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「ニコニコ超会議2023」フォトレポート。ステージイベントは声出しも解禁,参加者にニコニコ笑顔が浮かんだ会場の様子をお届け
ニコニコ超会議2023 |
4Gamerでは,例年通りのフォトレポートをお届けする。ただ,「超歌舞伎」や「勝利の女神:NIKKE」ブース,「Tower of Fantasy(幻塔)」ブースは別記事にて紹介しているので,そちらを確認してほしい。
「ニコニコ超会議2023」公式サイト
●VANTAN×FAV gaming
まずはゲーム関係をいくつか紹介していこう。VANTAN×FAV gamingでは,ゲーミングチーム「FAV gaming」所属のプロゲーマーによって,タクティカルFPS「VALORANT」のレクチャーを開催していた。初級者・中級者・上級者向けとレベル分けされており,初プレイでも楽しめる仕組みに。参加者も,がっつりとやり込んでいる人ではなく,初級や中級に属する人が多い雰囲気であった。
●東京デザインテクノロジーセンター専門学校×東京アニメ・声優&eスポーツ専門学校
このブースでは,出張コラボオープンキャンパスを開催。覗いてみると,VTuberの制作体験などを実施してた。近年,ゲームとVTuberはセットみたいなところがあるので,興味がある人は同学校をチェックしてみるといいかもしれない。
●マイクラスクエア2023
「マインクラフト」(PC / PS4 / Xbox One / Switch / iOS / Android)のユーザーイベント「マイクラスクエア2023」では,正式版以前のアップデートも網羅した年表を展示していたほか,マーケットやスクショコンテストなども行われていた。
スクショコンテストの作品はどれもすばらしかったので,そのいくつかを紹介しておこう。
●超痛車天国 in ニコニコ超会議2023
例年,気合の入った痛車が展示される超痛車天国。今年もおなじみのミクさん(初音ミク)や,「ウマ娘 プリティーダービー」(iOS / Android / PC)などのゲーム系が目立っていた。
なお,漫画やアニメで人気の「ゴールデンカムイ」の痛車があり,テール側に“薩摩ホグワーツ”とあったので,ゲーム関連のブースとする。
フィオナ役・石見舞菜香さんがステージ出演。最新アップデートの試遊も楽しめた「Tower of Fantasy(幻塔)」ブースをレポート[超会議2023]
オープンワールドRPG「Tower of Fantasy(幻塔)」が,2023年4月29日・30日に開催された「ニコニコ超会議2023」に出展されていた。5月11日に予定されているアップデートの試遊や,コスプレイヤーの撮影会が行われていた特設ブースの様子をお届けする。
「Tower of Fantasy(幻塔)」ブースに立ち寄った際にいたコスプレイヤーさん |
総勢27名! コスプレイヤーによるリアルガチャはロマンがいっぱい。「勝利の女神:NIKKE」ブースレポート[超会議2023]
2023年4月29日と30日に千葉の幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議2023」。ガンガールRPG「勝利の女神:NIKKE」のブースには,コスプレイヤーによるリアル10連ガチャエリアや試遊コーナー,等身大ラピ展示エリアなどが用意され,多くの指揮官を楽しませていた。
なおゲームではないが,超ボーカロイドエリアには,16周年を迎えるミクさんを中心に,ボカロ曲オンリーのステージやバーチャル写真館などがあった。DTM用アプリケーションから出発し,ゲームやアニメなどの世界へと広がったミクさん。単独イベントの「マジカルミライ」も10周年を迎えるなど,本当にすごいなと思う。
「超歌舞伎 Powered by NTT」レポート。中村獅童さんと初音ミクが共演した“御伽草紙戀姿絵”は最新の技術でさらに進化[超会議2023]
2023年4月29日と30日に幕張メッセで開催された「ニコニコ超会議2023」。イベントホールでは,日本の伝統文化と最新テクノロジーが融合した「超歌舞伎 Powered by NTT」が実施された。中村獅童さんと初音ミクが共演した,同公演の様子をお届けする。
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- ライター:内藤ハサミ
