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「龍が如く8外伝」ほか,シリーズ作品の最新情報を公開。豪華キャスト陣が登壇した「RGG SUMMIT 2024」の模様をレポート
「龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii」公式サイト
イベントに登壇した龍が如くスタジオのスタッフと,ゲストである「龍が如く8外伝」のキャスト陣は以下のとおり。
横山昌義氏 龍が如くスタジオ代表/制作総指揮
堀井亮祐氏 「龍が如く8外伝」プロデューサー
宇垣秀成さん(真島吾朗役)
ファーストサマーウイカさん(ノア・リッチ役)
青木崇高さん(志垣輝彦役)
秋山竜次(ロバート秋山)さん(マサル・フジタ役)
谷田 歩さん(ロドリゲス役)
大東駿介さん(モーティマー役)
松田賢二さん(ジェイソン・リッチ役)
横山氏は「龍が如く8外伝」を,「龍が如く8」本編の主人公・春日一番とは違う,真島吾朗の視点から仕立てたタイトルと説明した。ジャンルはアクションアドベンチャーで,本作のキーワードとなる「海賊」をモチーフとした世界観や設定を楽しめるという。
自身が演じる真島吾朗が,シリーズ初の単独主人公になったことについて宇垣さんは,「『龍が如く』に携わって20年になりますが,大変嬉しい」とコメント。概要を横山氏から知らされたのは,「龍が如く8」の打ち上げのときだったというエピソードを披露した。
「龍が如く7外伝」で赤目として出演したウイカさんだが,本作では少年ノア・リッチを担当する。声が少年っぽいと普段から言われていることを明かし,「誰が演じているのか分からないところまで挑戦したい」という意識で収録に臨んだとのこと。横山氏によると,龍が如くスタジオの中にも,ウイカさんの声だと気付かないスタッフがいたそうだ。
青木さんは,20年の歴史を持ち,数多の先輩俳優達が出演してきた「龍が如く」に起用されたことは光栄だと話した。「この喜びを早く伝えたかったが,ようやく言えるようになった」と,胸の内を明かしていた。
秋山さんは,3DCGで表現された自分自身について「そのまんま」とし,火傷の痕まで再現されていると驚きを示した。身体のサイズ感もしっかり再現されていることに触れると,横山氏は,「シリーズ20年の歴史の中で初めての体格。こんな肩幅と胸囲のキャストはいなかった」と説明を加えた。
シリーズのテレビCMのナレーションや「龍が如く6」の小清水を担当してきた谷田さんは,自身の顔でゲームに出演することが夢だったと述べた。ただ,ヤクザではなくロドリゲス役だと聞かされたときには笑ってしまったそうだ。
シリーズの出演経験があり,再登板を熱望していた大東さんだが,本作では海賊団の団長モーティマーを担当するとのこと。当初はボイスの収録のみだったが,思いのほか早く終わったため,使う予定のないフェイシャルキャプチャも行ったことを明かした。
松田さんは,ジェイソン・リッチは重要なキャラクターであり,ボイスの収録量が膨大だったと語る。「3日間,一人きりでしゃべりまくり怒鳴りまくりで,汗ダラダラ,声カスカスになった」と収録時の感想を述べた松田さんは,本作では歌も披露するそうで,その収録は楽しかったという。
横山氏はキャスティングについて,「内容がチャレンジングなので,演技のクオリティが高く,『龍が如く』を分かっている人を起用した」と話していた。
続いて,「龍が如く8外伝」のゲームの概要について紹介が行われた。
まずバトルは,シリーズ従来作の表現を踏襲しつつ,真島吾朗のスピード感や派手さなどを体感できるようなデザインを目指したとのこと。またシリーズで初めて「ジャンプ」ができるようになり,これまでとは違った楽しさや気持ちよさが味わえるという。
バトルスタイルは「狂犬」と「パイレーツ」の2つで,前者はパンチとキック,そして真島吾朗の代名詞であるドスを織り交ぜたアクロバティックでスピーディーなバトルが展開する。映像では,分身して攻撃する姿も確認できた。
