プレイレポート
2つの民族が争う世界を舞台に重厚なファンタジーが展開される新作ローグライクSRPG「Indomitable Blade」試遊レポート[TGS2024]
「Indomitable Blade」は,ホーン人とラウスラム人の2つの民族が争う世界で,ホーン人の国「グレウスダル王国」の戦士を率いて戦うローグライクシミュレーションRPGだ。ストーリー分岐すらランダムで変化するリプレイ性の高いシステムになっているという。また,音楽は「エルデンリング」「ユニコーンオーバーロード」などの楽曲を手掛けた工藤吉三氏が担当している。
本作は戦闘システムが非常に特徴的で,相手のHPだけでなくすべてのパラメータに対して攻撃可能だ。HP以外のパラメータはSTR,WILL,SPD,DEFとなっており,例えばDEFを攻撃すれば防御力を,STRを攻撃すれば攻撃力を下げられる。また,WILLを最大値の半分以下にすると対象が1ターン攻撃不能に,SPDを半分以下にすると1ターン移動不能になる。
強力な相手に対してもこれらの絡め手を活用することで対処できるため,より戦略的に戦える仕様となっている。
ユニットごとにクラスが設定されているが,クラス次第でパラメータや攻撃範囲などが変わってくる。例えば,試遊で敵に出てきた「ベルセルク」はSTRが非常に高い戦士系のクラスだが,WILLが低く,そこを攻撃することでより効率よく対処できた。こうした仕様はベルセルクの脳筋っぽさがより明確に表現されていて面白い。
今回の試遊では2つ目のステージまで遊べたが,「タクティクスオウガ」などが好きな筆者にとっては,重厚な世界観で展開されるシミュレーションRPGという点に特に魅力を感じた。ローグライク要素によって,どのようにストーリーが変化するのかも気になるところで,発売が楽しみになるタイトルだった。
本作の発売日は未定となっているが,開発者の南部休み氏のXアカウント(リンク)などで最新情報が公開されているので,続報を待ちたい。
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Indomitable Blade
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