフェア
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