「ゴールドラッシュバトラー」，デッキ構築の軸になる強力なカードを把握して，正式サービスに乗り込め！【PR】

　MIXIは本日（2023年7月19日），新作スマホゲーム「ゴールドラッシュバトラー」（iOS/Android 以下，ゴルバト）をリリースする。

　「モンスターストライク」（iOS/Android）のスピンオフタイトルとして開発された本作は，カードゲーム要素を盛り込んだデジタルボードゲームだ。4Gamerでは，本作が「モンストを知らなくても遊べる，なかなかに濃いボードゲームであること」，そして「カードゲーム要素もじっくり頭を悩ませて楽しめる内容になっていること」をそれぞれ，これまでにお伝えしてきた。
　3回目の記事となる今回は，リリースされたタイミングということで，デッキの軸になってくれそうな頼りがいのあるカードを，具体的に紹介していこう。

戦闘が得意なカードで盤面を制圧

　まずはちょっとしたおさらいを。ゴルバトは，マスの連なるステージをルーレットで進み，止まったマスを占領して自分のマスに変えていく。占領マスを増やせば毎ターンの収入も増え，さらに自分のマスに相手プレイヤーが止まれば通行料を得られる。そうして，目標額のコインを誰よりも早く集めることを目指す。各マスに配置されたモンスターは，戦闘を行ってほかのプレイヤーのマスを奪ったり，コインを稼いだりする。
　モノポリーライクな陣取り合戦と，モンスターバトルが並行で行われていくボードゲームだ。


　一気にコインを稼ぐ手段として有効なのが，「高レベルの収益型モンスターで相手から奪う」ことで，逆に言えば，そうしたモンスターをいかに配置するか，いかに守るかが重要だ。そのため，試合中の基本的な流れとしては，

• 多くのマスを確保
• そのうち連鎖（隣り合ったマスを連続して占領）できるところを重点的に強化
• 高レベルの収益型モンスターを配置
• 通行料をよこせ！！

といった感じの展開を目指すことになる。


　では，どうやってマスの確保をしていくかだが，ここで軸になるのは戦闘が得意なカードだろう。序盤で収益型を積極的に配置しても，レベルを上げなければそれほどの金額は得られないし，何よりあっさり敵に倒されるようでは機能しない。まずは戦闘の得意なカードを置いて，そのカードの周囲のマスを自分にとっての“安全圏”にして，そこで連鎖や高レベルの収益型モンスターの配置を狙っていくと戦いやすいだろう。
　戦闘を任せたいカードをデッキのリーダーに指定しておけば，必ず初期配置のマスを占領した状態で試合が始まるので，そこを軸に展開を考えられる。

継戦能力の高さは正義

　「戦闘が得意なカード」と言っても，いろいろなタイプがある。ゴルバトの戦闘では，スピードが速いモンスターから攻撃を行うので，単純に速くて攻撃力が高ければ，それだけで戦闘は強い。さらに，長い射程（リリース時点では最大で3）があれば，そのモンスターの周囲のマスはほかのプレイヤーが占領しづらくなるので，なお強力だ。
　ただし，先手が取れなくても，HPが高いモンスターなら，相手の攻撃を受けきって反撃で倒すこともできる。スピードが速くない戦闘型のモンスターはこの傾向にあるので，どれだけ耐えられるかも重要と言える。


　そうした中での戦闘において，とくに頼りになるのが継戦能力の高いカードだ。長くマスに居座れるということは，それだけ周囲のマスにモンスターを展開する時間を稼いでくれるということ。アビリティによって，さまざまな強みを持ったカードがあるので，いくつか紹介していこう。

■神なる正義の体現者 カマエル

　戦闘が得意なカードの筆頭となるのが，火属性のカマエルだ。レベル1時点で攻撃力500，HP800，スピード速，射程2と，これだけ見るとイマイチ，パっとしない印象を受ける。しかし，そのぶんアビリティが強烈で，「戦闘終了後に自身のHPを1000回復する」リジェネと，「戦闘を終えるたびに自身の攻撃力が100増える」高揚を持っている。1000回復というのは非常に高い数値であり，敵の先制攻撃を気にせずに仕掛けられる。とにかく粘り強くて，しかも戦闘するたびに強くなっていくわけで，相手にするときは，一撃で倒せるモンスターを用意できないとかなり厄介だ。



