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可愛いけど手ごわいリズムアクションゲーム「Rhythm Rabbit」をプレイ。リズムに合わせて動くウサギをニンジンの元まで導こう
ゲーム画面を見ると,ドット絵で描かれたウサギがぴょんぴょんと楽しそうに跳ねており,可愛らしい見た目に惹かれてプレイしてみたが,これがかなり歯ごたえのある面白いゲームだった。早速本稿で紹介しよう。
本作の目的はウサギをステージ上に存在しているニンジンの近くに導くことだ。ステージには小島がいくつも点在しており,ウサギが落ちないように島から島へと渡れるように誘導していく。
冒頭でリズムアクションゲームと紹介した通り,ウサギはリズム合わせて一定のタイミングで自動的に動く。移動距離はランダムに決まるため,次にウサギが跳ぶマス目を瞬時に判断し,ウサギの跳ぶ方向を決めてあげる必要がある。
ゲーム冒頭はこれといってつまづくことはないのだが,ステージ上に落とし穴を掘るモグラや,近くにいるとウサギの操作が上下左右反転するコウモリなど,ステージを進めるにつれて,ウサギを行く手を阻むさまざまなギミックが追加されていく。
ギミック1つ1つへの対処は落ち着いて行えば難しくないが,問題はこれらが複合したときだ。「操作が上下左右反転した状態で,突如目の前に掘られた落とし穴に落ちないようにウサギをコントロールする」といった高度な判断,そしてキー操作が要求されるのだ。
とまあ,このように本作の難度は見た目に反してかなり高めだ。Steamストアのページにも高難度のタグがつけられているように,ミスを繰り返しながら少しずつ上達していくタイプのゲームになっている。
開発者のMark Walters氏によれば,本作はもともとGMTK Game Jam 2022で生まれたタイトルなのだそう。その時のお題が「サイコロ」(Roll Of The Dice)だったことから,ウサギの移動距離がランダムに決まるゲーム性を思いついたのだという。そこから「Crypt of the NecroDancer」に代表されるリズムゲームからヒントを得て現在の形になったそうだ。
現在の完成度は30%程度といったところで,リリースに向けて鋭意制作を進めているとのこと。BitSummitに合わせてSteamでデモ版が配信されているので,高難度なアクションゲームが好きな人は早速アクセスしてみよう。
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「BitSummit Drift」公式サイト
- 関連タイトル:
Rhythm Rabbit
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