特集 : E3 Media and Business Summit 2007

E3 Media and Business Summit 2007

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 あの「E3」が,今年から正式名称を「E3 Media and Business Summit」(略称E3 Summit 2007)という名に変えて再スタートした。主催者は,これまで同様に北米のゲーム業界団体ESA(Electronic Software Association)で,7月11日から13日までの3日間にわたり,カリフォルニア州ロサンジェルス市郊外にあるサンタモニカ市で開催されることとなる。

 「E3」といえば,ゲーム市場に大きな影響を与える一大ゲームイベントとして,多くのゲームファンにもお馴染みだろう。しかし今年からは,大音響と無数の巨大スクリーンに囲まれた,これまでの華やかなトレードショウとしてのイメージはなく,よりビジネス寄りのイベントになった雰囲気がある。参加企業の規模は,ほぼESAの正規メンバーに限られた35社程度で,前年までの10%にすぎない。それでも,参加しているメーカーが,今後発売する大作や期待のソフトの多くを紹介しており,より静かな環境でじっくりとゲームについての説明が行われるという趣向なのである。
 これまでとは様子が違うので,我々4Gamerの取材班もドギマギしているのだが,このE3 Summit 2007で紹介される,今年の年末から来年にかけて登場するであろう新作の数々を,余すところなく紹介していく予定だ。ぜひ,お楽しみいただきたい。 (ライター:奥谷海人)

 

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 ウクライナのGSC Game WorldがE3 Summitで公開した新作は,ヒット作「S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl」の一年前の姿を描く「S.T.A.L.K.E.R.: Clear Sky」。なによりもそのグラフィックスの進歩に目を奪われるClear Skyによって,前作で残された数々の謎が解けることになるのだろうか? 発売日は大丈夫なのだろうか? などをレポートしよう。

 

 ここ1〜2年,PCゲーム業界ではロシア勢が急速に勢力を伸ばしてきている印象がある。(PCゲームに限れば)ロシア最大のパブリッシャ/デベロッパであるAkellaも,そのラインナップの中には,欧米の巨大パブリッシャに見劣りしないタイトルがいくつか見られるようになってきた。ここではそのうち,4作品を紹介しよう。

 

 PCゲーマーにとって,Microsoft Media Briefingでの最大の収穫は,なんといっても「Gears of War」PC版の登場が公式に発表されたことだろう。Xbox 360用ゲームとして最大のヒットを達成したアクションシューティングがいよいよPCでも遊べるというのだから,ちょっと身を乗り出さずにはいられないというもの。PC版がどうなるか,現在分かっていることをまとめてみた。

 

 E3 SummitおよびChinaJoy期間中にあって,アクセスランキングでトップを独走していたのが,「ファイナルファンタジーXI アルタナの神兵」の新情報だ。しかし,ファンは「もっともっと知りたい!」と思っているはず。例年どおり,FFXI プロデューサーの田中弘道氏やグローバル オンライン プロデューサー Sage Sundi氏,そして「アトルガンの秘宝」「アルタナの神兵」ディレクターの小川公一氏がE3に参加していたので,この新拡張データ(を含むあれこれ)について,色々と聞いてみた。

 

 ボリュームがありすぎて複雑なゲームとなってしまったのが問題点の一つとされていた「Empire Earth」シリーズだが,今回のE3 Summitでは,違ったゲームに見えるほどに簡素化された最新作「Empire Earth III」が出展されていた。選べる文明は三つ,進化する時代は五つとなり,これまでよりも随分とスリム化された印象だ。

 

 20年後の地球を舞台に,石油資源の奪い合いから発展した世界大戦を描くFPS「Frontlines: Fuel of War」は,「Battlefield」風のゲームながらもシングルプレイヤーモードも含むボリュームたっぷりな作品。発売日が2008年1月に延びたものの,軽快なアクションが人気を呼ぶ可能性は十分にありそうだ。

 

 2002年の発表以来,すでに5年もの歳月にわたってFlying Lab Softwareが開発を続けてきたMMORPG「Pirates of the Burning Sea」。序々に進化を遂げており,ようやくクローズドβテスト段階にまで進行した。大航海時代のカリブ海で,海賊や将校,商人として道を極め,自分の船を操って海戦を満喫しよう。

 

 新生E3の問題点の一つは,中小のゲームメーカーがオミットされてしまうこと。小さな会社の意外な傑作を掘り起こすこともゲームジャーナリズムの仕事だと思うのだが,それをE3 Summitに期待することが難しくなってしまったのだ。そんな中,数少ないロシア/東欧勢としてE3に参加したのが1C Company。最近いい感じでタイトル数を伸ばしている彼らの期待作を見た。

