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高評価クモゲーのVR版「Kill It With Fire VR」販売開始。VRになって気持ち悪さ大幅アップ
「Kill It With Fire VR」公式サイト
個人ゲーム開発者のCasey Donnellan氏が2020年にPC版をリリースした「Kill It With Fire」は,クモが大量発生した町を舞台に,駆除業者となったプレイヤーがクモ退治に励むという一人称視点のゲームだ。
神出鬼没のクモどもを追いかけてやっつけるのだが,ゲンコツやフライパンで叩くだけではつまらない。というわけで,ゲームには,マグナムなど豊富な武器が用意されている。しかし,高速で動き回るクモに弾丸を当てるのは至難の業で,撃てる弾も少ないため,腹立ちまぎれに爆薬や火炎放射器を持ち出し,周辺に大きな巻き添え被害を与えてしまうのが本作のポイントだ。所定の数を退治するのがミッションクリアの基本条件だが,クモ退治とはあまり関係のない達成目標もあったりする。
登場するクモは8種類だが,ご覧のようにグラフィックスはミニマムで,クモのリアリティはかなり低めだ。とはいえ,カサコソと音を立て,壁でも天上でも移動する姿は,クモと分かりあうことは永遠にできないと確信している人が見たら背筋が寒くなるはず。
まだ荒削りな部分はあるものの,プレイヤーやメディアから高評価を得た「Kill It With Fire」が,ついにVRゲームになったわけだ。VRゲームになってもやることはたいして変わらないようだが,自分の腕を這うクモの感触はきっと増しているだろう。対応VRデバイスを持っている人は,ぜひ試してほしい。
ちなみにtinyBuildは現在,Steamでパブリッシャセールを実施中で,VRでないほうの「Kill It With Fire」は60%オフで販売されている。セール期間は4月21日までだ。
Steam:tinyBuildパブリッシャセール
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Kill It With Fire VR
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