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[COMPUTEX]簡易液冷CPUクーラーをGPUクーラーに変えるアタッチメント。Corsairが今夏の発売を予告
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印刷2014/06/03 00:00

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[COMPUTEX]簡易液冷CPUクーラーをGPUクーラーに変えるアタッチメント。Corsairが今夏の発売を予告

 2014年6月2日,COMPUTEX TAIPEI 2014の開幕を翌日に控え,Corsairは会場近くの商業施設「ATT 4 FUN」でいくつかの新製品を公開した。そのなかで要注目といえそうなのが,「Corsair製の簡易液冷CPUクーラーをGPUクーラー化するためのアタッチメント」だ。製品名は「Hydro Series HG10」(以下,HG10)。北米市場におけるメーカー想定売価は39.99ドルとなっている。

HG10の実動サンプル。今回,静態展示はなかったため,HG10としてどういう製品構成なのかといった詳細は不明だ
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 HG10には,AMD製GPU「Radeon R9 290X」「Radeon R9 290」に対応した「HG10 A1 Edition」と,「GeForce GTX TITAN」「GeForce GTX 780 Ti」「GeForce GTX 780」「GeForce GTX 770」に対応する「HG10 N1 Edition」が用意される予定。いずれもリファレンスデザインのカードのみに対応し,リファレンスクーラーと比べて,GPU温度を最大50℃,電源部およびメモリチップの温度を最大25℃下げられるという。
 発売はHG10 A1 Editionが先行し,少し遅れて2014年第3四半期中にHG10 N1 Editionが登場する見込みだ。「どちらが」という点に関する言及はなかったものの,Corsairのカントリーマネージャーである園部英生氏は,「夏には国内でも発売予定」と表現していた。

動態展示では,HG10と,120mm長級のラジエータがセットになったCorsair製簡易液冷CPUクーラーが,Radeon R9 290Xリファレンスカードに取り付けられていた。将来の製品ではAMDとNVIDIAの次世代GPUにも対応する予定という
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 なお,当然のことながら,Corsair製の簡易液冷CPUクーラーは別売りだ。対応するHydro Seriesは「H110」「H105」「H100i」「H100」「H80i」「H80」「H75」「H60」「H55」とされているため,ラジエータ部の大きさで120mm長,240mm長,280mm長と,クーラーの規模はよりどりみどりということになる。

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GPUに非常に高い負荷がかかる「FurMark」を実行してもらったところ(左)。「空冷だと90℃台後半になるところが,HG10を使えば70℃台半ばに収まる」(Corsair)とのことだったが,果たしてそのとおりになっていた(右)

画像集#006のサムネイル/[COMPUTEX]簡易液冷CPUクーラーをGPUクーラーに変えるアタッチメント。Corsairが今夏の発売を予告
 GPU用の簡易液冷クーラーというと,スイスの冷却機器メーカーであるARCTICの「Accelero Hybrid」シリーズが定番なのだが,同シリーズは国内での入手性が必ずしも高くない。それに対して,Corsairの簡易液冷CPUクーラーたるHydro Seriesなら,国内での扱いも普通に見込めそうで,入手性への懸念はほぼ無用と思われる。「大型ラジエータ付きの簡易液冷CPUクーラーと組み合わせて,ハイエンドGPUを静かに運用したい」という人の希望に応えてくれるかもしれない製品が,ついに登場するわけである。
 グラフィックスカードのGPUクーラー交換はメーカー保証外の行為であり,外した時点でカードメーカーおよび販売代理店のサポートは受けられなくなる。その点が大きなハードルとして残るものの,Corsairでは独自に何らかのサポートプログラムを用意できないかも検討中とのことなので,続報に期待したいところだ。

Corsair公式Webサイト

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