解体シムというかリサイクルシム。Play Wayが新作「Deconstruction Simulator」を発表し，トレイラー公開

　ポーランドのパブリッシャPlayWayは，傘下のGames Incubatorが開発するPC向けの新作ソフト「Deconstruction Simulator」を発表し，トレイラーを公開した。発売は2024年内が予定されており，Steamのストアページによれば，日本語にも対応するという。

Games Incubator公式サイト

　Games Incubatorは，ペットホテルを経営する「Pets Hotel」や，庭にシェルターを作る「Bunker Builder Simulator」，大型船の解体を行う「Ship Graveyard Simulator 2」，エッフェル塔やコロッセオなどの改修工事を行う「Monuments Flipper」といった，1つのアイデアを中心にしたゲームを手頃な価格で提供するデベロッパだ。ポーランド国内外の開発者チームと共に，常に10以上の作品に取り組んでおり，同社の制作するゲームのファンも少なくない。


　本作では，プレイヤーはまず，家屋の解体業者として解体予定の建物に入り，回収可能なアイテムを算定を行う。公開されたトレイラーでは，スマホのようなデバイスを使って「ドア：125ドル」「洗濯機：312ドル」「乾燥機：270ドル」といった感じで次々に見積もっていく様子が確認できる。


　見積もりが終われば，売れそうなものを取り外し，いよいよ解体開始だ。ハンマーなどを使って力まかせにぶっ壊していくのだが，廃材もそのまま捨てるわけではなく，ケーブルや金属，プラスチックなど，リサイクル可能なものを分類して，再販できるように処理していく。
　そして，手に入れたものを自分のショップで販売し，資金を得て，事業を拡大するという流れだ。


　「Deconstruction Simulator」を訳せば「解体シミュレータ」だが，以上のように内容的には「リサイクルシミュレータ」に近いようだ。もっとも，開発はまだ初期段階とのことで，今後，どのような要素が加えられていくのかは分からない。地球環境の維持に貢献した気分になれそうなので，発売を楽しみにしたい。