ゲーマー的には気になる人も多いであろう,Portalgraphの展示もあった。こちらは,過去に掲載した「TOKYO SANDBOX 2023」のレポートをチェックしてほしい。
ホール8では,「スプラトゥーン甲子園2023 関東地区大会」を開催。「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム フォトスポット」も用意されており,親子連れで賑わっていた |
●企業関連
「ニコニコ超会議2023」の来場者傾向だが,現地で見る限り,男女の比率はほぼ5:5。年代は子供から中高年までと幅広く,意外と偏りがない感じだ。それもあってか,さまざまな人にアピールを行いたい企業や自治体,研究機関の参加も多い。
つくばに拠点を構える高エネルギー加速器研究機構(KEK)は,「加速器だから見える世界。」と題したブースを初出展していた。
研究内容や施設の紹介,アトラクションなど用意しつつ,適宜研究者によるトークもアリと充実した内容に。ちなみに「加速器だから見える世界。」は,KEK50周年時に公募から決定したキャッチコピーで,筆者も審査員として参加している(編注:KEKを撮り始めてから12年ほどだそう)。
超KEKブース |
若い広報さん。「ニコ超には子供のころ遊びにきていたんですが,出展する側になるとは思わなかった」とのこと |
本当の施設は立ち入りが難しい場所ということもあり,バーチャルツアーが用意されていた |
研究者によるトークの様子。話をしているのは,物理学者で,大学共同利用法人 高エネルギー加速器研究機構・素粒子原子核研究所の准教授である多田 将博士 |
昨年は岩手県ブースにあった超電導加速空洞のディスプレイも |
同加速空洞内部 |
少々脱線するが,加速器とはおもに電子や陽電子をほぼ光速まで加速し,ビームを衝突させたり放射光で微細を見たり,またはビームをターゲットに当てて何かしらの現象を調べるものだ。
医療方面では放射線治療に活用されており,用途範囲は多岐に渡る。見た目としては大変Mechであり,ゲーマーとの相性はいいはず。
ともあれ,日本のあちこちにある加速器の中でもっともゴツイ加速器がKEKにあるのだ。最近では,仮面ライダーシリーズの撮影舞台にもなっているため,なんとなく調べてもいいし,例年9月上旬開催の一般公開で実際に目にしてみるのもいいだろう。
KEKにあるBelle II測定器。8m×8m×8mと巨大。その中央でビームが衝突する仕組み(撮影場所:KEK) |
加速器のほとんどは電磁石で構成される。WASD移動したくなる読者が多いと思われる(撮影場所:KEK) |
超神社サミットでは,コンバムが産業用ロボットアームによるデモをしつつ「真空,吸着,玉絵,奉納」をテーマにした展示を行っていた。
玉絵を描くためのボールを真空で吸着し,奉納したあとはロボットアームにより運ばれて,おみくじになるといった内容だ。クネクネと動く産業ロボットを生で見る機会はあまりないため,ボーイたちの目が大変輝いていた。
お馴染みの参加である自衛隊。今回は,無人機であるUAV(中域用)スキャンイーグル2と,戦闘機F-2で使用されているジェットエンジン「F110-IHI-129B」の展示が目を引いていた。
ホリエモンこと,堀江貴文氏がロケットの解説をしていた超宇宙開発ブース。昨年に引きつづき,インターステラテクノロジズのロケットの実機展示も行われていた。
「手の届くところにロケットがある」といった見せ方がうまく,宇宙開発は身近なものだという周知がよく機能していた印象が強い。
太陽誘電ブースでは,セラミックコンデンサのアピールを中心に行っていた。一部ゲーマーやおっさんゲーマー諸君であれば,次の写真を見て「CEATECのノリ」と思うはずだが,会場ではあまりにCEATEC過ぎて逆にいい感じに浮いていた。
日清カップヌードルの謎肉ガチャやホロライブ関連のブース,ミニ四駆コーナーなど盛りだくさんの内容だった「ニコニコ超会議2023」。公式発表によると,会場来場者は11万8797人で,昨年の9万6160人を大きく上回っている。
次回はさらなる盛況なイベントになることを期待しつつ,会場の様子を伝える写真にて本稿を締めさせてもらう。
「ニコニコ超会議2023」公式サイト
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