
企画記事
モンハンワイルズのチーズナン作ってみた。
その反響はインターネット上での阿鼻叫喚だけにとどまらず,とあるインド系(あるいはネパール系)のカレー屋さんでは,「チーズナンの注文がいきなり爆増したヨ」と報告されたくらいでした。
実際おいしそう……ジュルリ。なので作中の記述と,現実的なご家庭料理の事情とを加味しつつ,クナファ名物を再現してみました。
![]() |
以下,本稿では便宜的に“ワイルズナン”と表記していきます。ワイルズナンはゲーム序盤に訪れる,マップ「隔ての砂原」の中心地にある「風音の村 クナファ」で,村人から振る舞われるごちそうです。
一般的なチーズナンは「ナンの内部にチーズが入っている」のですが,ワイルズナンは「ナンの上に熱々トロトロのチーズを乗せる」といった形状です。食べ方も,円形の大きなナンをピザのように切り分けることもなく,丸ごと1枚をガブリといくクナファスタイルです。
※ナンの形状は,地域によっては円形が一般的だとも言われます
ちなみに該当のムービーシーンをよく見ると,ハチミツらしき琥珀色の液体がかけられています。なので,この食べ物は厳密に言えば「ハニーチーズナン」と呼ぶべきですが,本稿ではワイルズナンと固有名詞化することで,正しき名称問題を避けることにしました。賢い!
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
作中の表現と記述から材料を判断
まずは本企画のテーマをジャジャン!
・ナンもチーズも数種類ずつ試す!
・ご家庭でも作りやすいレシピで!
・そのうえで一部はリッチに挑戦!
続けて,材料選定の根拠を解説します。
■ナン
「ナン」は(現在は)イランを起源とし,古代メソポタミアからアジア方面に向かって広まっていった料理とされます。作中ではナンとは言及されておらず,「パン」の部類の可能性もありますが,見た目とワイルズの世界観を鑑みると,我々の世界ではチーズナンと呼ぶべき物体そのもののため,今回はナンと断定しました。
該当のムービーでは,禁足地調査隊のアルマがナンを口にするとき,「いい香りですね。麦の一種ですか?」と発言します。これに対し,村長は答えを言いませんが,「豆ともすごく合うんですよ」と返します。
会話の流れ的に,これは否定ではなく「無言の肯定と付け足し情報」と見てしかるべき雰囲気のため,ワイルズナンの原材料が小麦粉の類いである可能性は非常に高い。ナンに使われる小麦粉はいろいろありますが,今回はネット上で多数派を占める「強力粉」を選びました。
※強力粉は,弾力性が高くなる小麦粉の一種。強力小麦粉とも
![]() |
![]() |
■チーズ
チーズに関してはまず,作中の料理内で使用できる,クナファ村の特産品「クナファチーズ」の記述から見ていきました。とのことです。クナファチーズは作中の映像表現でも,熱すると伸びる系のハードタイプなチーズとなっています。原材料がセクレトの乳なのかは不明ですが,消去法的にそうと見てもよさそうな? あるいは村が襲撃されたときに逃がしていた,家畜のほうかもしれません。
熱々に溶かして食べるチーズの代表格は,チーズフォンデュの「エメンタール」,ぶっかけが映える「ラクレット」などです。
しかし,今回は「ご家庭でも作れる」を名目としたいので,安価なチーズで試してみることに。そのうえで,ナンも複数の調理法で作るため,チャレンジとして“お高いチーズ”も試していきます。
選んだのは,以下の計4種です。
〇安価なスライスチーズ(モッツァレラ)
〇安価なシュレッドチーズ(混合チーズ)
〇カチョカヴァッロ(※1)
〇ミモレット(※2)
※1:南イタリアの伝統的なひょうたん型チーズ。熟成中の様子が馬にまたがっている姿に見えることから,馬のチーズ(カチョカヴァッロ,カチョカバロ)と名付けられた。選んだ理由は,見た目が似てたから
※2:ビターなうま味が特徴のチーズ。私がチーズのなかで2番目に好きなのと,白チーズ一色だと絵面がかぶるので,記事的なアクセントとして選んだ。なお,1番好きなのはパルミジャーノ・レッジャーノ
![]() |
■ハチミツ
映像をじっくり見るまで気付けませんでしたが,ワイルズナンは「ハチミツらしき液体」がかけられています。完成品でも表面がほのかに照っていることから,今回はハチミツありと判断しました。そしてハチミツの選出判断についても,作中の料理内で使用できる特産品「イーストハニー」の記述から見ていきました。
とのことです。作中表現だとサラサラした液体タイプに見えるため,マヌカハニーなどのクリーム状ではないと推察できます。
しかし,私はハチミツの種類などほぼ分からず。独特の風味も判別が難しい。もしも回復ミツムシのミツだったなら,分類がどう違うのかすら分からない。そこで今回は,名称から推理していきました。
「イーストハニー。東のハチミツ。東の地,極東……ワイルドに拡大解釈すれば日本のハチミツ……つまり,日本人なら誰もが一度は舐めたことがありそうなサクラ印かレンゲ印のハチミツだ!!!」
としました。これに関しては完全なる降参の末の判断ですが,ご家庭でも作りやすくを名目とすることで,ゴリ押ししていきます!
