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新作ゾンビサバイバル「The Day Before」,紆余曲折を経てついにアーリーアクセス版リリース
「The Day Before」公式サイト
「The Day Before」は,謎のウイルスによって大量のゾンビが発生,文明が崩壊したアメリカ東海岸が舞台となる。事故で長い眠りについていたプレイヤーが目を覚まし,襲ってくるゾンビだけでなく,希少な物資などを奪い合ってほかのプレイヤーとも戦う,多人数参加型のアクションシューターだ。超高層ビルが立ち並ぶニューヨークに似た「ニューフォーチューンシティ」で活動しつつ,生存者コロニーの「ウッドベリー」を再建し,物資を集めて自分の家を建てたり,財産を蓄えたりするという。
「The Day Before」については,2月20日に掲載した連載記事「期待作から一転,疑惑の作品となったThe Day Before」で詳しく紹介したように,2021年1月に開発が発表されて以来,Steamの「もっとも期待されるゲーム」にしばらくランキングされたほど前評判の高いゲームだった。
しかし,続報がほとんど公開されず,公開されたスクリーンショットの多くで,ほかのゲームをトレースしたような形跡が発見されたことから,「実際に作られていないのはでないか」という疑惑が,インフルエンサーや北米メディアなどで指摘されるようになった。しかも,リリース延期が繰り返し発表されたほか,タイトルの商標にからんでSteamストアページが削除されるなど,ネガティブな出来事が相次いだのだ。
そんな「The Day Before」が,アーリーアクセス版(β版)という形でようやくリリースされたのは嬉しいことに違いない。Steamのユーザーレビューは,登場から1日も経たないうちに1万件を超え,ゲーマーの期待値の高さを窺わせるが,評価を見ると「圧倒的に不評」となっている。
多くのプレイヤーがアクセスしたためサーバークラッシュが頻繁に起きており,また,手にした銃などのアイテムが消えたり,ゾンビの数が少なく,直線的にしか攻撃してこないことが指摘されている。さらには,オープンワールドを謳いながらも,特定のエリアに潜入して脱出を図る脱出型のプレイが中心であること,喉の渇きや傷を除いてサバイバル要素が少ないことも問題視されているようだ。
多くの批判に晒されつつ「The Day Before」の開発を続けてきたFNTISTICだが,この状況を好転させることができるのか,とりあえず状況を注視していきたい。
Access Accepted第750回:期待作から一転,疑惑の作品となった「The Day Before」
「Steamで最も期待されているゲーム」にもなった,MMO型サバイバルアクションの新作「The Day Before」。2021年1月に発表されてから,幾度かの発売延期がアナウンスされているが,ゲーム情報のあまりの少なさから「ゲームが存在していないのでは」という疑念が生まれるほどになっているようだ。今回は同作のこれまでと現状について,まとめてみた。
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