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イベント
俳優の新田真剣佑さんの出演も発表。京都で行われた「アサシン クリード シャドウズ」のイベントをレポート
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シリーズファンも招かれた会場では,発売前の本作の一部がプレイできる試遊コーナーのほか,舞台での神楽とゲームに登場する墨絵を手掛けた涌井陽一さんによる墨絵パフォーマンス,そして出演声優陣のトークセッションやゲームのデモプレイなどが行われた。また,合わせて声優陣への囲み取材も実施されたので,その模様をお届けしよう。
俳優の新田真剣佑さんが演じるキャラクター発表
「石見神楽 万雷」による神楽演舞と,涌井陽一さんによる墨絵パフォーマンスで始まったステージイベントに続いて,俳優の伊澤彩織さんとダンテ・カーヴァーさんが,本作のメインキャラクターである藤林奈緒江と弥助に扮して出演する,スペシャルプロモーションムービーが公開された。
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ムービーの上演後,Ubisoftの社長であるオザン・コチョール氏と,本作のエグゼクティブプロデューサーであるマーク・アレクシ・コテ氏が舞台に上がり,主催の挨拶と発売を記念する鏡開きを行った。
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Ubisoft社長のオザン・コチョール氏 |
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「アサシン クリード シャドウズ」エグゼクティブプロデューサーのマーク・アレクシ・コテ氏 |
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続けて,本作の発売に先駆けて登場するオリジナルのコラボレーション商品や,新たなクロスメディアコンテンツも発表された(詳細は後述)。
その後,舞台にはメインキャラクターである奈緒江の日本語版声優を務める島袋美由利さん,奈緒江の父である藤林正保役の田村 真さん,隈部氏家を演じる岩中陸樹さんら声優陣が登場。トークやゲームのデモプレイが行われた。
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デモプレイでは,岩中さんが奈緒江を使って姫路城への潜入に挑戦する。イベント開始前にもプレイしたそうだが。さすがシリーズ経験者(ガチ勢)といったところか,手際よく敵を暗殺していくのだが,それでもときおり敵に見つかってしまい,倒されてしまう場面もあった。
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さらにスペシャルゲストとして,「源之丞」を演じる俳優の新田真剣佑さんが舞台に上がり,日本語版/英語版の声優およびモデルを務めていることが発表された。
新田さんが演じる源之丞は,プレイヤーが旅を通じて出会う仲間キャラクターの1人で,破壊工作の腕に優れた盗賊だという。魅力的で大胆な見た目とは裏腹に,心に傷を抱える繊細な一面もあるとのこと。
今回の発表に合わせて「アサシン クリード」シリーズやキャラクターへの思いを聞いたインタビュー動画が公開されているのでチェックしよう。
オファーを受けたときはすごく嬉しかったという新田さんだが,自身もゲーマーでありシリーズをけっこうプレイしているそうで,そうとうに本作の発売を楽しみにしているという。それだけにデモプレイのコーナーも,どんな風になるんだろうとずっと見ていたのだとか。
いちプレイヤーとして発売が楽しみという新田さんは,源之丞というキャラクターが出てくるかもしれないので,もし良ければチームの一員として旅をしてもらえればと思いますと述べた。
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●「アサシン クリード シャドウズ」発売記念フレーム切手セット
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本作の発売記念セットおよびシリーズの歴代キャラクターが勢ぞろいした「アサシン クリード」シリーズセットの2種類が発売される。本日より受注が開始されており,3月20日より郵便局のネットショップやBuyee内の郵便局のネットショップページ,一部の通販サイト・小売店で購入できるとのことだ。
