架け橋ゲームズは「東京ゲームショウ2023」に,さまざまな海外インディーゲームの日本語ローカライズ版を出展していた。本稿では,その中からPC向け農業シミュレーションゲーム「
Kamaeru: A Frog Refuge」を紹介しよう。
本作は,フランスのHumble Reedsが開発し,Armor Games Studiosから発売予定のタイトルだ。日本語版デモは今回が
初出展だという。
舞台となるのは,主人公の少女と,幼なじみの少年アクセルが育った
思い出の湿地。2人は,ここにカエル用の家具を置き,カエルたちの楽園を作り出すことを目指す。まずは,カエルが好むという
「バスタブ」を設置してみる。
すると,青いカエルが現れ,バスタブ内でリラックス。カエルの姿はゲーム内のカメラ機能で撮影でき,写真の鑑賞機能も存在する。
気持ちよさそうな表情だ
![画像集 No.005のサムネイル画像 / [TGS2023]かわいいカエルたちを湿地に集めよう。フランス発の農業シム「Kamaeru: A Frog Refuge」試遊レポート](/games/741/G074194/20230924064/TN/005.jpg) |
加えて,カエルにエサを与えると,そのカエルを発見状態にでき,さらにエサを与えると,カエルをテイム状態にできる。
発見したカエルの一覧は,
カエル帳で確認可能だ。本作には500種類以上のカエルが登場するので,どんどん新種のカエルを発見して,カエル帳のコンプリートを目指すのもひとつの楽しみ方となる。
また,
「湿地の再生」も本作の重要なテーマだ。プレイヤーは池や植物を地面に配置していくことになり,炭素回収量と生物多様性によって決まる
バイオスコアが高いほど湿地の環境が良いとされる。
池の周りでは,虫を捕獲でき,虫はカエルのエサにできる。育てた植物からの収穫物は,ジャムなどのアイテムに加工してショップで売却し,そのお金で新たな家具を購入できる。カエルによって好みの家具は異なるので,家具の種類が増えれば,集まってくるカエルの種類も増えていく。
このような湿地帯を中心とした持続可能な農業生産は,
パルディカルチャーと呼ばれる実在の取り組みをモデルにしているそうだ。かわいいだけでなく,自然保護の勉強にもなる本作。
真のカエル愛を感じられるタイトルだった。
遺伝子を選んで,新種のカエルを繁殖できるミニゲームも
![画像集 No.013のサムネイル画像 / [TGS2023]かわいいカエルたちを湿地に集めよう。フランス発の農業シム「Kamaeru: A Frog Refuge」試遊レポート](/games/741/G074194/20230924064/TN/013.jpg) |