★最終的な材料はこちら!
■作るもの
チーズナン(オーブン版)
チーズナン(フライパン版)
チーズナン(裏技版)
チーズナン(既製品版)
〇ナン材料(A)※1食あたりの分量
強力粉:300g
砂糖:25g
塩:4g
ドライイースト:4g
溶かしバター:10g
ぬるま湯:150ml
ハチミツ:適量
(あってもなくても)
ベーキングパウダー:3g
ヨーグルト:30g
卵:0.5個
〇チーズ材料
安価なスライスチーズ(モッツァレラ 300g)
安価なシュレッドチーズ(混合チーズ 300g)
カチョカヴァッロ(250g)
ミモレット(250g)
〇このほか
味変用のレトルトカレー
トリュフ・ド・コンガ(白トリュフオイル)
![]() |
![]() |
それでは作ってまいりましょー
材料と場所(レンタルキッチン)を準備したら,レッツクッキング! ちなみに今回は,4Gamerで日々エッホエッホと動画仕事をしている同僚たちを,調理者ないしキャストとして召喚しました。
人手もそうですが,今回は“チーズナン4種”を作る大連続狩猟です。単純に胃が足りないので,サポートハンターの存在は必須でした。おかげで大人5人もいるので,これなら村クエくらい楽勝ですねっ!
※皆さんは,作っても1食分=1枚の1/2(1人前)。豪勢にいってもカレーなどの味変込みで2食分にしましょう。若い胃なら勝ち目はありますが,4食分は大人5人でも★8クエストに相当します。しました
![]() |
まずはナンを作っていきます。なお,ナン作りはそれこそ「パン作り」と同様です。なので前述した材料も,作業の工程も,ワイルズの全武器種の強化先くらいバリエーションが多岐にわたっています。
ドライイーストの扱いだけでもプロハン(ター)の流儀くらい奥深く,一次発酵や二次発酵の長さ,さらに焼き方も加味すれば,レシピは“武器ごとに追求する防具・スキルセット”くらい無限に広がります。
そ・こ・で。今回はお家でも作れるという名目と,レンタルキッチンの使用制限時間という現実問題を踏まえて,「普遍的なナン作りのレシピ&調理工程をざっくり混ぜてアレンジしたズボラ版」でいくことにします。ぶっちゃけ手抜きです。でも,おかげですっごい簡単です。
皆さんが作るときは,今回の方法を参考にしつつも,要所でよりよい方法を調べて取り入れていくのがおすすめでーす。
![]() |
まずは上記のナン材料(A)を,すべてボウルに入れます。小麦粉は薄力粉を混ぜるレシピもありますし,なんなら「ナン用の粉」をスーパーなどで買えば,上記の準備がほとんどいらなくなります。
それと【(あってもなくても)】のところは本当になくてもOK。とくに卵0.5個って,家庭料理においては最悪な分量ですからね!
意識しておきたいのは,ドライイーストの扱いです。こちらはイースト菌を文字通り乾燥させ,粉状にしたパン材料です。事前にお湯に溶かしておく手(予備発酵)もありますが,その真意は「30〜40度くらいで活動する菌だから」というところに集約されます。
イースト菌は,パン内部のふわふわな部分によくある,穴ぼこや空洞を生み出す炭酸みたいなものです。これがあるからパンが柔らかくなり,これがなければガッチガチの堅パンになります。
ゆえに,ふわふわなパンを目指すなら,イースト菌が働きやすくなるよう,ぬるま湯でイイ感じの温度を与えてあげるのが大切なのです!
