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[GDC 2024]間取りが変化し続ける邸宅を探索するパズルアドベンチャー「Blue Prince」の制作発表。GDC 2024会場でさっそくプレイしてみた
「Blue Prince」公式サイト
Dogubombが開発する「Blue Prince」の主人公となるのは,ホリイ山の麓に建つシンクレア邸の家主だった祖母の死を解明するためにやってきた若い建築家だ。やるべきことは非常に簡単で,扉の向こうにある部屋が何であるのか,表示される3つのオプションから選んでいくだけだ。
部屋のオプションはランダムに変化し,またその部屋で得られるアイテムもさまざまなので,シンクレア邸の間取りはプレイヤーのチョイスでどんどん変化する。
部屋には,「廊下」や「寝室」「キッチン」「テラス」などのほか,「図書室」や「ガレージ」,さらには「チャペル」「天体観測室」など,いかにも豪邸らしいものも存在する。部屋の中には,次の部屋に行くための鍵や,ちょっとしたパズルが用意されており,パズルを解くことで,特殊な部屋をデザインするために必要なクリスタルが手に入ったりする。手にしたブループリント(家などの設計図で,青図や青焼きとも呼ばれる)に書き込む部屋がなくなってしまえば,その日は終了となるが,翌日になると前日の間取りは消えてしまうので,また1からやり直さなければならない。
目標は,「46号室」にたどり着くことで,何日もかけて邸宅を探索し,さまざまなアイテムやアップグレードを手に入れながらゲームを進めていくことになる。何日かかるかはプレイヤーの判断次第で,日をまたぐたびに新た発見があるといったゲームデザインになっている。
ゲーム中,早い段階で虫メガネが手に入るようだが,これを使うことで,手紙に小さく書かれた文字を読んだり,壁の絵を子細に観察したりすることが可能だ。こうした情報を集めて祖母の死にからむ物語を解き明かすというストーリーが用意されている。また,屋外に出て森の中を散策することも可能で,筆者がプレイしたときには,さっきまで人がいた気配のあるキャンプファイアやテントを見つけることができた。これが何を意味するのか,今のところは不明だ。
「Blue Prince」を開発するDogubomb Studiosは,トンダ・ロス(Tonda Ros)氏が率いる映像スタジオで,ハリウッドを拠点に,これまで広告映像やミュージックビデオの制作を手がけてきたという。本作は,そうした経験を活かしつつ,パズルとストラテジー,そしてミステリーといったジャンルをマッシュアップし,独特の雰囲気を持ったスタイリッシュな作品に仕上げている。
すでに公開されているSteamのストアページによれば,現時点で英語のみのサポートとなっているが,アートワークの一部が日本語化されるなど,今後の開発に期待したい。本作のリリースは,2024年内が予定されている。
「Game Developers Conference 2024」公式サイト
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