Xbox Oneの販売台数はPlayStation 4の半分以下。海外メディアが裁判資料を元に報じる

　Xbox Oneの販売台数は，PlayStation 4の半分以下だったと海外メディアが報じている。イギリスのEurogamerが8月14日に掲載した記事によれば，MicrosoftがActivision Blizzardの買収（関連記事）に関連してブラジルのCADE（経済擁護行政委員会。日本の公正取引委員会に相当）に提出した裁判資料で明らかにされた。


　提出された文書には，「ソニー・インタラクティブエンタテインメント（SIE）の前世代機PlayStation 4は，販売台数とインストールベースにおいて，Xbox Oneの2倍以上を販売した」といったことが書かれている。
　SIEは2022年3月の段階でPlayStation 4の販売台数が1億1700万台以上に達したことを発表しており，これは，最も成功したゲームハードであるPlayStation 2の1億5500万台に次ぐ数字となる。
　一方のMicrosoftは，北米でXbox Oneの販売を開始してから2年後となる2015年以降，販売台数の発表を行っていない。

　MicrosoftによるActivision Blizzard買収については，各国で独占にあたらないかといった審査が続いており，ブラジルではMicrosoftとCADEが争っているという。提出された文書も，それに関連したもの。なお，北米のThe Vergeなど複数のメディアは，Xbox Game Passにゲームを対応させないためにSIEが金を払っていたという主張も同文書で行われていると報じているが（※外部リンク），現段階で，その真偽は不明だ。

Eurogamer:PS4 sold "twice as many" units as Xbox One, new court papers show