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印刷2016/09/20 17:18

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[TGS 2016]スマホVRとアナログカードが融合。“テーブルVRゲーム”「SPY vs SPY vs SPY vs SPY(スパイフォー)」の4人対戦をしてきた

 東京ゲームショウ2016のインディーコーナーにプレイアブル出展されていた,UEIソリューションズの「SPY vs SPY vs SPY vs SPY(スパイフォー)」を紹介したい。

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会場では,ダンボール製のGoogle Cardboardが使われていた
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 本作は,スマートフォン用VRアプリとアナログカードを組み合わせた,4人対戦可能な“テーブルVRゲーム”だ。スパイであるプレイヤーの目的は,研究所内に紛れ込んでいるライバルのスパイを探し出すこと。もちろん,ほかのプレイヤーよりも早く,そして正確に。

 プレイヤーがVRゴーグルを覗くと,研究所のフロアが広がっている。前方と左右に所員の姿が見えるので,その顔の特徴を覚えて,テーブル上に置かれた9枚の人物カードと見比べる。これらがライバルのスパイなので,「同じ顔」があれば自分の手元に確保していく。

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 ただし,必ずしも「同じ顔」のカードがテーブルにあるとは限らない。そうなると,プレイヤーは後方にある扉を3秒間,見続けて別のフロアへと移動するしかない。こうして,3人のスパイを確保すれば任務は完了だ。

テーブル上の人物カードを確保したら,山から1枚補充する。つまり,つねに9枚のカードが場に出ている
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 とはいえ,所員の顔は非常によく似ているパターンがある。そのため,VRゴーグル(VR空間)とテーブル上のカード(現実空間)を何度も往復しながら,わずかな違いもないかを見極めなくてはならない。顔の輪郭がわずかに違っていたり,目の形状が違っていたり,ほくろの位置が違っていたり。ほんのちょっとだけ,違っていたりするので,なかなか100%の自信を持って断定するのは難しい。

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 4人のプレイヤーのVRゴーグルには,同じ所員が表示されている場合もある。つまり,ターゲットが重なる場合があるということだ。もし,ほかのプレイヤーが先に確保していたら……そんなときは,こっそりと気付かれないようにカードを奪ってもいいというルールになっている。
 そう,相手のプレイヤーがVRゴーグルを覗いている間なら,決して気付かれない。後方を向いているのであれば,フロアを移動しようとしているので,少なくとも3秒間は安全だ。

 もちろん,自分が確保したカードが狙われる可能性もある。そのため,VR空間に集中しすぎるわけにもいかないというのが,なかなかもどかしい。VRゴーグルの特性を生かした,非常によくできたデザインだと感じた。

誰かが自分のカードを取ろうとしている瞬間を見つけたら,「おい!」「待った!」「ストップ!」といったように指摘すればいい。阻止に成功したカードは裏を向けて,ロックすることができる
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 全員が3枚のカードを確保するか,制限時間になったらゲームは終了。手元にあるカードの番号をアプリに入力すると,答え合わせができる。正解数とクリア順に応じて,スコアが表示されるという流れだ。

筆者は3人中,2人正解。かなり自信があったのに……
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 スマホ用VRとアナログカードがうまく融合している「SPY vs SPY vs SPY vs SPY(スパイフォー)」。高価なVRヘッドマウントディスプレイを必要としないので,手軽に楽しめるのも嬉しい。
 なお,会場に出展されていたのはβ版で,正式版の発売は未定とのこと。UEIソリューションズでは,テーブルゲームと最新のVR技術を組み合わせたゲームを「TableVR series」として,提供していくとしている。その第1弾となる「SPY vs SPY vs SPY vs SPY(スパイフォー)」の今後に注目したい。

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UEIソリューションズ 公式サイト


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