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Intellivision Entertainmentが新型ゲーム機「Amico」をアナウンス。149〜179ドルで2020年10月10日にリリース
Intellivision Entertainment公式サイト
Intellivisionというハードウェアやその復活については「こちら」の記事で詳しく紹介しているが,同機はビデオゲーム業界の黎明期,1979年にリリースされたコンシューマ機の1つである。
そのブランドを受け継ぐ新型ゲーム機Amicoは,以下のような特徴を備えているという。
- 21世紀型の2Dイメージプロセッシングとグラフィックス処理能力
- オンボードの自社製インタラクティブ・ライティング技術「Intellivision Prism」
- Wi-Fi,Bluetooth,イーサネット接続
- HDMIによるアウトプット
- 複数のUSBポート
- 拡張可能なハードウェアインタフェース
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また,現在公開されているコンセプトデザインからもお分かりのように,まるで旧式のiPodのような形状をしたBluetooth接続によるワイヤレスコントローラが2つ用意されており,最大8台のコントローラと併用可能。フロント部分に3.5インチ(アスペクト比2:3)のカラー・タッチスクリーンを装備し,方向キーの代わりとなるティルト式のポジショナルディスクと,側面のボタンで操作することになるようだ。さらに,ジャイロと加速度センサー,スピーカーとマイクが内蔵されており,フォースフィードバックも完備。コントローラを本体の指定場所に戻すだけで充電できるという。
すべてのゲームが,アメリカでは10歳以上のプレイヤーを対象とする「E10+」もしくは全年齢対応タイトルとなり,2.99から7.99ドルという価格でダウンロード販売されるとのこと。ゲーム内でのDLC販売はせず,家庭で安心してプレイできるようなビジネスモデルを目指しているようだ。
「Shark! Shark!」「Baseball」「Night Stalker」「Boxing」「B-17 Bomber」「Cloudy Mountain: Crown of Kings」といった,Intellivision用の旧作タイトルのリメイク版を始め,「Pong」「Asteroids」「Centipede」など,Atari用のクラシックタイトルを含む数十タイトルのラインナップがアナウンスされているが,現時点では新作タイトルに関する情報は発表されていない。
「簡単で,安価に,家族と楽しく」をモットーにした新生Intellivision EntertaimentのAmicoだが,現在のゲーム市場においてどれだけの需要が見込めるのか。今後の情報を楽しみにしておきたいところである。
Intellivision Entertainment公式サイト
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