■叡智と武勇の聖女神 アテナ
■拒絶の邪鉱神 ヒヒイロカネ

　水属性のアテナと闇属性のヒヒイロカネは，どちらも高めのHPを持つが，攻撃力は低いモンスターだ。ただし，継戦能力という点で「戦闘を終えると自身のレベルを1上げる」という，これまた強力な能力を持っている。要は，戦闘するだけで，コスト不要で勝手にレベルが上がって強くなるのだが，この効果の真価は別のところにある。ゴルバトのモンスターは，ダメージを食らった状態でレベルアップすると，HPが最大値まで回復するのだが，このアビリティでも同様の処理が行われ，「レベルアップと同時に全回復」しているのだ。

勝手にレベルが上がるので，高レベルにして周囲の安全を確保し，その後で手札の収益型のカードと入れ替えるなんて芸当もできる

■無比なる大英雄 ヘラクレス

　木属性のヘラクレスは，レベル1時点で攻撃力1000，HP1100と，純粋に高いパラメータが持ち味。この数値に対処するには，戦闘を仕掛けるとき，手札のモンスターカードの攻撃力を合算する「援護」でも使わなければ厳しいのだが……ヘラクレスには，1000までの援護ダメージを無効化する「援護プロテクション」のアビリティが備わっている。そもそも，全モンスターを見ても，レベル1の攻撃力の最大値は1000であり，これに耐えるHPを持っているのだから相当に強い。同レベルでの殴り合いにおいて，彼に太刀打ちできるモンスターは存在しないだろう。
　相手をする側から考えると，射程が1なのでヘラクレス側から仕掛けてくることが少ないのが救いだ。

先に倒せばいいじゃない

　倒されずに居座る能力ではなく，敵モンスターの撃破に重点を置いたモンスターも存在する。もちろん自分もダメージを追いやすいが，小まめなレベルアップなどでHPを保ってあげれば，積極的に敵を倒してくれる。

■真誠なる怪物退治の聖女 マルタ

　ゴルバトにおいて，戦闘は「移動で通過した自分の占領マス」から仕掛けられる。そのため，占領してから実際に周囲を攻撃するには，ステージを1周してこないといけない。このルールをぶち壊すのが，光属性のマルタだ。「通過していないマスにいても，バトルフェイズに通常攻撃の指示が出せる」というアビリティをもっているので，常に攻撃する権利を持つ。しかも射程3の長距離攻撃が可能なので，常に周囲に圧をかけられる。



■好奇転換の希望少女 パンドラ

　ゴルバトのキービジュアルにも大きく登場しているパンドラは，トリッキーな性能を持っている。パンドラでマスを占領すると，指定した5×5の広範囲のマスに「重力ゾーン」のギミックを付与する。重力ゾーン内のモンスターはスピードが落ちてしまうのだが，パンドラ本人はこの効果を無視する「アンチ重力ゾーン」を所持しているため，自分だけ有利に戦闘可能だ。
　同じ闇属性の「邪を砕きし救世の大聖女ジャンヌ・ダルク」や，火属性の「維新回天の英傑 坂本龍馬」など，重力ゾーン内で逆にスピードが上がる能力を持つ，分かりやすく相性が良いカードが存在するのもポイントだ。

アビリティの強力な収益型

　試合終盤で一気にコインを稼いでくれるのが，通行料の高い収益型のモンスターだ。もちろん，収益型もさまざまなアビリティを持っていて，敵がマスに止まってくれるのをただ待っているわけではない。

