「カラテカ」のすべてを収めたインタラクティブドキュメンタリー「The Making of Karateka」，8月29日のリリース決定

　Digital Eclipseは，「The Making of Karateka」を2023年8月29日（日本では8月30日）にリリースすると発表した。対応機種はPC（Steam，Epic Gamesストア，GOG.com）およびPlayStation 5，Xbox Series X|S，PlayStation 4，Xbox Oneで，価格は19.99ドル。9月にはNintendo Swich版がリリースされる予定だ。

「The Making of Karateka」公式サイト

　7月13日に掲載した記事でお伝えしたように，「The Making of Karateka」は，1984年にApple II版がリリースされたアクションゲーム「カラテカ」（Karateka）をテーマにしたもので，カラテカの復刻版だけでなく，開発ドキュメントやプロトタイプ映像，開発者，関係者へのインタビューなど，作品にまつわる豊富なコンテンツも視聴もできるというインタラクティブムービーだ。


　オリジナル版を開発したのは，当時イェール大学の学生だったジョーダン・メックナー（Jordan Mechner）氏で，授業の合間にプログラミングを学んだことからゲーム開発を思い立ち，苦労を重ねた結果，空手をテーマにした格闘ゲームを作り上げた。カラテカはその後，さまざまな機種に移植されてヒットを記録し，格闘やアクションゲームジャンルに大きな影響を与えた。


　Digital Eclipseは，「Atari 50: The Anniversary Celebration」や「Teenage Mutant Ninja Turtles: The Cowabunga Collection」などで知られるメーカー。「The Making of Karateka」には，ピクセル1つ1つにこだわってオリジナルを再現した復刻盤と，メックナー氏の未公開プロトタイプをベースにした高速ツインスティックシューター「Deathbounce: Rebounded」の2本が収録されている。Steamのストアページによれば，少なくともPC版は日本語に対応するとのこと。