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「Warhammer 40,000: Darktide」先行プレイレポート。ゴツい武器で押し寄せる異教徒ゾンビをなぎ倒していく爽快感が抜群だ
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印刷2022/10/13 12:00

プレイレポート

「Warhammer 40,000: Darktide」先行プレイレポート。ゴツい武器で押し寄せる異教徒ゾンビをなぎ倒していく爽快感が抜群だ

 Fatsharkが11月30日のリリースを予定している「Warhammer 40,000: Darktide」PC / ※Xbox Series X版は後日リリース予定)は,Games Workshopのミニチュアゲーム「ウォーハンマー 40,000」の公式ライセンスを受けた新作Co-opアクションシューターだ。

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 東京ゲームショウ2022の会場では試遊出展が予定されていたものの,諸事情により中止となっていた。今回,あらためて同バージョンをプレイする機会を用意してもらったのでプレイレポートをお届けしたい。


「Warhammer 40,000: Darktide」公式サイト



はるかなる400世紀の宇宙で異端審問

ゴツい武器で異教徒のゾンビを撃退せよ!


 まずは,本作の世界設定に触れよう。原作にあたる「ウォーハンマー 40,000」(以下,WH40K)は,西暦4万年の遠未来を舞台にした作品だ。

 人類は宇宙に飛び出したのちに輝かしい発展を遂げるが,同時にさまざまな困難に見舞われることになる。文明の崩壊は避けられないと思われたが,そんな人類の中から“皇帝”と呼ばれる指導者が出現。皇帝は人類の精鋭部隊「スペースマリーン」を結成し,超人的な能力を駆使して敵対勢力を次々と打ち破っていく。

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 しかし,部下の謀反によって再び勢力が分裂。これを鎮めることには成功したものの,戦いの中で皇帝は深い傷を負い,生命維持装置で命をつなぎとめる植物人間となってしまう。

 物言わぬ皇帝は信仰の対象となり,帝国はそれを中心とした宗教国家として姿を変貌させていく。かつて栄華を誇った機械技術は宗教と一体化して衰退し,人類は銀河にはびこる渾沌(ケイオス)や異種族(ゼノ)との終わらない聖戦を続けている……。これがWH40Kシリーズ共通の世界設定だ。

「Warhammer 40,000」公式サイト


 そんなWH40KをベースにしたDarktideの舞台は,帝国の巨大都市テルティウムの地下に広がるハイヴと呼ばれる都市だ。ハイヴにはケイオスのカルト宗教団体が潜伏しており,人間をナーグル(ゾンビ)に変えてしまう病原菌を撒き散らしていた。

 プレイヤーは,ナーグルに対抗する「はぐれ者」(Rejects)で構成された民兵組織ガウンツ・ゴーストの異端審問官となって,3人の仲間とともにナーグルとカルト教団の排除を目指すのだ。

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 今回の先行プレイでは,ケイオスに占拠された“MANUFACTORY HL17-36”の奪還ミッションが用意された。使用するクラスは,射撃戦を得意としつつ,近接攻撃も使える「Veteran」(古参兵)だ。なお,最大4人でのCo-opが楽しめる本作だが,今回は3人のNPCと共に戦うことになった。

 移動はWASD,手持ちの武器をマウスクリックで使い,Shiftキーでダッシュ,スペースでジャンプをする。操作システムは一般的なFPSを踏襲したものだ。動作にクセがなくシンプルなので,同タイプの作品を遊んだことがあれば,すぐに慣れるだろう。

 体力(HP)とは別にスタミナの概念もあり,ダッシュ移動や攻撃中にはスタミナが減少していく。移動や攻撃を止めれば徐々に回復するので,Co-opプレイでは仲間と協力して互いの隙を埋めることが大事になりそうだ。

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 ミッションの舞台となるのは,謎の機械類が散らばる薄暗い施設だ。プレイヤーが操作する主人公は軽装だが,随伴してくれるNPCは異様に仰々しいアーマーに包まれ,両手にガッシリとライフルを構えている。