郵便局のネットショップ
https://www.shop.post.japanpost.jp/shop/pages/goodsstore.aspx
Buyee内郵便局のネットショップ
https://shop.buyee.jp/jp-post
●松井酒造 コラボレーション商品
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松井酒造とのコラボレーション商品で,京都で300年余りにわたって酒造りを続けている老舗酒蔵から看板ブランド「神蔵」と本作のコラボ2商品が3月10日に発売される。本日より松井酒造の公式サイトで本日より予約開始だ。
純米大吟醸「アサシンクリードシャドウズ×神蔵」無濾過・無加水・一火
https://matsuishuzo.com/?pid=184453304
純米「アサシンクリードシャドウズ×神蔵」無濾過・無加水・一火 菰樽
https://matsuishuzo.com/?pid=184453594
●「アサシン クリード シャドウズ 伊賀の物語」3月20日よりヤンマガWebで連載予定
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本作のコミカライズ版で,前日譚となる物語が描かれる。原作をUbisoft,マンガをレグジェ氏が手掛け,ヤンマガWebにて3月20日より連載が始まる予定とのことだ。
●本日予約発売開始グッズ
「アサシン クリード シャドウズ」をモチーフにしたグッズが,エビテン内ユービーアイソフトショップで本日より予約開始となる。
https://ebten.jp/ubisoftshop/search?name=ACSW2410-11MD
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伝説の伊賀の忍,藤林正保の娘である藤林奈緒江が身に着けているシリーズを象徴する「隠し刃」(ヒドゥンブレード)のレプリカ「PureArts 奈緒江 ヒドゥンブレード 『隠し刃』 1/1 スケールレプリカ」が公式ライセンス商品として発売される。「隠し刃」は,厳しい修行によって身に着けた圧倒的な忍の力と共に戦いの旅に出る奈緒江にとって,心強い友なのだという。
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「アサシン クリード シャドウズ」オリジナル スカジャンで,本作のアートワークをモチーフにしており,リバーシブルで着用できる。それぞれの背中側の刺繍は奈緒江と弥助がデザインされたものと,アサシンクレストと鎖鎌がデザインされたものになっており,光沢のあるサテン生地に,日本的なモチーフの刺繍が施されている。
奈緒江と弥助,同じくらいの分量でプレイしてほしい
最後に,会場で行われた島袋さん,田村さん,岩中さんへの囲み取材の模様を紹介しよう。
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――配役が決まったときの感想を教えてください。
島袋さん:
お話をいただいたのが誕生日だったので,すごくありがたいプレゼントをもらったという気持ちでした。また,日本が舞台だったので,どういった物語が紡がれていくんだろうとか,忍の女性の主人公として加わるということで,どういうゲームになるんだろうという楽しみがありました。
田村さん:
声優が仕事を事務所から受けるときには,現場に行って初めてこういうゲームだと説明で知ることが多いんですけど,今回に関しては「アサシン クリード シャドウズ」というゲームで,こういう役ですと教えてもらっていました。まあ,いい役なんだろうなと思いまして,期待していました。
岩中さん:
「アサシン クリード」は高校生のころから個人的にファンで,アサシン教団が隠れながら進んでいく組織なので,いつか忍が出るんじゃないかと思っていました。そうして,やっと出たと思ったらこの話をいただいて,嬉しくて胸が高鳴りました。
――収録で大変だったこと,苦労したことがあれば,どのように乗り越えたのでしょうか。
島袋さん:
奈緒江は復讐を糧に生きている忍なので,復讐する相手に出会ったときの爆発力みたいなところは,何も考えず手放しで演じられたと思います。一方で,普段の行動のときに,どこまで自分の気持ちを出すか,どこまで忍として,ある種の“無”に徹するかというのは考えながら(開発と)一緒に作っていました。
そんな彼女も選択肢によってはロマンスの香りがすることもあって,どこまでその香りをさせていくのか,演じたものを開発に聞いてもらい,一緒に作って乗り越えていけたんだろうと思います。
