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フルHDで240Hz表示も可能な携帯型ゲームPC向けドックをIOデータが発表
US3C-GCHD/HNは,スタンド形状で携帯型ゲームPCを立てかけて設置できるドッキングステーションだ。搭載インタフェースが豊富なので,USB 3.2 Gen 1 Type-C×1,USB 3.0 Type-C×1(給電コネクタ),USB 3.2 Gen 1 Type-A×2,HDMI×1,有線LANポート(RJ-45)が利用できる。
HDMIポートで出力可能な画面解像度とリフレッシュレートは,解像度3840×2160ドット(4K)で60fps,2560×1440ドットで120fps,1920×1080ドットで最大240Hzだ。アイ・オー・データ機器製ディスプレイ「GigaCrysta」の各製品と,「Steam Deck」「ROG ALLY」「Legion Go」で動作を検証しているという。
なお,接続するPCが備えるUSBポートの仕様によって,リフレッシュレートや有線LANの転送速度に違いがあるそうだ。たとえばSteam Deckでは,画面出力は240fps出力に対応するが,有線LAN接続は最大480Mbpsまでに制限される。ROG ALLYでは,画面出力は165fpsまでだが,有線LAN接続は最大1Gbpsとなるとのこと。
また,US3C-GCHD/HNの動作で10Wほどの電力が消費される点にも注意したい。たとえば,ROG ALLYには出力65W以上のアダプタと接続したときに,CPUのTDP(Thermal Design Power,熱設計消費電力)を30Wまで引き上げられる「Turbo」モードを設定できるが,US3C-GCHD/HNを介すると利用できなくなる。その場合は,出力100Wのアダプタを別途用意する必要がある。
携帯型ゲームPC用ドッキングステーションは,1万円前後というものが多い。US3C-GCHD/HNは,インタフェースは豊富ながら,価格は約8000円と比較的手ごろなので魅力的と言えるだろう。
アイ・オー・データ機器のUS3C-GCHD/HN製品情報ページ
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