「Edge of Collapse」の制作が発表に。アポカリプスによって長い監禁状態から解放された女性が極寒の世界を生き抜くサバイバルADV

　PlayWayは，ポーランドのManyDev Studioが開発する新作サバイバルADV「Edge of Collapse」の制作を「gamescom 2022」に合わせてアナウンスし，その最新トレイラーを公開した。

Steamの「Edge of Collapse」ストアページ

　「Edge of Collapse」は，“アポカリプティック・スリラー”シリーズとして，現在欧米では高い人気を得るカイラ・ストーン（Kayla Stone）氏の小説シリーズを公式ライセンスしたタイトルだ。



　突然の大型電磁波爆弾の攻撃によって北米大陸全土が麻痺し，多くの人々が犠牲になってしまった世界が舞台となる。主人公のハンナは，誘拐犯によって5年間にわたって地下牢に閉じ込められていたという不運な女性だが，電磁波によってセキュリティがアンロックされたことによって自由を手にする。何とか家族のもとに帰ろうと奮闘するが，そこはオオカミやクマなどが徘徊する真冬のミシガン州だったというのが導入部分だ。


　食料や物資がほとんどない中，プレイヤーは出会った大型犬とともに活動し，気温の低下に気をつけながら生き抜いていくという本格派のサバイバルゲームになっている。しかもハンナは，5年間にも及ぶ監禁により精神的にも不安定な状態であり，その生存本能は“家族に会いたい”という悲壮なものである。

　そんなリアル志向であるために，ゾンビやミュータントのようなありがちなポストアポカリプス感はないものの，何らかの敵は登場するようだ。敵と遭遇した場合には，マス目のマップが表示されたターン制に移行し，敵と戦ったり，気付かれないよう擦り抜けるステルス行動をとったりすることになるという。


　「Edge of Collapse」には，小説版と同様に複数の仲間たちも登場するようで，しっかりとしたストーリーも楽しめそうだ。gamescom 2022に合わせて公開されたSteamストアページによると，現時点で日本語は未対応になっているのが残念なところ。シミュレーションゲームで知られるPlayWayにとってもユニークな作風の新作だけに，ウィッシュリストに追加して続報をチェックしておくといいだろう。