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「バトルフィールド」シリーズの将来に大きな変化か。IPをRespawn Entertainmentに集中し,“バトルフィールドユニバース”の構築を推進
「バトルフィールド 2042」公式サイト
コンテンツの欠如やパフォーマンスの悪さなどが批判の対象となり,大規模アップデート第3弾となる「0.3.0」が12月2日に配信されるなど,急ピッチで改善が進められている様子の「バトルフィールド 2042」。事態の責任をとってか,シリーズ従来作の開発を担ってきたEA DICEのゼネラルマネージャー,オスカー・ガブリエルソン(Oskar Gabrielson)氏のEA退社も明らかになっている。
このため,EAは「バトルフィールド」についての社内体制を変更し,「APEX Legends」や「Titanfall」シリーズなどで知られるRespawn EntertainmentのCEO,ヴィンス・ザンペラ(Vince Zampella)氏に権限を集中したという。ザンペラ氏はRespawnの共同設立者でもあり,それ以前は,自らが設立したInfinity Wardで初代「コール オブ デューティ」を含む多数のCoDシリーズ作品を手がけてきた人物だ。
GameSpotがザンペラ氏に対して行ったインタビューによれば,ガブリエルソン氏退社に伴う人事異動によって今後,“相互に関連するバトルフィールドユニバース”(Connected Battlefield Universe)の構築を推進していくという。
具体的な内容は語られていないが,RespawnとEA DICE,そしてRipple Effectといった複数のスタジオが,異なる時代やプラットフォーム,ジャンルを超えた「バトルフィールド」シリーズ作品に着手し,「コール オブ デューティ」や「Halo」シリーズのような,多角的なフランチャイズに成長させることを狙っているようだ。
もっとも,この4月には「Battlefield Mobile (バトルフィールド モバイル)」が正式発表されており(関連記事),EAは以前からバトルフィールドユニバースの具体化に着手していた様子もある。詳細については未発表であるものの,スマホ版の開発は,初代「Halo」の開発に携わったアレックス・セロピアン(Alex Seropian)氏が2012年に設立したIndustrial Toys(2018年にEAが買収)が担当し,2022年のリリースが予定されている。
これまでは1年半〜2年間隔で新作が登場するされることが多かった「バトルフィールド」だが,今後はさまざまなメーカーが持ち味を生かした,頻繁なリリースが行われていくことになるようだ。
EA DICEが「バトルフィールド 2042」の早急な改善を確約。11月25日と12月上旬中にアップデートを予定
EA DICEは,「バトルフィールド 2042」のファン向けニュースレターを公開し,過去シリーズに類を見ないほどの低評価を受けている本作について,早急に改善を行っていくことを確約した。2021日11月25日に「Update #2」を,さらに12月上旬にも大型パッチを公開される予定だ。
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