ただまあ,今回は普段料理をしないやつら(調理担当2人)に雑にやらせても,結果として「おいしい!」は作れました。初挑戦の人は気負いなく,ドライイーストを気楽にバサァしてぬるま湯もジャバー! でも大丈夫でしょう。ハンターってのはワイルドな生き物ですからね。
あとはひたすら混ぜて,こねて,生地が手にくっつかなくなったらいったん完成です。ラップをかけて30分放置(一次発酵)しましょう。
![]() |
![]() |
![]() |
発酵が済んだら,生地に強力粉で打ち粉をして,手や綿棒で丸く広げていきます。クナファ村のナンは顔よりも大きく,かつ素朴な厚みがあるので,再現するなら雑めにやるほうが粋です。大きさのイメージは,“宅配ピザの最小サイズ”(20cm〜)ほどとしました。
それではここから,4種類のワイルズナンに派生していきます!
チーズナン(オーブン版)
まずは,シュレッドチーズ(300g)×オーブンから。
短冊状に細切れにされたシュレッドチーズは,複数種類のチーズが混合されている(ものが多い),いろいろな料理のちょい乗せにうってつけの製品です。現場ではクナファチーズの形状を再現するべく,“サランラップで球状に丸めてレンチンする”ことにしました。
ここで注意を。サランラップは高温で熱しすぎると溶けます(※)。チーズも熱を持ちやすい食べ物のため,なおのこと危険です。そのため今回は「電子レンジの最低温度で,目視しながら加熱」としました。
この方法自体は正直,調理方法としては推奨できません。ですが,クナファチーズの形を再現するのに,最も考えられやすい方法がこれではないかと考え,安全性の確認のためにも,方法に配慮しつつ試してみました。とにかく「目視かつ最低温度で!」を厳守しましょう。
※一般的なサランラップ製品は,体内で消化・吸収されずに排出されるため,人体に有害ではないとしているが,食べるのは非推奨とされる
![]() |
![]() |
ナン生地は丸く伸ばし,クッキングシートを敷いたオーブンの天板へ。オーブンは事前に300度で20分ほど予熱しています。
一般的なナンやパンは,家庭用オーブンなら3分〜5分ほどで焼き上がります。一方,ワイルズナンはやはり厚みがあるので,表面の色合いと焼け具合を加味して,計10分ほど様子見しつつ焼きました。
そうして焼き上がったのが,こちら!
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
ナンは,焼き上がり直後の表面に溶かしバターを塗ると,ワンランク上の高みに達しますが,今回はハチミツがあるのでなしとしました。
これに,いよいよチーズをドンします!!!
※原作の「手に持ったナンの上に,チーズを直接乗せる」を再現しようとすると,確実に火傷の危険があるため,満場一致で諦めました
![]() |
![]() |
![]() |
チーズを乗せた直後,「なんかちょっと違う〜」の大合唱が。熱が入りやすいかと思ってシュレッドチーズを選んだのですが,どうも内部の加熱が足りず,球状が残ってしまったみたいです。とはいえ,球体部分も熱々トロトロの柔らか状態なので,食器でつぶせば問題なし。
手軽さと安全を考慮した初挑戦分としては及第点でしょう。見方によっては「シーウー」みたいでカワイイですしね!
![]() |
![]() |
味の感想としては,暴力です。味の暴力ですね。極厚だけど中身はふわふわなナン。チーズの強烈な塩っ気。ハチミツの芳醇な甘み。シンプルなトリオが幸せのハーモニーを奏でています。一口食べただけで分かる,心にイイが,体にワルい味の権化と化しております。
全員,一切れ二切れと食べているあいだは,怒ったチャタカブラみたいなIQでただひたすらむさぼっていました。これぞハンター飯!
チーズナン(フライパン版)
お次は,カチョカヴァッロ(250g)×フライパンです。
カチョカヴァッロは弾力があり,味わいも深く,匂いなどのクセも少ないため,日本人に好まれやすいチーズといった印象です。それこそ,モッツァレラから水分を抜いて固形化したような食感ですね。
こちらはとりあえず細切れにします。今度は新たな挑戦として,クッキングシート上で徐々に加熱しつつ,手作業で丸めて成形していくことに。一応言っておきますが,今回のレシピは誰も試走していません。初プレイでバゼルギウスと相対した人みたいな気分でやっております。
でもほらもう,出来栄えが完全にクナファチーズの宝玉っ!
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
ナンのほうは生地を伸ばし,フライパンで焼きます。バターの油分のおかげで(たぶん),油は引かなくても大丈夫です。
焼き時間は強火で30秒,中火で4分,裏返して4分といったところ。厚みのせいで一般的なレシピの目安時間は通用しないものの,細かいことはワイルドにいきましょう。ちなみに1食目でテンションが上がった我々は,調子に乗って厚切りベーコンも焼きはじめました。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
では,これにもいよいよチーズをドン!!!