 

 7月12日,E3 Summit 2007のメイン会場であるFairmont Hotelのカンファレンスルームにおいて,THQプレスカンファレンスが開催された。THQは,2006年の売り上げが初めて10億ドル(1200億円)に達するなど,最近堅調な伸びを示している注目のメーカー。充実したラインナップを紹介しつつ,ライセンスゲームだけに頼らないオリジナルIP(知的財産)を増やしていくという心構えを見せるものであった。

 

 ここ最近,「Halo」といえば「Halo 2」! というのはPCゲーム業界の話で,Xbox 360界隈では「Halo 3」のリリースが大いに話題になっている。E3 Summit 2007でも,日本のメディアを対象とした説明会が行われたので,その模様をお伝えしよう。そこで説明されたのは,セーブドフィルムという機能。この機能はつまり,バトルフィールドシリーズのバトルレコーダーみたいなもの。もちろんXbox 360ならではの展開も考えられているようだ。

 

 スタンドアローンでも遊べてしまううえ,しかも“オリジナル”よりコンテンツは豊富。2006年にリリースされて高い評価を受けたRTSの“拡張パック”「Company of Heroes: Opposing Fronts」は,続編とすらいえそうなほどサービス精神旺盛な内容だ。プレイヤーは,第二次世界大戦におけるイギリス軍ドイツ軍でプレイすることになる。

 

 日本でも定評のある歴史RTSシリーズの最新拡張パック「Age of Empires III: The Asian Dynasties」が,E3 Summit 2007の展示会場Barker Hangarにてプレイアブル出展されていた。「Age of Empires III」の拡張パックとしては第2弾となる本作では,日本中国インドの3か国がフィーチャーされている。

 

 コンシューマ機専用タイトルとしてヒットした「Mercenaries」(邦題 マーセナリーズ)の続編「Mercenaries 2: World in Flames」が,Barker Hangarのエキスポ会場で展示されていた。一人の傭兵となり,対立し合っているいろいろな組織から仕事を受けて暴れまくるという,一見シリアスだが実は意外と陽気な三人称視点アクションだ。PC版初登場となる本作に軽く迫ってみよう。

 

 シリーズ11作目となったElectronic Artsの長寿レーシングゲーム最新作「Need for Speed: Pro Street」は,独自のAutoScript技術がさらにパワーアップし,プレイヤーのドライブテクだけではなくチューニングスキルにもスポットライトが当てられることとなった。物理エンジンも一新したほか,“新くびれの女王”こと大橋沙代子さんがゲームに登場することが発表されている。ついに首都高速での爆走をNFSで楽しめるのだ!

 

 これからリリースされるRTSビッグタイトルのなかでも,Blizzard Entertainmentの「StarCraft II」ほど世界的に注目を集めているものはないだろう。E3 Summit 2007で見ることのできた15分程度のムービーでは,同作に登場する3勢力の一つ「Protoss」の新ユニットがすべて公開されたので,特徴をかいつまんで説明してみたい。

 

 「Crysis」のグラフィックスがキレイだと書いても「何を今さら」という雰囲気だが,E3 Summitのエキスポ会場でプレイアブル展示されていたCrysisは,やはり圧倒的である。そろそろデモ版の公開,そして製品の発売も視野に入ってきた本作。短い時間だったが,プレイしてみたインプレッション最新画像/情報などをどうぞ。

 

 「Half-Life 2: Episode 2」と同日(10月9日)にリリースされる予定の斬新なパズルゲーム「Portal」が,Xbox 360版ながら,初めてプレイアブル出展されていた。ASHPD(Aperture Science Handheld Portal Device)で壁や天井にポータル(出入り口)を開け,行動範囲を広げたり,オブジェクトを動かしたりして問題を解決していくという,ちょっと不思議な一人称視点のパズルゲームである。

 

 リリースが一年以上も遅れているGearbox Softwareの「Brothers in Arms: Hell's Highway」だが,見るたびに作り込まれていくのが分かる。今回,Ubisoftのカンファレンスで紹介されたデモでは,時計台に立てこもる敵を,味方のバズーカ砲兵に指示して射止めるなどの新たな要素が紹介され,シリーズ1200万本の新作への期待が高まるばかりだった。

 

 [E3 2007#01]のMicrosoft Media Briefingレポートでお伝えしたように,Microsoftはこの日,Xbox 360タイトル「Gears of War」のPC移植版が発売されることを正式に発表した。このとき同時に,「あつまれ!ピニャータ」PCへの移植も発表されているのだが……4Gamerの連載記事でも扱ったこのタイトルの移植について,先述の記事では触れていないじゃないか。というわけで,あらためてここでお伝えしよう。