■幽玄なる式神棟梁 出雲

　強烈なアビリティを持った収益型の筆頭が出雲だろう。このモンスターが持つアビリティは，レベルが4以上で，さらに3連鎖以上している必要があるという，厳しい発動条件が設定されているが，その効果は「占領者以外のプレイヤーはこのマスで強制的に止まる」という，破格のものになっている。つまり，レベル4で連鎖のボーナスも加わった収益型のマスで，強制的に通行料を徴収できる。
　こんなコンボが成立してしまっては，相手からすればたまったものではないので，全力で妨害されると思うが，キマれば最高に気持ちよくなれるだろう。



■慧眼なる秩序の大天使 ザドキエル
■暴君 ネロ

　収益型のモンスターは，攻撃力が低く戦闘では一方的に倒されてしまうことが多いが，アビリティで自衛がある程度できるモンスターもいる。例えば木属性のザドキエルは，「戦闘で敵から受けたダメージの100％を相手に与える」反射効果を持ち，攻撃してくるモンスターを制限できる。
　また，光属性のネロは，倒されたときに相手も巻き添えにして即死させるアビリティを持つ。こうしたモンスターなら，収益型であってもレベルを上げて機能させやすい。



■心理を掴む名探偵 シャーロック・ホームズ

　ホームズは攻撃型なのだが，実質収益型としても機能するという，特殊なモンスターだ。「占領している通行料の最も多いマスと同じ通行料になる」アビリティを持っているので，ステージのどこかに高レベルの収益型を用意しておけば，それがもう1マス，違うところに増えるのだ。レベル1で配置しても，高額の通行料に化けるという点も強い。
　しかも，ホームズ自身はスピード超速の高火力モンスターなので，自衛も得意。射程は1で自分から相手を攻撃しにいくことは少ないだろうが，使い勝手の良いモンスターと言える。

厄介な相手の対処手段を用意しよう

　さて，ゴルバトには，相手に出されたら対処に困るさまざまなモンスターが存在することは伝わったと思う。一度強力な戦闘型モンスターを配置され，レベルを上げられてしまうと，後から近くのマスを占領しても撃退するのが難しくなる。
　そこで活用したいのがワイルドカードだ。実はワイルドカードを使うと，厄介なモンスターでもあっさり対処できてしまう。単純にダメージを与えて倒すだけでなく，攻撃力やレベルを下げる，戦闘行動そのものを封じる，マスを交換して違う場所に移動させてしまうなど，あの手この手で邪魔できる。

「骨抜きアロマ」は，選択した占領マスの攻撃力を0にしてしまう。発動にコインすら必要ないお手軽カードであり，いかにワイルドカードが強力か分かるだろう

　逆に，HPをアップしたり，ワイルドカードを一度だけ無効化したりなど，自分のモンスターを守るためのワイルドカードも用意されているので，自分のコンボのキーカードを守る戦略を取るのもいいだろう。

敵からの妨害を確実に防いでくれる「ワイルドバリア」。低コストで使いやすいので，お世話になりそう

　ワイルドカードは，派手な効果が多いのでどれを使うか目移りしてしまうが，強力なワイルドカードはコストに属性が定められていることが多い。「火属性の占領マスが3つ必要」といったワイルドカードは，火属性で揃えたデッキでないと扱いにくいので，使いたいワイルドカードからデッキ構築を考えていくのもアリだ。

占領マス1つの攻撃力分のダメージを，3×3の範囲に与えるという凄まじい効果の「エナジーボンバー」。使用には火属性の占領マスが3つ必要だ

ポータルサイトで全カードをチェック

　本日のサービス開始に合わせて，MIXIはゴルバトのポータルサイトを公開する。ここでは，実装されているすべてのカードを閲覧可能となっているので，デッキ編成や要注意カードのチェックの参考になるはずだ。ぜひ活用しよう。
　ゴルバトは，ボードゲームとカードゲーム，2つの側面を持つだけあって要素は多いものの，遊んでみると流れは分かりやすい。これまで3回にわたって紹介してきたが，サービスが始まった今なら，とりあえず触って雰囲気を掴んでもらってから，改めて記事を読んでもらうと，より伝わるのではないかと思う。自慢のデッキでライバル達を出し抜いて，気持ちよく勝利を収めてもらえれば幸いだ。

「ゴールドラッシュバトラー」公式サイト