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[gamescom]空港のグランドハンドリングに特化したシミュレータ「AirportSim」で,航空機の地上支援業務を体験してみよう
「AirportSim」は,空港関連業務の中でも“グランドハンドリング”と呼ばれる,地上支援業務に特化した1人称視点のシミュレータだ。
着陸している航空機の滑走路や,ターミナルへの“マーシャリング”と呼ばれる誘導任務はもちろん,トーイング(牽引),ボーディングブリッジの接続,乗客のバスによる運搬,手荷物の運搬や整理,さらにはケータリングや給油までも行って,飛行機の潤滑な移動をサポートするというミッションをこなしていく。
飛行機の離発着時に,我々が窓の外でよく見る,忙しなく動き回るクルーたちの仕事をシミュレートしているゲームである。
マップは,ポーランドのワルシャワ・ショパン空港,フェロー諸島のヴォーアル空港,アイスランドのケプラヴィーク国際空港,そしてアメリカ合衆国フロリダ州のキーウェスト国際空港の4つを正式ライセンスを受けたものとなっている。
今回デモを紹介してくれたMS Gamesのクシシュトフ・スタブリラ(Krzysztof Stabryła)氏によると,旅客機もエアバスA320neoと,737 MAXもライセンスを受けているだけでなく,各空港で実際の業務に携わるクルーたちに意見を仰ぐなどしており,よりリアルな体験型のシミュレータとしてこだわっているそうだ。
もちろん働く車たちも,TLDやHitzinger,Goldhoferといった,我々が聞きなれないメーカーのものも,きっちりライセンスを受けている。一方で,ケータリングトラックや燃料補給車,旅客用バスなどいくつかライセンスを受けることのできなかった乗り物は自前で制作したという。
今のところ,フライトシミュレーションゲーム「Microsoft Flight Simulator」(PC / Xbox Series X|S)がカバーできていないグランド部分に特化したニッチなシミュレータといった印象だ。しかし,普段は操作することもない乗り物を運転できる楽しみもあり,農業シミュレータ「Farming Simulator」っぽさも感じられた。
今回のデモでは,季節や天候の変化は体験できなかったものの,「AirportSim」では異なる状況をシミュレートしたシナリオモードに加え,スムーズに作業をこなしてタイムを競うチャレンジモード,Co-opやフリーモードも搭載するとのことだ。さらに,SteamworksのサポートによってMODコミュニティの奮起にも期待がかかる。
現時点では日本語化される予定がなさそうなのは残念だが,すでにSteamストアページでは体験デモも公開されているので,気になる人はチェックして,ウィッシュリストに追加しておくのも良いだろう。
「AirportSim」公式サイト
「gamescom」公式サイト
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AirportSim(C)MS GAMES sp. z o.o. Developed by MS GAMES sp. z o.o. Licensed exclusively to and published worldwide by Iceberg Interactive. Iceberg Interactive design and mark are registered trademarks of Iceberg Interactive B.V. Microsoft®, Windows and DirectX® are registered trademarks of Microsoft Corporation. All other brands, product names, and logos are trademarks or registered trademarks of their respective owners. All rights reserved. Made in Poland.