 

 E3 Media and Business Summit 2007(以下,E3 Summit)が無事スタートし,北米のゲーム業界も新たなスタートを切った。これまで世界最大規模のゲームイベントを誇ってきたE3は,どのような変化を見せたのか。そして,なぜ変化する必要があったのかを,会場からレポートしよう。

 

 往年の名作,ターン制ストラテジーの「Jagged Alliance」が3Dになって帰ってくる……というと,既視感を覚える人もいるだろう。詳しい人なら,確か「Jagged Alliance 3D」という名前で発表され,その後タイトル名が変わったことまで覚えているかもしれない。しかし,Akellaブースで展示されていた「Jagged Alliance 3」は,また別タイトルなのだ。

 

 2007年11月の発売を前に,早くもUbisoft看板タイトルの座に昇格した「Assassin's Creed」。E3 Summit 2007に合わせて開催された同社のプレスカンファレンスでは,暗殺ミッションの流れが報道陣に公開されたので,滑らかでスピーディな動きはそのままに,ゲーム性に磨きがかかってきた同タイトルを,新たに入手したスクリーンショットとともにレポートしたい。

 

 全世界で350万アカウントを誇るオンラインRPG,「Guild Wars」。その拡張パック「Guild Wars: Eye of the North」のデモが,NCsoftのプライベート・ミーティングルームで公開されていた。既存のGuild Warsプレイヤーをターゲットにしたものということだが,ファンに向けたサービス精神がありありと伝わってくる内容で,Guild Warsファンにとっては嬉しい拡張パックになりそうだ。

 

 PCゲーム専門の情報サイトである4Gamerだが,PC版が出ることが確実である場合など,例外的にコンシューマゲームの記事を載せることがある。前作がPCに移植されている「Fable 2」は,人気クリエイターのピーター・モリニュー氏が制作の指揮を執っているということもあり,十分扱う価値のあるタイトルだろう。残念ながら本作がPCに移植される確率は37.257%(!?)とやや低めだが,モリニュー氏自らが行った解説の模様をお伝えする。

 

 撮影禁止,録音禁止,スクリーンショットなどの素材提供なし。厳しい条件の課せられたスニークプレビューがMonolith Productionsによって行われた。タイトルすら決まっていないという謎のFPSだが,その内容はといえば,超がつくほどハイレベルなグラフィックと,爽快感満点の撃ち合いに,“謎の少女”までついてくるのだ。さて,その正体は?

 

 「キングダム・ハーツ」や「Toontown Online」を始め,ゲーム業界でも何かと話題に上ることが多いディズニー。そのゲーム部門であるDisney Interactiveが,「Thief」や「Deus Ex」などコアなゲーム作りで知られるウォーレン・スペクター氏の設立したJunction Point Studiosとの共同制作を発表した。作品の詳細には触れられなかったものの,PCゲームファンにとっては,かなり興味深い話題である。

 

 Microsoftで,Games for Windows担当のグローバルディレクターと,Games for Windows - LIVE担当のジェネラルマネージャーという,まさにGames for Windowsのキーマンと呼べる二人に話を聞くことができた。内容は,多分にリップサービスの含まれたものに思えたが,一PCゲーマーとしては,期待が高まる内容だったのは間違いない。

 

 Midway Entertainmentのプレスカンファレンスにて,4人編成のスクワッド(分隊)を組んで未知のエイリアンと戦うFPS「Blacksite: Area 51」が公開された。隊員に命令を与える操作体系やモラルシステムなどに工夫が見られるほか,Unreal Engine 3によるグラフィックスも見事。全体的にクオリティの高いFPSに仕上がっているようだ。

 

 長年PCゲームの人気シリーズとして君臨する「Sid Meier's Civilization」だが,その最新作は,PC以外のプラットフォームで展開されることになるようだ。シリーズ最新作である「Sid Meier's Civilization Revolution」は,Wii,PlayStation 3,Xbox 360といった次世代機用のタイトルとして現在開発中。発売は,2008年春を予定しているという。

 

 「BioShock」は,Ken Levine氏率いるIrrational Gamesの最新作。2006年のE3ではアクション/アドベンチャー部門でゲーム・オブ・ザ・イヤーを獲得するなど,業界やファンからの注目度が高い作品だ。あれから1年以上の時を経て,今回公開された最新のビルドは,2006年のデモとは比較にならないほど,大きな進化を遂げていた。

 

