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gumiとcomceptが資本業務提携を発表。comcept開発のモバイルオンラインゲームをgumiが国内外に発信
なおgumiは,日本発のスマホアプリの海外展開を積極的に行っている。すでに,セガネットワークスの「チェインクロニクル」(北米),アカツキの「サウザンドメモリーズ」(韓国),タイトーの「パズルボブル」(北米,台湾・香港・マカオ地域)など,国内の著名タイトルを何本もローカライズし,海外で配信している。
また,2015年に入ってからは,中国におけるコロプラの「白猫プロジェクト」,韓国におけるコロプラの「スリングショットブレイブズ」の配信および運営に関する契約を締結したことを発表済みだ(関連記事1/関連記事2)。
ちなみに,comceptの稲船敬二氏は,同社のコーポレートサイト内に「今はもう,日本の中だけでコンテンツを作り,売っていく時代ではありません。世界中に受け入れられるヒットコンテンツを生んでいかなければなりません。」というメッセージを掲載している(公式サイトの該当ページ)。
いずれも“世界”がキーワードと言え,そこから推測すると両社の提携というニュースは非常に興味深く感じられる。今後の具体的な動きに注目したいところである。
gumi公式サイト
comcept公式サイト
株式会社gumi(代表取締役社長:國光宏尚 本社:東京都新宿区、以下「gumi」)は、ゲームの企画・開発を手がける株式会社comcept(代表取締役社長:稻船敬二 本社:大阪市浪速区、以下「comcept」)と資本業務提携を行うことを決定しましたので、お知らせします。comceptはgumiの協力の下、モバイルオンラインゲームを開発し、gumiはこれを全世界に配信します。
数々の大ヒットゲームを手掛けた「コンセプター・稻船敬二」氏が代表取締役を務めるcomceptは、強くて新しいコンセプトをもとにビッグ・ビジネスを創出する、クリエイティブ・カンパニーです。comceptはゲームのみならず、映画、小説などあらゆる種類のエンタテインメント領域のコンテンツを開発し、あまねく人へ向けそのコンセプトを伝えていくことを目指し、事業を展開しています。同社の代表取締役である稻船氏は、1987年に株式会社カプコンへと入社以降、多数のヒットゲームを生み出した、ゲーム業界内外から認められるカリスマクリエイターでもあります。同氏は2010年11月に株式会社カプコンを退社後、同年12月にcomceptを設立、代表取締役に就任しました。
本提携により、gumiはcomceptの開発するモバイルオンラインゲームを、国内はもとより、gumiが得意とするグローバルな配信・運営体制を活用し広く海外にも展開することで、ユーザー基盤と収益を最大化することを目指します。comceptはgumiからモバイルゲーム業界におけるゲーム開発のノウハウの提供を受け、モバイルゲーム市場にマッチしたオリジナリティの高いクリエイティブなゲームタイトルの開発を行います。
今後もgumiは自社の開発ゲームタイトルのみならず、外部の有力なゲーム開発会社との積極的な提携を推し進め、高品質でオリジナリティに溢れる有力なゲームのラインナップを拡充し、情報革命時代を代表する世界No.1モバイルエンターテイメント企業を目指して、事業展開を加速してまいります。
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