「バイオハザードRE:4」追加DLC「セパレート ウェイズ」ハンズオフレポート。エイダのダイナミックなアクションをムービーと共にお届け

　カプコンは，2023年9月21日にサバイバルホラー「バイオハザード RE:4」（PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 以下，RE:4）の追加DLC「セパレート ウェイズ」を配信する。価格は1000円（税込）。本作は「RE:4」本編にも登場したシリーズの人気キャラクター，エイダ・ウォンを主人公とした内容で，本編の裏側とも言えるストーリーを楽しめるという。
　今回，ハンズオフプレビュー用の素材がカプコンより提供されたので，映像から読み取れるさまざまなや要素や注目ポイントを紹介していく。

「バイオハザード RE:4」公式サイト

エイダならではのスタイリッシュなアクションに注目！

　エイダは1998年に発売された「バイオハザード2」で初登場したキャラクターだ。とある一件からレオンと行動を共にしつつも，その素性は不明。後にスパイであることが判明し，「バイオハザード4」や「バイオハザード6」などで再登場するも，レオンとは長きにわたり，付かず離れずの微妙な距離感を保っている。
　完全な敵というわけでもなく，かといって味方でもない。ミステリアスなキャラクター性も相まって，ファンから高い人気を獲得している。


　そんなエイダだが，映像では古城などに潜入し，ミッションを遂行する彼女の活躍を確認できた。フックショットを駆使して一瞬で建物の高所まで移動したり，建物と建物の間を自由に行き来したりと，レオンにはなかったアクションが使えるほか，戦闘シーンでもフックショットを使ったメレーアクションを食らわすなど，スピーディかつ華麗な戦い方を見せてくれている。

エイダの代名詞とも言えるフックショット

　印象的だったのが，エルヒガンテ戦だ。エイダはフックショットで軽々と屋根に登れるため，エルヒガンテの攻撃が届かない位置に陣取るなど，機動力の高さを生かした戦いぶりを披露している。レオンの戦い方とはまったく違うため，異なるプレイフィールを楽しめそうだ。

序盤の強敵であるエルヒガンテ。軽快に立ち回るエイダの姿が確認できる

　もちろんレオンと同じく，ナイフを使ったフィニッシュムーブや敵の攻撃を弾くパリィなど，「RE:4」の共通アクションは使用できるようだ。「RE:4」本編を遊んだ人なら違和感なく，自身のプレイスキルをそのまま発揮できるだろう。
　映像を見た限りでは，基本的なアクションはそのままに，拡張されたエイダらしいアクションと新たな駆け引きを楽しめるように感じられた。

ナイフを使ったパリィで敵の攻撃を弾くこともできる

素性不明なエイダ。その正体とは？

　「RE:4」と言えばレオンの“ぼやき”が面白い要素だが，エイダにもぼやきが用意されている。敵が複数出てきたら「大歓迎ね」と皮肉を言うなど，エイダの性格が反映されており，思わずニヤリとしてしまう。ピンチに陥っても余裕な態度を崩さないスタイルは，エイダの魅力の1つだ。


　エイダはレオンの味方か敵か，どちらともハッキリとは言えないが，実はレオンを裏でサポートしているシーンもある。例えば，鐘が鳴りガナードたちが去っていく本編の冒頭シーンはエイダの助力によるもの。あの時のレオンは大勢のガナードに囲まれ，チェーンソー男も登場するなど，四面楚歌の状態。鐘が鳴り，ほっとしたプレイヤーも多いはずだ。

素性が知れないエイダだが，レオンをサポートしてくれることも

　こういった裏方の話は，本編をプレイするだけでは見えてこないので，「セパレート ウェイズ」を通じて答え合わせのような感覚でプレイできるのも面白い。

　またエイダと言えば，ルイス・セラとの関係性も興味深いところ。ルイスはエイダと同じく謎が多く，レオンと行動を共にするシーンがあるものの，その素性をすべて晒したとは言い難い。「セパレート ウェイズ」ではエイダだけではなくルイスの行動の謎も明かされると思われるので，その点にも注目したい。


　今回は「セパレート ウェイズ」の紹介になったが，同日には無料DLCとして人気のエクストラゲーム「ザ・マーセナリーズ」のアップデートも予定されており，エイダとウェスカーが追加キャラとして参戦する。
　エイダの使用感は「セパレート ウェイズ」と同じと思われるので，両方のモードでエイダをぜひ堪能してほしい。

「バイオハザード RE:4」公式サイト