 1989年の登場以来,カリスマクリエイターであるウィル・ライト氏の下で連綿と続いてきたSimCityシリーズだが,最新作である「Sim City Societies」は,ライト氏ともMaxis(現Electronic Arts Sims Division)とも無関係に作られることとなった。PC版としては初の試みであり,大きく変わったゲーム性についてはファンからも賛否両論。英断か,はたまた失策か? E3 Summit 2007に展示されていた本作をレポートしよう。

 

 Electronic Artsは7月11日,E3 SummitのFairmont Hotel会場においてプレスカンファレンスを行った。そこでは,まったくと言っていいほどPCゲームには触れられなかったのだが,“ソフトウェア・ジャイアント”である同社が,今後はWiiやNintendo DS,モバイルやオンラインゲームなどのカジュアルゲームにも力を入れていくことを宣言する内容が発表された。

 

 第二次世界大戦を舞台とするFPS,メダル オブ オナーシリーズの最新作である「Medal of Honor: Airborne」。これまでの「メダル オブ オナーといえばスクリプト」というゲームシステムを排し,戦場のどこにでも下りて戦えるという特徴的な設定と優れたAIにより,リプレイ性の高いアクションゲームを目指しているのである。

 

 Microsoft Media Briefingでも,目玉の一つとして紹介された人気FPSシリーズの最新作「Call of Duty 4: Modern Warfare」。大作や注目作がひしめく2007年のFPSシーンに殴り込みをかけてきた本作の新情報を,Activision Publishingのカンファレンスの発表内容や,新たに公開されたショットとともにまとめてみよう。

 

 NCsoftの「Aion: The Tower of Eternity」といえば,NCsoftの“次期主力MMORPG”として注目されているタイトルだ。韓国では7月末から第一次クローズドβテストが行われる予定で,その直前となるE3 Summitでは,さぞかし開発の進んだバージョンが公開されるだろうと思ったのだが……残念ながらブースには展示なし。しかし別ホテルに用意されたクローズドなミーティングスペースで動くものを見せてもらえたので,その模様をお伝えしよう。

 

 業界の重鎮,リチャード・ギャッリオット氏がNCsoftで開発中のオンラインRPG「Tabula Rasa」も,いよいよリリース時期が間近に迫ってきたようだ。Ultimaシリーズでは「ロード・ブリティッシュ」としてたびたび登場してきた氏だが,Tabula Rasaでは新たな名で登場するという。今回,そんなギャッリオット氏に直接お話を聞いてきたのでレポートしよう。

 

 規模を縮小し,お祭りムードを払拭したE3だが,各メーカーがE3とは別に行うプレスカンファレンスは,相変わらず派手派手ムードでとても面白い。話題の中心はもちろんXbox 360の最新作だが,いろいろな点でPCとの垣根が低いXbox 360には,我々PCゲーマーもちょっと気になるタイトルがいくつも登場していたのだ。E3の前哨戦となるこのイベントのレポートをお届けしよう。

 

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ムービー・スクリーンショット集

 E3 SummitのUbisoft Entertainmentカンファレンスで公開された「Assassin's Creed」のプレイの様子を収録した,直撮りムービーを4GamerにUpした。約9分間にわたり,ミッション一つ分がまるまる収録されており,これまであまりよく分からなかった本作のプレイフィールが細かく確認できる。本作に期待している人はお見逃しなく。

 

 「EverQuest II」の新拡張パック「EverQuest II: Rise of Kunark」では,「Sarnak」というドラゴンに似た人型種族が追加されるほか,Emerald Jungle,Skyfire Mountainsなど,新たな(そして初代「EverQuest」ファンには懐かしい)ゾーンが多数追加される。E3 Summitでは本作も展示されていたので,Sarnakで新ゾーンを巡り,その様子をムービーに収めてきた

 

 THQのプレスキットにあった,PCゲーム2タイトルのプロモーションムービーを4GamerにUpした。2タイトルとは,人気RTSの(単体起動可能な)拡張パック「Company of Heroes: Opposing Fronts」と,公道で過激なカーレースを行う「Juiced 2: Hot Import Nights」。どちらも1280×720ドットという高解像度でゲームシーンを楽しめる。

 

 ストラテジーゲームの大御所「Civilization IV」の最新拡張パック,「Civilization IV: Beyond the Sword」は欧米でのリリースが来週に迫っている。拡張パックとしては驚くほどのボリューム感が魅力的なこの一本。2K Gamesから入手したムービーおよびスクリーンショットと共に,やがて完全日本語版として我が国でも発売される予定の本作を紹介していこう。

 

