コンバットフライトシム
「DCS World」を展開中のEagle Dynamicsが,新たな機体モジュールとなる
「DCS: C-130J」をプレイヤー向けの
Weekly Newsletterで発表し,
ティザートレイラーを公開した。開発はAirplane Simulation Companyというスタジオで,価格や発売時期などについては明らかにされていない。
「DCS: C-130J」のモデルとなるのは,スーパー・ハーキュリーズの愛称で知られる
C-130J輸送機だ。4発のターボプロップエンジンを搭載した本機は,C-130 ハーキュリーズの後継機として1996年に初飛行。1999年に運用を開始し,これまで500機以上が生産されて西側各国で使用されるベストセラー戦術輸送機となった。
基本設計は1956年に運用が始まったC-130 ハーキュリーズと同じだが,C-130JではグラスコクピットとHUDの採用で2人乗務が可能になったほか,飛行管理装置や空対地レーダーの搭載,コンピュータ化された空中投下システムなどの近代化が施されている。公開されたスクリーンショットで,そうした最新アビオニクスが確認できるはずだ。
「DCS World」としては珍しい非武装の輸送機だが,兵站の主力として欠かすことのできない機種であり,今後,C-130Jを使ったキャンペーンの登場などにも期待したい。短い滑走路での離着陸や,LAPESによる物資投下など,パイロットの高い技量が求められるミッションに挑むのは,かなり面白そうだ。
発表によれば,
KC-130Jを含むバリエーション展開が予定されているとのこと。実現すれば,ゲームとしては初めて空中給油が可能になる。また,海兵隊使用機は兵装キットを組み込むことにより地上支援任務もこなすので,そのへんも期待できる。詳しくは,Eagle Dynamicsの
公式発表をチェックしてほしい。