 武器もとにかくデカくてゴツいものが用意されており,スタッフから「近接戦闘ではナイフを使ってください」とアドバイスを受けて武器を切り替えると,デカいチェーンソーが出てきた。WH40K世界のちょっとバカバカしいと思える極端さは,本作でも健在のようだ。

 警戒しながらステージを進むと,施設に潜んでいたナーグルが出現する。小型で素早いナーグルにはちょっと驚かされたが,しっかりライフルを当てればすぐに撃破でき,対処自体はさほど難しくない。序盤のステージということで難度は高くないのかと思い,そのままズイズイと前進してみる。

 すると,あらゆる物陰から小型ナーグルの軍勢が出現し,さらに図体のデカいナーグルも一緒に登場! 大型ナーグルに対処している間に3人の味方もろとも小型ナーグルにもみくちゃにされ,アッという間にゲームオーバーになってしまった。

 むやみに前進すると大量の敵をアクティブにしてしまう。プレイヤーとボイスチャットをつないでいれば,互いに声をかけ合いながら,焦らずに前身して敵を順序よく排除していくのがいいだろう。

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 戦いに慣れてくると,地形を利用して一度に戦うナーグルの数を絞ったり,近付いてくる前に射撃で数を減らしたりと,けっこういろいろな対処ができるようになる。大量に出現する敵をゴツい武器で撃退していくのは爽快感抜群だ。

 また,近接戦闘の気持ち良さも注目すべきポイントだ。近接武器は敵から攻撃を受けるリスクがある代わりに攻撃力が非常に高く,大型ナーグルとの戦いで特に力を発揮してくれる。高火力の近接武器で敵をザクザク切り捨てていくのは,ほかのFPSでは味わえない体験だ。

 本作の前身とも言える「Warhammer: End Times - Vermintide」シリーズは近接戦闘が中心だったが,Darktideのプレイフィールはこれまでに培われた近接戦闘の爽快感と,ベーシックなFPSの爽快感が融合しているようで触り心地がいい。

 また,流血を中心とするゴア表現もなかなか強烈だが,スタッフによると「オリジナル版はもっとブッシャブッシャです」とのこと。人によってはいくらかマイルドな方が遊びやすい気もするが,国内版の表現については続報を待ってほしい。

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 ステージを進んでいくとエレベーターホールに到着し,新たなミッションが提示された。「エレベーターを起動せよ」とのことで,きな臭さを感じながら指示通りにボタンを押すと,案の定周辺から大量のナーグルが湧き出した。

 さすがに真正面から戦うのは無謀なので,狭い空間で壁を背にして迎え撃つことにする。探索の中で拾ったグレネードや,弾薬補給アイテムを駆使しつつ,なんとか肉薄されないように戦うほかない。

 この場面では,ダメージの応酬の中で累積していくゲージを消費して発動する“必殺技”(Volley Fire)が役に立ってくれた。必殺技の発動中は射撃速度が向上し,さらにスタミナの減少速度が大幅に緩和されるため,ひと息に大量の銃弾をばらまいたり,近接武器を使って一気にダメージを稼ぐことができる。

 味方が倒れてしまった場合は,近寄って回復させる必要があるのだが,その間は無防備になってしまう。ほかの味方が倒れた味方を助けているときに,必殺技を発動して援護するといった使い方もあるだろう。

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 エレベーターホールの敵を撃退したところで,残念ながらタイムアップとなった。今回のミッションは序盤から遊べるもので,エレベーターの先にもまだ大ボスが残っているらしく,それぞれのミッションはなかなかのボリュームがあるようだ。

 今回のバージョンではVeteranのみだったが,製品版ではZealot,Psyker,Ogrynを含む全4種のクラスが選択できる。また,プレイヤーキャラクターの外見をカスタマイズする要素も用意されるようだ。
 なお,10月14日から16日まで(CET / 中央ヨーロッパ時間),クローズドβテストの開催が予定されている。爽快な戦闘を体験してみたい人は,公式サイトからサインアップしてみるといいだろう。

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