 新生E3 Summitではすっかり規模縮小してしまったエキスポ会場。その片隅にブースを構えるロシアのパブリッシャ,Akellaはいつものように開発中の盛りだくさんのタイトルを次々にメディアに見せ,かつてのE3を思わせる勢いを感じさせていた。そんな中,ちょっとだけプレイアブルであとはムービーという形で紹介されていたのが「Showdown: Scorpion」なのだが,いや,これはなかなか……。

 

 大航海時代を舞台にした新作MMORPG,「Pirates of the Burning Sea」直撮りムービー3本を4GamerにUpした。本作のインタフェースはもちろん,水の表現の美しさや,戦闘システムなどを確認できるので,海にロマンを感じる人なら,とりあえず見ておくことをお勧めする。きっと本作をプレイしたくなるはずだ。

 

 E3 SummitのBarker Hangarに展示されていた「Crysis」の,直撮りムービー3本を4GamerにUpした。海辺の村を舞台にしたシングルプレイが楽しめるこのデモでは,Crysisの最大のお楽しみの一つである“ナノスーツ”のさまざまな機能がチェックできる。透明になったり,猛烈なダッシュをしたりと,ハイテクの限りを尽くしたナノスーツの威力をぜひ見てほしい。

 

 これまでPlayStation 3版だけが発表されていた「Unreal Tournament 3」だが,“公然の秘密”だったPC版に加え,Xbox 360版もリリースされることがE3 Summitで発表された。各社のカンファレンスでデモが行なわれるなど,「Gears of War」をプラチナヒットさせたEpic Gamesの新作に対する期待の高さが伺えた。

 

 「Jagged Alliance 3」プロモーションムービーを4GamerにUpした。Wizardryの開発元でもあるSir-Techが生み出した「Jagged Alliance」は,傑作として名高いターン制ストラテジー。そのシリーズ最新作となるJagged Alliance 3でも,従来作の魅力である,戦術における最適解をじっくりと考えられるゲームシステムが踏襲されている。“戦闘といえばWiz”という人も,ぜひこのムービーで本作の雰囲気を見てほしい。

 

 Activisionのカンファレンスで公開された注目のマルチプレイFPS,「Enemy Territory: Quake Wars」のトレイラーを4GamerにUpした。実はこれ,見てもらえば分かるがXbox 360のもの。インゲームのシーンを主とした内容だが,PC版に比べてほとんど遜色ないグラフィックスが確認できる。興味のある人はぜひ見比べてみよう。

 

 10月31日の正式サービス開始に向け,現在βテストが繰り返されているMMORPG「Age of Conan: Hyborian Adventures」プロモーションムービーを,4GamerにUpした。蛮刀と蛮刀で斬り結ぶ血なまぐさい戦いや,ギルドとギルドがぶつかる大規模戦闘,魔法のエフェクトやモンスターとの戦いなど,Age of Conanの要素が過不足なく収録された,ファン必見のムービーだ。

 

 Midway Entertainmentと,映画監督のジョン・ウー氏が設立したTiger Hill Entertainmentが制作するアクションゲーム,「Stranglehold」。いよいよ8月に発売が迫った本作のプロモーションムービーを4GamerにUpした。まるで映画の予告編のような,迫力あるムービーとなっているので,アクションゲームファンだけでなく,映画ファン,鳩ファンにもぜひ見てほしい。

 

 いやー待った待った。10月9日にいよいよ発売される,Valve最新作「Half-Life 2: Episode Two」「Team Fortress 2」,そして「Portal」の3本。開発が若干遅れていたものの,いずれもE3 Summitでプレイアブル展示されていたので,これ以上の遅れはまずなさそう。というわけで,各タイトルの直撮りムービーと,新公開のスクリーンショットをお届けしよう。

 

 E3 Summit 2007におけるActivision Publishingのカンファレンスに合わせて公開された,「Call of Duty 4: Modern Warfare」オフィシャルトレイラームービーを4GamerにUpした。ゲームの背景を現代の戦いに移したことで注目される本作。息をつかせぬ戦闘が次々に展開され,FPSファンなら思わず遊んでみたくなるムービーだ。

 

 あのRichard Garriott(リチャード・ギャリオット)氏自らが,「Tabula Rasa」を解説しているという,ファンにはたまらない(と思われる)ムービーを4GamerにUpした。また,約20分のデモンストレーションの概要も併せて紹介しているので,「ロード・ブリティッシュってナニ?」という若いオンラインゲームファンもお見逃しなく。

 

【この記事へのリンクはこちら】

https://www.4gamer.net/specials/e3_2007/e3_2007.shtml