あの「E3」が,今年から正式名称を「E3 Media and Business Summit」(略称E3 Summit 2007)という名に変えて再スタートした。主催者は,これまで同様に北米のゲーム業界団体ESA(Electronic Software Association)で,7月11日から13日までの3日間にわたり,カリフォルニア州ロサンジェルス市郊外にあるサンタモニカ市で開催されることとなる。
「E3」といえば,ゲーム市場に大きな影響を与える一大ゲームイベントとして,多くのゲームファンにもお馴染みだろう。しかし今年からは,大音響と無数の巨大スクリーンに囲まれた,これまでの華やかなトレードショウとしてのイメージはなく,よりビジネス寄りのイベントになった雰囲気がある。参加企業の規模は,ほぼESAの正規メンバーに限られた35社程度で,前年までの10%にすぎない。それでも,参加しているメーカーが,今後発売する大作や期待のソフトの多くを紹介しており,より静かな環境でじっくりとゲームについての説明が行われるという趣向なのである。
これまでとは様子が違うので,我々4Gamerの取材班もドギマギしているのだが,このE3 Summit 2007で紹介される,今年の年末から来年にかけて登場するであろう新作の数々を,余すところなく紹介していく予定だ。ぜひ,お楽しみいただきたい。 (ライター:奥谷海人)