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「SIREN」「GRAVITY DAZE」の外山圭一郎氏がSIEを離れ,新会社「Bokeh Game Studio」を設立
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印刷2020/12/03 12:07

業界動向

「SIREN」「GRAVITY DAZE」の外山圭一郎氏がSIEを離れ,新会社「Bokeh Game Studio」を設立

 「SILENT HILL」「SIREN」「GRAVITY DAZE」といったヒット作のディレクションを手がけてきたベテランクリエイター・外山圭一郎氏が,ソニー・インタラクティブエンタテインメントを離れ,新会社「Bokeh Game Studio」を設立したという。設立は2020年8月13日で,SIEは9月末日で退職。新会社の中心メンバーは外山氏と,同氏と共にSIRENなどを手がけてきた佐藤一信氏大倉純也氏。メンバーがそれぞれに想いを語る,スタジオ紹介映像も公開されている。

画像集#002のサムネイル/「SIREN」「GRAVITY DAZE」の外山圭一郎氏がSIEを離れ,新会社「Bokeh Game Studio」を設立


 スタジオ名に含まれる「Bokeh」は,カメラの撮影技術である日本語の「ボケ(ぼかし)」を起源とした英語からとったものであるとのこと。日本の表現手法がいまや世界共通のものとなっていることから,新会社の名称も,日本から発信する新たな作品を世界の人々にそれぞれの感性で楽しんでもらいたい――という想いを込めて名付けたそうだ。

 今後Bokeh Game Studioでは,コンシューマ,PCなどあらゆるプラットフォームでソフトウェアの企画・開発を行っていくとのこと。外山氏による代表メッセージ(本稿末尾に掲載)では,すでに“初回作品”の制作に取り掛かっていることも明らかにされている。まだ時間は必要とのことだが,志を同じくする仲間と共に新たな一歩を踏み出した外山氏の新作に,大いに注目しておきたい。

FacebookのBokeh Game Studioページ

TwitterのBokeh Game Studioアカウント


新会社
Bokeh Game Studio
設立のお知らせ

この度、『SILENT HILL』『SIREN』『GRAVITY DAZE』など、数々のゲームを制作したクリエイター・外山圭一郎が新たなゲーム制作スタジオ「Bokeh Game Studio」(ボーカ ゲームスタジオ)を 2020年8月13日に設立したことをお知らせいたします。

画像集#003のサムネイル/「SIREN」「GRAVITY DAZE」の外山圭一郎氏がSIEを離れ,新会社「Bokeh Game Studio」を設立

Bokeh Game Studioの「Bokeh」はカメラの撮影技術である日本語の「ボケ(ぼかし)」を起源とした英語であり、世界共通の言葉となっています。ただし、その実際の発音は国を問わず人により様々な発音が存在するという独特な単語でもあります。

「Bokeh」を画像検索すると、焦点とぼかしのテクニックを活かした素晴らしい写真が数多くヒットします。日本の表現手法がいまや世界共通のものとなり、あらゆる国や地域で思い思いに楽しまれているのです。新会社の名称も同様に、日本から発信する新たな作品を、世界の人々にそれぞれの感性で楽しんでもらいたいという想いを込めて名付けました。

プラットフォームを問わず、様々なチャレンジを展開していくBokeh Game Studioの今後にご期待ください。

【会社概要】
会社名:株式会社Bokeh Game Studio
設立:2020年8月13日
役員構成:
代表取締役 CEO/クリエイター 外山 圭一郎
取締役社長 COO/プロデューサー
佐藤 一信 取締役 CTO/ゲームディレクター 大倉 純也
Facebook:
https://www.facebook.com/BokehGameStudio/
Twitter:@BokehGameStudio
https://twitter.com/BokehGameStudio
事業内容:
コンシューマー・PC でのソフトウェア、コンテンツの企画および開発

【スタッフ代表作】

外山 圭一郎 -Keiichiro Toyama-
・ディレクション作品
『SILENT HILL』(1999/PlayStation )
『SIREN』(2003/PlayStation 2)
『SIREN2』(2006/PlayStation 2)
『SIREN: New Translation』(2008/PlayStation 3)
『GRAVITY DAZE』(2012/PlayStation Vita)
『GRAVITY DAZE』※HD Remastered(2015/PlayStation 4)
『GRAVITY DAZE 2』(2017/PlayStation 4)

佐藤 一信 -Kazunobu Sato-
・リードキャラクターデザイン作品
『SIREN』(2003/PlayStation 2)
『SIREN2』(2006/PlayStation 2)
・ゲームシステムディレクション作品
『SIREN: New Translation』(2008/PlayStation 3)
・リードゲームデザイン作品
『パペッティア』(2013/PlayStation 3)
・プロデュース作品
『人喰いの大鷲トリコ』(2016/PlayStation 4)

大倉 純也 -Junya Okura-
・リードゲームデザイン作品
『SIREN』(2003/PlayStation 2)
『SIREN2』(2006/PlayStation 2)
『SIREN: New Translation』(2008/PlayStation 3)
『GRAVITY DAZE』(2012/PlayStation Vita)
『GRAVITY DAZE』※HD Remastered(2015/PlayStation 4)
『GRAVITY DAZE 2』(2017/PlayStation 4)

代表メッセージ

 長きにわたり在籍していた株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントから離れ、独立とともに新たな制作スタジオを設立いたしました。

 私自身の内面を顧みますと、業界に足を踏み入れたころから何も変わるところがなく、オリジナルアイデアを元にしたゲームをユーザーの皆様に楽しんでいただきたい。そして、そのゲーム作りそのものを自ら楽しんでいきたい。それが全てです。お陰様でこれまで、たくさんのタイトルを世に送り出すことができました。
 しかしながら、近年のゲームエンタテインメント業界は世界規模で加速度的に成長し、激動の変化が続いております。その渦中で自らの思いを継続していくために自身にも大きな変化が必要である、という考えが日に日に強くなり、独立という決断に至りました。

 今回は志を同じくする仲間に恵まれ、自らのアイデアを形にする、実行力のある制作スタジオとして新たなスタートを迎えられることになりました。
 初回作品の制作には既に取り掛かってはおりますが、まだお時間をいただかねばならず申し訳ありません。発売に至る日を楽しみにお待ちいただけると幸いです。

代表取締役 CEO/クリエイター 外山 圭一郎


  • 関連タイトル:

    GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動

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    GRAVITY DAZE 2/重力的眩暈完結編:上層への帰還の果て、彼女の内宇宙に収斂した選択

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