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任天堂が「2021年3月期 経営方針説明会」を開催。任天堂の普遍的な考えや任天堂とユーザーの関係,今後の展望などが詳しく語られる
詳しくは公開された「プレゼンテーション資料」を参照してほしいが,説明会では「任天堂の普遍的な考え」「任天堂とお客様の関係」,そして「今後の展望」という3つのトピックに沿って,説明が行われている。
任天堂IRサイト
任天堂「2021年3月期 経営方針説明会」
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同社の普遍的な考え方としては,誰もが直感的に楽しめる任天堂独自の遊びを提供し続けることが挙げられており,とくに,ハードとソフトを一体として開発することで可能になる遊びの提案が重視されているという。具体的にはNintendo Switchを核とした「Nintendo Labo」や「リングフィット アドベンチャー」,さらに,9月3日に配信された「スーパーマリオブラザーズ35周年Direct」で発表されたばかりの「マリオカート ライブ ホームサーキット」が挙げられている。
「任天堂とお客様の関係」については,2000年代に「ゲーム人口の拡大」を基本戦略として,これまでにないジャンルのゲームを提案してきた同社だったが,2010年代からは,これまで培ってきたキャラクター資産を強味と捉え,これまでにないIPの積極活用に着手したという。
目標は「任天堂IPに触れる人口の拡大」で,具体例として「マーチャンダイズ展開」「体験型施設・店舗への展開」「テーマパーク展開」,そして「モバイル展開」が挙げられている。
とくにモバイル展開では,関連タイトルのダウンロード数の合計は6億5000万を超え,モバイルのプレイ体験からNintendo Switchへの関心を持ったユーザーも少なからずいるとのこと。
さらに,2022年の公開を目指して「スーパーマリオ」のCGアニメ映画の制作に取り組んでおり,2023年以降,映像展開に積極的に投資をしていく予定だ。
また,ユーザーと長期にわたる関係を築くことを目的に2015年に開始したニンテンドーアカウントは,「マリオカート ツアー」(iOS / Android)の配信をきっかけに急増し,164の国と地域の合計で2億アカウントを超えたという。そして,ニンテンドーアカウントの仕組みのうえで実現した「Nintendo Switch Online」も継続的に増加し,現在,2600万アカウント以上を数えるとのこと。
「今後の展開」については,技術研究に関する投資などが挙げられており,技術トレンドを追うだけでは実現できない,「面白さの原点」になるような技術研究に社内リソースを重点的に割り当てているという。このほか,デジタル販売への取り組みなども語られている。というわけで,繰り返しになるが,詳しく知りたい人は公式IRサイトをチェックしてほしい。
任天堂,「Nintendo Direct mini」を9月17日23時よりライブ配信へ。ソフトメーカータイトルの情報を伝える配信
任天堂は本日,「Nintendo Direct mini ソフトメーカーラインナップ 2020.9」を,2020年9月17日23:00よりライブ配信すると発表した。特設ページのほか,YouTubeとニコニコ生放送でも配信予定。今回の配信はその名のとおり,ソフトメーカーによるタイトルの情報を伝えるものとなっている。
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- 編集部:Gueed
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