後者のパイレーツは,カトラスの二刀流を基本とするスタイルで,攻撃範囲が広く,多くの敵を一気になぎ倒せる。加えて銃やワイヤーフックなどの「海賊道具」を駆使したアクションも用意されており,こちらもかなりの爽快感を得られるそうだ。
アドベンチャーパートでは,大海原を舞台に,海賊船に乗ってさまざまな場所を巡ることになる。会場では,その中から「ハワイ」「リッチ島」「マッドランティス」の3つが紹介された。
ハワイは「龍が如く8」にも登場した場所で,プレイスポットやサブストーリーなどが豊富に用意されているため,「龍が如く」らしい街歩きを堪能できる。
リッチ島はゲーム冒頭で真島吾朗が漂着する場所で,ノア・リッチとの出会いなど「龍が如く」らしい人間ドラマが展開する。
マッドランティスは治安の悪いアンダーグラウンドで,いわば敵の総本山だ。コロシアムもあり,強敵とのバトルコンテンツが用意されている。
このほかにも,宝島や敵に占領された島など,大小さまざまなステージが存在することも示された。
数あるプレイスポットの中から,イベントでは5つが紹介された。「クレイジーデリバリー」は「龍が如く8」にも登場した,ピザなどを配達するミニゲームだが,新コースの追加など,リニューアルされている。
「ドラゴンカート」は「龍が如く7」に登場したものだが,本作ではハワイの街並みを爆走できるという。
「カラオケ」はおなじみの人気コンテンツで,新曲が多数収録されている。
「コーディネート」は真島吾朗の衣装を変更できる機能で,200種類以上のアイテムを用意しているそうだ。
そして「ミナト区系女子」は,5月から行われていた「『龍が如く』最新作 ミナト区系女子オーディション」の合格者が登場するコンテンツだ。中でも「Masaru's Love Journey」は,秋山さん演じるマサル・フジタとミナト区系女子の実写コンテンツで,横山氏によれば,秋山さんありきの企画だったとのこと。
さらに,10月25日よりAmazon Primeで配信される実写ドラマ「龍が如く〜Beyond the Game〜」に登場する真島吾朗を,青木さんが演じることも発表された。横山氏によると,「龍が如く8外伝」の志垣輝彦役に青木さんを起用したのは,「いつか出てもらいたい」と思っていたのに,ドラマが先に決まってしまったのが悔しかったからだという。
当の青木さんは,真島吾朗を演じることについて「光栄であると同時に,世界中にファンがいるキャラクターを演じるのは怖かった」としたうえで,「これほどの挑戦をもらえるなら,役者として受けなければならない」と語った。
そんな青木さんに向けて宇垣さんは,「あまりカッコよく演じないでください。これから私,大変になるじゃないですか」としつつ,「青木ちゃ〜ん,ゲームの世界ではまだまだワシがやるから,おまえ入ってくんなよ。分かったか〜?」と真島吾朗の声でエール(?)を贈っていた。
イベントの最後には,キャスト陣が「龍が如く8外伝」に起用されたことの喜びや,ゲームの仕上がりに対する期待を語った。そして横山氏が,9月26日より開催される「東京ゲームショウ2024」に本作のプレイアブルバージョンを出展すると述べ,「皆さんの期待を裏切らないゲームになっていますので,ぜひ一度,触っていただければと思います」とまとめた。
イベント終了後に行われた質疑応答では,本作のストーリーパートが「龍が如く7外伝」の1.3〜1.5倍の規模感であることが明かされた。全体的にボリュームはかなり大きく,横山氏によれば,龍が如くスタジオは「外伝だからコンパクトに」という方向性ではなくなりつつあるという。
また,発表された情報は全体のごく一部であり,2025年2月28日のリリースに向けて,順次詳細を公開していくことも述べられた。
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