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田村さん:
藤林正保というキャラクターについて,存在した(もとになった)人はいたようですが,調べてもなかなか資料に出てこなくて分からなかったので,そこは想像力で補ってきました。
岩中さん:
海外のゲームは違う言語ですから日本語に吹き替えるのですが,僕らのやっている外画(洋画)の吹き替えだとか,そういうところのスキルが問われてくるので,そこが難しかったところはあります。例えば絵がないときもあって,波形に合わせてしゃべるといったことがあるので,そこは大変でしたね。
――普段に演じられている作品とは違うところがあったと思うのですが,ゲームのキャラクターを演じることと,普段の作品との違いはどこにありますか。
島袋さん:
英語を聞いてそのあとに自分が収録するというのは初めてでしたし,英語と一緒にしゃべるというシステム自体が分かっていませんでした。「波形を合わせてください」って何を言っているんだろう? と(笑)。その違いが一番顕著だったと思います。
田村さん:
アニメにしろ,ゲームにしろ,海外ドラマをやる機会もありますが仕事は同じで,1人の人間を作るということに,そんなに差はないと思います。
――収録時に印象や記憶に残っているエピソードを教えてください。
島袋さん:
奈緒江は戦闘シーンがけっこうあり,馬に乗ったり,犬と戯れてみたりと,動物のふれあいもあります。そうした音声のパターンが1つや2つではなく,馬だと体感で10パターンくらい録った気がします。
それも英語の音声を聞いて,それに近しい表現を求められましたので,何をどうすれば……と,こちらで変化をつけていろいろな馬乗り方だったり,戦闘シーンもどれほどの雄たけびを上げればいいのかだったりの塩梅を考えていたのが印象的でした。
田村さん:
ディレクションされた方のこの作品への愛情がすごく伝わってきて,この役は誰々がやられていますとか,ここはこういうシーンですとか,僕の前面で説明とディレクションをしてくださったので,その方の顔が浮かんできますね。
岩中さん:
僕らには時代劇がなじみ深いですが,日本を舞台にした時代劇に近いところのあるゲームで,そこから英語音声が聞こえてくるのは,なかなか不思議な体験でした。
そして,時代劇から流れてくる英語音声に対して,僕らが日本語で吹き替えをするというのも印象的な体験でした。
――戦国時代のキャラクターを演じるうえでの言葉のトーンであったり,言葉遣いやセリフだったりで気をつけたところを教えてください。
島袋さん:
もともとの音声を日本語訳してくださる段階で,このキャラクターは「相手に投げかけない問いをするような娘なので,問いかけのときも語尾を下げる」といったように,時代というよりは奈緒江というキャラクターを作っていくうえでの節回しの調整はあったと思います。
田村さん:
言葉遣いに関しては翻訳が優れているので,そのとおりに読んでいけばそんなに苦労することはなかったと思います。戦国時代の武将の言葉とか侍の言葉遣いは子供のころから時代劇が大好きで,ずっと見てきたものが血となって積み重なってきたので,意識しなくて自然と出せてしまうところがあるかもしれません。
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岩中さん:
役者として名乗りは1回やってみたいと思っていたので,それがあって嬉しかったです。その名乗りが気をつけたポイントですね。
――奈緒江というキャラクターを演じて,どういうところに魅力を感じましたか。
島袋さん:
彼女は普段,復讐というところが一番なので,どちらかというと閉ざしているところが多いですが,仲間との日常生活で彼女の素の部分が垣間見えるシーンが度々あって,そのギャップではないですが,いろいろな面を見せてくれるのが一番魅力かなと思います。
――島袋さんに似ているところはありますか。
島袋さん:
ないですね。
田村さん:
暗殺者だもんね(笑)。
――奈緒江を演じるうえで守った部分がありますか。
島袋さん:
重複するところが多いですが,普段の任務に徹するというところで,自我をあまり出さないように意識していました。
あとは,私からの案というよりはディレクターさん達で,彼女の言葉の問いかけはクールにしていきたいというものがありました。また,彼女はかつて村娘で活発な時期もあったので,ちょっと田舎感を出すために「〜〜じゃ」というしゃべり方をするんですけれど,そこもディレクターさん達が,こういう言い回しのほうがキャラクターの素の部分が伝わるということで作っていただいたのかなと思います。