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
これには一同,テンション爆増! 原作再現で言うと,球状を保ちつつ一瞬で溶ける温度に管理するのは難しすぎて,オリジナルのとろけ具合には達せませんでした。あと,おいしくてつまみ食いしすぎたカチョカヴァッロが,お高めなゆえに量を用意しきれなかったのも反省点です。
おそらく,量を増やしたらもっと溶けづらい,あるいは前回のシーウー形状になってしまったかもしれませんが,ドス級のチーズ量でワクワクさせるには,もう100gは盛っておきたいところですね。
なお,カチョカヴァッロはクッキングシートにもくっつきづらかったため,サランラップを使わずに済むのは利点と言えます。
![]() |
お味のほうは,こちらも逆ベクトルの暴力です。甘さ引き立つハチミツとは違い,トリュフ・ド・コンガ(白トリュフオイル)が,ナンとチーズの塩気に極上の風味を足してくれています。近年,トリュフ味はいろいろと大流行しましたので,皆さんのお口にも合いやすいでしょう。
余談ですが,白/黒トリュフオイルが1本あると,お菓子の袋に数滴,サンドイッチにチョイチョイ,サラダにオイルと醤油でドレッシング,本命は生ハムにタラーッなど,気軽に白黒トリ味(略称)にできるのでおすすめです。こうやって10年以上おすすめしまくってる回し者です。
しかし,とってもおいしいのですが。あれ,なにか変ですね。
……むむむ? もしかして,お腹が,いっぱい……?
いや違うんです。お腹がいっぱいってより,カロリーがいっぱい的な感じなんです。2枚あったワイルズナンも,みなで分けると数切れほどなのに,ドカ食いで血糖値が爆増してるみたいな感覚があります。チーズって脂なんですねえ(成分中,脂質が約30%と言われる)。
この時点で5人とも,満腹の満足感を飛び越して,「苦しい……」とつぶやきはじめました。ワイルズナンを目にしてもテンションが上がりません。これはたぶんみんな,今(掲載時点)もです。
だがしかし,我々の前には残り2頭の討伐が残っている。
……クエスト時間残り5分くらいのワックワクです……!
チーズナン(裏技版)
続けて,ミモレット(250g)×裏技焼きをします。
ミモレットは完全なるハードタイプで,溶かすのは向きません。また,ここまでと絵面が似通ってしまう,固形のアクセントも試してみたい,なにより「そろそろ溶かしたチーズがキツい……」という切実な理由から,カットしただけのものをナンに乗っけることにしました。
なお,ミモレットの外皮は(チーズを発酵させるための)カビの寝床です。食べると,人によってはお腹イタイイタイになるので注意です。まあ皮付き自体,選んで買わないとそうそう当たりませんけどね。
一方,BARでバイトしていた調理担当イツキいわく,「ミモレットの皮だけを注文する常連客もいました」とのこと。通な嗜好品ではあるようです。実際うまいです。でもポンポンイタイイタイには注意。
![]() |
![]() |
さて,もったいぶった裏技焼きですが,こちらは「ナン生地を,フライパンの裏側に張り付けて,コンロの直火であぶる」というものです。ICクッキングヒーターではできない,文字通りの裏技です。
これの利点は,ナンを提供するカレー屋によくある「タンドール窯」の再現ができること。窯焼きでは,窯の内側側面にナンを張り付けて,遠火で焼いていきますが,それをフライパンでまねるわけです。
注意点は,フライパンの裏側をキレイにしておくこと。けっこう洗いをサボりがちだったり,長年使っていると黒焦げだったりしますからね。もっと言うと,底面が丸みを帯びた中華鍋だとさらにヨシです。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
張り付けた生地は,焼いている途中も落ちません。フライパンに面している側が焼けることで,しっかりとへばりついてくれます。そのぶん,焼きすぎると剥がすのに一手間かかるので注意が必要です。
ところどころで,「俺そろそろドシャグマる……」「やべえオドガロンする……」といった意味深な声が聞こえるなか,3種目のワイルズナンの完成です。今回はミモレットを別乗せなので,チーズをドンはなし。あとは味変として,成城石井で買った1000円のカレーにすがります。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
などと,カレーとの最強カップリング説は置いといて。このフライパンの裏焼き版は率直に,「一番おいしかった」です。
オーブン焼きやフライパン表焼きと比べて,(ガスコンロとはいえ)直火だからこその香ばしさが段違い。サクふわな食感が素朴な滋味を引き立てており,素のままでも食べ続けられる仕上がりでした。
こうして,甘こってり,塩こってり,素朴あっさりの三方向にお腹を攻め立てられ,我々はクエストリタイア寸前に陥ります。しかし,ここまでやったからこそ,最後にしなければならない比較がある――。
チーズナン(既製品版)
最後は,安価なスライスチーズ×既製品のナンです。
これまで見せてきた手の込んだ材料と調理は,普段から料理をする人でも「うん。めんど」となってしかるべきものです。できるならやっぱり,超お手軽にやったときの再現度も計り,比較したいですよね。
というわけで最後は,どこにでも売っていそうなスライスチーズ(一応のモッツァレラタイプ)を,スーパーで見かけた日本ハムの「ナーン」に乗せて,超お手軽ワイルズナンを作ります。ナーンもうれしいことにピッタリ5人分あります。ンニャァアンアアァガガッ(アイルー語)!!!
