「Pokémon Go」のNiantic，ゲーマー向けコミュニティプラットフォームのMayhemを買収と発表

　「Pokémon Go」で知られるサンフランシスコのNianticは現地時間の2021年1月5日，同じサンフランシスコのゲーム関連企業Mayhemを買収したと公式ブログで発表した。買収金額や買収プロセスの終了時期などについては明らかになっていない。

Welcoming Gaming Community Platform Leader Mayhem to Niantic

　Mayhemは2017年に設立されたスタートアップ企業で，2019年にサービスを開始したコミュニティプラットフォーム「Mayhem」の開発・販売を行っている。リリース当初のMayhemは単なるゲーマーコミュニティ向けのリーダーボードだったが，現在では数千のコミュニティに参加する数百万のゲーマーが，互いにコミュニケーションをとったり，イベントを開催したりするのに使用されているという。

　Nianticは今回の買収について，Mayhemはオンラインコミュニティ構築のエキスパートであり，NianticはMayhemと協力して，彼らのゲームのプレイヤーコミュニティをより緊密にし，世界に良い影響を与えるだろうとしている。また，MayhemのCEOであるIvan Zhou氏も同社の公式サイトに投稿し，スタンドアロン製品としての「Mayhem」の配信を取りやめ，今後，Nianticとビジョンを共有したうえでARタイトルにイノベーションを起こしたいと語っている。

Mayhem joins Niantic!