プレイレポート
「ファークライ6」インプレッション。ワニやダックスフントを相棒にして戦う,「何でもアリ」なオープンワールドFPSを一足早く体験
今回プレイできたのはゲーム冒頭のサントアリオ島でのイベントと,Co-opモード(2人協力プレイ)によるエル・エステ周辺でのメインミッションおよび探索だ。
本作の舞台は,カリブ海の宝石と謳われた島,ヤーラ。しかし,その島にかつての姿はなく,街は独裁者「アントン・カスティロ」の圧政によって荒廃しきっている。
権力を行使し,自分だけの楽園を築き上げようとしているカスティロは,残忍な社会改革を推進し,反対する市民たちに強制労働を課しているのだ。
主人公の「ダニー・ロハス」はヤーラで生まれ育った元軍人で,ある事件に巻き込まれたことをきっかけに,ゲリラ活動に巻き込まれていくことになる。プレイヤーはダニーを男性としてプレイするか,女性としてプレイするかを選択でき,ゲリラの一員として暴君カスティロとその息子に立ち向かっていく。
そして,ダニーたちは政府軍を打倒するために,創意工夫をこらして戦いに臨んでいく。これは,持っている物すべてを使って混乱を引き起こす「リゾルバー」と呼ばれるゲリラの哲学であり,独裁政権に対抗しうる最大の武器となる。
広大な島,ヤーラを自由に歩き回り,冒険の世界に繰り出そう
本作のマップはオープンワールドになっており,島中を自由に移動し,探検できる。しかし,ヤーラの土地は歩いて回るには広大すぎる。島には馬や車,ヘリコプターや飛行機といった乗り物が用意されているので,それらを活用していこう。
また,島の中には多数の野生動物や魚たちが生息しており,それらを自由に狩猟できる。狩猟した獲物は素材にしたり,料理の材料にできるので,メインストーリーからいったん外れて,大自然の中で狩りや釣りを楽しむのもいいだろう。今回はプレイ時間が限られていたため,筆者は試すことができなかったが,貴重な装備の素材となる,手ごわい動物との戦いも用意されているようだ。
ゲリラの同志を集め,拠点を増やしていく
本作の目的は,独裁者カスティロの軍を打倒し,その支配を終わらせること。まずは軍の拠点を1つずつ潰していかねばならないが,そのためには仲間の手助けが必要になる。
革命を志す仲間たちはマップの各所で基地を作り,密かに活動しているので,ストーリーを進めながら同志を集めて,革命の機運を高めていこう。
主人公たちの活動の拠点となるゲリラ軍のキャンプ地では,武器の強化・作成のほか,食堂の利用や海賊団の派遣といったさまざまなことができる(※利用可能な施設を増やすには,キャンプのアップグレードが必要)。
ここを拠点として,「素材を集める」→「装備を強化する」→「新しいミッションに挑戦する」の繰り返しがゲームの大まかな流れとなるので,うまくキャンプを活用していきたい。
ゲームを進めるうえで特に重要となるのは,ジャンクパーツからクラフトできるリゾルバー武器の数々だ。バイクのエンジンやイワシの缶詰,ガスボンベ,車のマフラーなどなど,身近にあるものを何でも組み合わせて,多種多様な武器を作り上げられる。
本作では,ミニガンや弓矢,火炎放射器のほか,「CDが回転すると“恋のマカレナ”が再生される」という謎の武器の存在まで明らかにされており,武器のバリエーションは過去最多になるとされている。
もちろん,ユニークな武器だけでなく,アサルトライフルやスナイパーライフル,ハンドガンといったスタンダードな武器も多数登場する。サプレッサーやスコープ,レーザーポインターなど,細かなカスタムが可能なので,好みに応じていろいろ試してみるとよさそうだ。
また,弾薬にも,ヘルメットを貫通する「徹甲弾」,アーマーなしの敵に大ダメージを与える「軟目標弾」,毒ダメージを与える「毒弾」,範囲火炎ダメージを与える「焼夷弾」,防弾ガラスを破壊できる「炸裂弾」などのバリエーションがあり,どのような装備で戦いを挑むかはプレイヤー次第だ。
敵拠点に攻撃する場合,強引に正面突破を仕掛けるのも悪くはないが,多くの場合,見張りの兵士に気付かれると増援の兵士を呼ばれ,乱戦が始まってしまう。まずは携帯端末のズーム機能を使い,気付かれない位置から敵陣を観察してみよう。
どこに見張りの兵士が配置されているかわかれば作戦を立てやすくなるし,ズーム機能を使えば,兵士の特徴や弱点となる弾丸がわかるので,これを活用しない手はない。
仲間となる凶悪でカワイイ動物たち
ヤーラの各地には,過酷な戦いを手助けしてくれる仲間たちがいる。それは,飢えたクロコダイルの“グアポ”や,可愛いダックスフントの“チョリソー”といったカワイイ動物たちだ。
これらの相棒(アミーゴ)たちはジャングルの奥地や市街地の秘密基地などにおり,特定のイベントをクリアすることで仲間にできる。戦闘の際に活躍してくれるので,是非とも仲間にしておきたい。
筆者が今回プレイしたミッションの中で,最も印象的だったのが,凶暴な鶏のボス“チチャロン”を仲間にするストーリーだ。メインの物語からは外れたミッションだが,どこか憎めないチチャロンと共に戦うミッションはユニークなものが多い。
カオスな戦いの中に身を投じ,自由に暴れまわれ
ゲリラ戦がテーマとなっている本作では,森の中や水辺,市街地といったさまざまなロケーションでの銃撃戦が楽しめる。また,シリアスな世界観とは裏腹に,戦闘面ではハチャメチャが許されており,火炎放射器にロケットランチャー,ニワトリやダックスフントが入り乱れて戦うという「何でもアリ」な自由度の高さが魅力となっている。
武器の種類はとにかく豊富で,6時間程のプレイではすべてを試すことはできなかったが,オーソドックスなものからユニークなものまでが揃っており,銃火器やFPSゲームに詳しくない人でも楽しめるだろう。
ファークライシリーズをプレイしたことがない人でも楽しめる作品に仕上がっていると思うので,興味のある人はぜひこの世界を体験してみてほしい。
「ファークライ6」公式サイト
キーワード
(C) 2020 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Far Cry, Ubisoft and the Ubisoft logo are registered or unregistered trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.
(C) 2020 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Far Cry, Ubisoft and the Ubisoft logo are registered or unregistered trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.
(C) 2020 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Far Cry, Ubisoft and the Ubisoft logo are registered or unregistered trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.
(C) 2020 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Far Cry, Ubisoft and the Ubisoft logo are registered or unregistered trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.
(C) 2020 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved. Far Cry, Ubisoft and the Ubisoft logo are registered or unregistered trademarks of Ubisoft Entertainment in the U.S. and/or other countries.