プレイレポート
[TGS2023]宇宙船同士が戦うデッキ構築型ローグライク「Breachway」試遊レポート。ベテランプレイヤーにおすすめ
本作は,ルーマニアのEdgeFlow Studioが,「Slay the Spire」と「FTL: Faster Than Light」にインスパイアされて開発中のタイトル。宇宙船同士の戦いを1人用カードゲームとして表現している。
ターンの初めには3種類のリソースが供給され,攻撃カードは「オードナンス」,防御カードは「エネルギー」,強化カードは「マス」を消費して使用する。次のターンでもらえるリソースの合計値は決まっているが,その配分はプレイヤーが自由に決められる。
攻撃は敵の装備に対して行い,HPを0にして装備を破壊すれば,その装備からカードがプレイされるのを防げる。キーワード「精度」を持つカードは対象を選択でき,持たないカードはランダムな敵装備を対象とする。
また,自機の各装備もカードを持っていて,それらを合わせたものが自分のデッキとなる。戦闘に勝利した際は報酬として,提示されたカードから1枚選んで装備のカードスロットに追加できる。
道中のショップでは,装備や装備ごとのアップグレードも購入可能だ。しかし,装備を有効にするには,それを担当する乗組員も求められる。
この状態では,乗組員のいない「4連フラック」が無効だ |
マップではイベントが発生し,乗組員が増減することも |
全体的に,ほかのデッキ構築型ローグライクよりも考えることが多いので,このジャンルの初心者は難しく感じるかもしれない。その分,自由度や戦略性は高くなっているので,ベテランプレイヤーにおすすめだ。
開発者によると,「デッキ構築」を重視して制作しているので,カードの選択を楽しんでもらいたいとのこと。また,攻撃だけを考えるのではなく,カード同士のシナジーを意識することが上達のコツだという。
本作では,使わなかったリソースが次のターンに持ち越され,手札も必要なカードだけを次のターンに引き継げる。パルスカードを手札に溜め込み,パルスカードのダメージを+1する「カタリストパルス」を使用したターンに一斉攻撃するような戦術が,有効だと教えてもらった。
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