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[E3 2013]E3 2013が閉幕。来場者は5%増の4万8200人を記録。E3 2014は2014年6月10日から開催
E3は小売業者や報道関係者,アナリストといったゲーム業界関係者のみを対象としたイベントである。E3を主催する北米の業界団体,Entertainment Software Association(以下,ESA)の発表によれば,今年は102か国から約4万8200人もの来場者を記録したとのことで,昨年(2012年)の約4万5700人と比べて約2500人,率にして5.4%の増加となった。また,出展社数は約230に上り,こちらは昨年の約200から,15%増を記録している。
東京ゲームショウのように一般消費者にも開放されたイベントほど,E3の来場者数は多くないが,業界関係者限定のイベントでこれだけの人数が集まるのだ。ESAによれば,開催期間中ロサンゼルスと周辺のホテルは,のべ2万8000室が宿泊に使用され,約4000万ドル(約38億円)もの収入を街にもたらしたとのこと。この数字からも,E3の規模と影響力の大きさが分かるだろう。
米国では2013年末に発売される「Xbox One」と「PlayStation 4」の2大ゲーム機と対応ゲームが,多くの業界関係者に初披露されるという前例のない機会とあって,今年の来場者数は「過去最高の約7万人を記録した2005年のE3を超えるのではないか」との期待もあった。昨年よりは増加はしたものの,最終的に5万人の大台を超えるほどでさえなかったのは,少々意外にも思える。
Xbox One(左)とPlayStation 4(右)という,2大据え置きゲーム機が同時にお披露目されるという,前例のない年となったが,来場者数は5%増程度に止まった |
来場者数こそ過去最高とはいかなかったが,次世代ゲーム機と対応ゲームの数々が披露されたE3 2013は,昨年以上に話題が豊富で盛り上がりを見せたのは間違いない。本稿執筆時点で,4Gamerに掲載されたE3 2013の記事は137件にも達しているが,まだ新しい記事が用意され続けているので,最終的には昨年と同程度の150本前後が掲載されることになるだろう。
なお,ESAはE3 2013の閉幕に合わせて,2014年に予定されるE3 2014の日程も公表した。それによると,来年は今年より1日早い,2014年6月10日(火)から12日(木)までの3日間開催されるとのことだ。開催場所は来年も,Los Angeles Convention Centerとなる。
ちなみに,E3 2012の閉幕時に明言されなかったため,2013年以降のE3は,開催場所が変更されるのではないかと噂されたこともあった。しかし,その後にESAは,Los Angeles Convention Centerでの開催を2015年まで継続すると発表しているので,少なくともE3 2015までは,華やかなゲームの祭典がロサンゼルスのダウンタウンを彩ることになりそうだ。
E3 2013閉幕に関するESAのプレスリリース(英語)
4GamerのE3 2013特設ページ
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