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NetEaseの代表的な武侠MMORPG,スマホ版「逆水寒(Justice)」が6月30日に中国配信。ChatGPT搭載による自分だけの物語展開がウリに?
“MMOを復興しよう”をスローガンに発表された本作は,同社の中国市場における代表的な中国古風武侠MMORPG「逆水寒(Justice Online)」のスマホ版で,PC版の大部分のコンテンツを引き継ぐという。
スマホ版では自由度の高いキャラクターメイキングをはじめ,新たに天候システムを搭載し,レイトレーシングにも対応するほか,“ChatGPT搭載による自分だけの物語展開”もウリになるという。
どのような形でAIが活用されるのかはまだ不明だが,AI搭載型NPCというのは想像するだけでワクワク感が膨らむものであるため,初出発表でのアピールポイントとしては十分なものだろう。
このほか実際に流された映像では,「これはPV用のCGではありません。ゲームの実機映像です」と力強く宣言した,本作のブランド力に恥じることのないグラフィックス表現を目にすることができる。加えて,本作プロデューサーのコメント映像も挿入されている。
なお,本作に関しては約4年半前のインタビュー時に。
4Gamer:
「逆水寒(Justice Online)」など,スマホ以外のタイトルを(日本市場で)展開する予定はないのでしょうか。
Vice President 王怡(Ethan Wang)氏:
やりたいんですが,ものすごくコストがかかるんですよね……。あと武侠系のゲームなので,カルチャー的に合うのかという心配もありますし,なにしろローカライズがとても大変です。あと,インストールするバイナリが90GBもあるんですよ。
といった言及がされていた。今回は日本配信について発表されなかったが,本作が“その壁”も越えて,日本市場にスマホ版で武侠モノで挑む決心がついたのなら,続報に期待したいところだ。
NetEaseが目指しているのは,「世界で最も大きいユーザー数」を持つことではない―――重要なのは,ユーザーの皆さんに満足してもらえること
「陰陽師」「荒野行動」「Identity V」と,立て続けのスマッシュヒットでその名を日本にも知らしめたゲーム会社「NetEase」は,中国ゲーム業界でのシェアナンバー2を誇る巨大ゲーム企業だ。今回副社長と会う機会を得たので,いろいろな話を聞いてみよう。
※画像はすべて配信映像のスクリーンショットです