調理も簡単。剥いたスライスチーズを腕力で球状にし,ナンに乗っけたら,はいレンチン。数分で仕上がるお手軽レシピです!
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
味の感想は,ある意味,見たまんまの味ですね。信頼性の高い既製品のナンに,これまた普遍的なチーズの味が加わっています。お手軽にワイルズナンを再現するなら,これでも十分なレシピと言えます。
とはいえ,全員お腹がウズ・トゥナ状態で,もう半年くらいチーズナンという物体を見たくないくらいのメンタルでも,ハッキリと「手作りナンで作ったほうがおいしい」と言いきれました。
やはり,ナンやパンは焼きたてに勝るものなし! これ以上のディテールを持った感想は,苦しくてもう誰も覚えていませんでした。
![]() |
ワイルズナン,最高ぉ!!!
ワイルズナンを自作してみて,個人的に出した結論は。
★ナンはフライパンの裏焼きで!
★カチョカヴァッロ(300〜400g)!
★ハチミツ,バター,オイルはお好み!
でした。チーズについては,あくまで限られた選択肢から選んだため,よりクナファチーズに近いものはもっとあるでしょう。ですので,最強リセマラランキングの更新はまだまだ狙えます。そのうえで好みも分かれますので,原作再現とはまた違う選び方もありですね。
一方,ナンはやはり手作りと既製品とで断然違います。「パン屋の焼きたてパンはうまい!」と同じくらい,自明の理でした。
といっても自作は面倒。なので楽な方法は,パン屋やカレー屋で本格ナンをテイクアウトすることです(カレー屋でチーズナンを食べるほうがもっと楽ですが)。そこに好みのチーズを熱して溶かして乗せれば,きっとクナファ村に流れる風の音が聴こえてくることでしょう。
そしてもう一つ,チーズナンという食べ物は「おいしそ〜」から「おいし〜」までで止めておくのが大切なようです。今回は本当に大食いチャレンジなんてする気はなく,「大人5人いれば4食分くらいいけるでしょ」という軽い気持ちでやりました。けれど,チーズナンという食べ物を甘く見ていました。こいつぁとんだカロリー大タル爆弾です。
企画後,ほかの4Gamerスタッフからは「おいしそー!」と連呼されました。今この瞬間,お腹ペコペコで読んでいる人も「おいしそー!」と思ってくれているかもしれません。ですが,食べすぎるとマジでジン・ダハドみたいな動き方になっちゃうので,とっても注意しましょう!
![]() |
![]() |
といったところで,ワイルズナン作りはお開き!
冒頭にも載せましたが,最後にもう一度。今回のワイルズナン制作の一部は「TikTokとかでよく見る,高速編集の料理動画」としてまとめていますので,気になる人はぜひチェックしてみてください。
興味を持ったみんなのワイルズナンの新解釈,待ってるよ!
「モンスターハンターワイルズ」公式サイト
- 関連タイトル:
モンスターハンターワイルズ
- 関連タイトル:
モンスターハンターワイルズ
- 関連タイトル:
モンスターハンターワイルズ
- この記事のURL:
キーワード
- :モンスターハンターワイルズ
- アクション
- CERO C:15歳以上対象
- カプコン
- ファンタジー
- プレイ人数:1〜4人
- :モンスターハンターワイルズ
- :モンスターハンターワイルズ
- 企画記事
- OTHERS
- 編集部:楽器
- カメラマン:永山 亘
- ムービー

(C)CAPCOM
(C)CAPCOM
(C)CAPCOM