――田村さんが演じるにあたって,どういったキャラクター像にしていきたいと思っていましたか。
田村さん:
演じるにあたって核になったのは,父親であるということですね。資料が少なく,ゲーム内でもバックボーンが描かれていないので,セリフから抽出して想像で埋めていましたが,おそらく忍の一族の血を絶やさないために,娘であってもアサシンに育てあげなければならないという使命を持っていて。
ただ,心配なんですよ。里を守るための戦いが始まったときに,娘を巻き込んでいいのか。力を借りていいのかということで大いに葛藤します。危険な目にあってほしくないのは当然ですが,危険な道に導いたのが己自身だという矛盾に揺れる心情というのは,大切に,心の底に必ず置いていましたね。
とにかく,一族を守るよりも,娘の命を守るというのを一番に重点に置きました。
――岩中さんは「アサシン クリード」シリーズをやりこまれてトロフィーをコンプリートされているそうですが,もともとコンプリートするつもりでプレイしていたのか,もしくはプレイしていくうちにコンプリートしてしまったのでしょうか。
岩中さん:
どっちもですね。やっていくうちにたまたま取れるトロフィーもあれば,「敵に砂をかけて5人斬る」みたいな意識しないと取れないものもあるんです。面白いゲームだったのでそこまでやりました。
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――苦労したトロフィーはありましたか。
岩中さん:
ありますね。マルチプレイが出たときに,それでしか取れないトロフィーがあって苦労しました。あと,「アサシン クリード ヴァルハラ」のDLCのトロフィーも苦戦しましたね。
――シリーズを通してプレイしてみたい地域がありますか。
岩中さん:
歴史に詳しいわけではなくて,「アサシン クリード」で歴史に興味を持ったくらいなので分からないですが,地球上で起こった著名な出来事,例えば今まではフランス革命やイギリスの産業革命,アメリカの独立戦争とかがありました。そういった背景がある時代のものがやってみたいですが,それもいっぱいあるので,なかなかこれというのは思いつかないですね。
――ファンとして魅力みたいなところを聞いてみたいのですが。
岩中さん:
この取材が終わらなくなっちゃいますよ(笑)。
さっき言ったように,(アサシン クリードでは)史実にあった出来事や存在した歴史上の人物が出てきます。今回だと織田信長などですね。そういったとこから着想を得ながら,その出来事の裏ではこうなっていたみたいなのをフィクションで描いているんですね。
そして,現代パートではテンプル騎士団とアサシン教団の戦いが今でも続いていて,テンプル騎士団の新世界を作るというところが,都市伝説めいていてぞわっとするところが魅力だと思います。
――最後に,本作をどのように楽しんでもらいたいでしょうか。
島袋さん:
私自身は先ほどプレイしたときに歩けもしない状態でしたけれど,岩中さんのプレイを見て,奈緒江の身軽な身のこなしだったり,鎖鎌のアクションだったりがすごく格好良かったです。一方の弥助は逃げも隠れもせん!と堂々と(敵地に)入っていくじゃないですか。
そんな,いろいろなキャラクターを使って遊べる楽しみがあるというのを教えていただいたので,皆さんに奈緒江と弥助,同じくらいの分量でプレイしてもらえたらと思っています。
田村さん:
僕が10代でストップしちゃってゲームをあまりやらないので,映像を見てこんなに進化しているのかと驚いています。僕みたいなゲームをやらない人も映像から入って始めてもらう……入口というには難しい気がしますけれど,そういう方にもプレイしていただきたいですね。
岩中さん:
シリーズファンはもちろんですし,時代背景が日本の安土桃山時代のあたりなので,そうした時代が好きな人にもおすすめです。
また,アサシン クリードは爽快なアクションと,精密な操作が必要な隠れながら進むアクションのどちらもできるゲームなので,どちらかだけ,もしくは両方とも楽しんでもいいです。
さらに主人公も2人いるので,切り替えながら,好きな主人公で好きなところにいくというのも魅力なので,そういうのがやってみたい人にもおすすめです。
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「アサシン クリード シャドウズ」公式サイト
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