Pearl Abyssは本日(2019年11月14日),韓国・釜山で開幕したゲームショウ
G-Star 2019の同社ブースで,
「Pearl Abyss Connect 2019」を開催。次期フラッグシップRPGの「
紅の砂漠」と「
シャドウアリーナ」「
プランエイト」「
ドケビ」の計4タイトルを発表した。
各タイトルの
トレイラーも公開されているので,現地レポートとともにお届けしよう。
■「シャドウアリーナ」(プラットフォーム:PC)
「シャドウアリーナ」は,最大50人が参加できる
バトルロイヤル形式のアクションRPGである。本作は,もともと,同社のRPG「
黒い砂漠」のゲーム内コンテンツとして作られていたそうだが,開発作業を進めるにつれ,ゲーム内の一コンテンツとして作ることに限界を感じたのだという。また,大きな可能性を感じたこともあり,スタンドアロンの作品として,あらためて開発をスタートしたとのこと。
昨今はバトルロイヤルゲームが盛り上がっているが,人気のある作品の多くはミリタリー系で,プレイスタイルも銃器による遠距離戦闘が主体である。その点,本作のベースは「黒い砂漠」,すなわち
ファンタジー系のRPGで,また
近接戦闘にも重きが置かれているのだ。
◎今回公開された6名のプレイアブルキャラと,それぞれの使用武器
- Jordine 片手剣と盾
- Kirus 拳
- Yeonhwa 両手刀
- Shultz 片手斧による二刀流
- Haru 片手刀 アサシン
- Herawen 杖+短剣
ゲームの開始時は,参加するプレイヤー全員がレベル1のため,まずはフィールドを徘徊する
モンスターを倒して経験値稼ぎ,キャラクターの育成を行うことになる。ただ,その最中でも突発的な遭遇戦が発生するので,MMORPGにおけるPvEとPvPをいっしょにし,短時間で完結するゲームといった内容となっているようだ。
なお,本作の対応プラットフォームはPCとなっており,韓国や北米では11月21日から24日の予定で,
クローズドβテストが実施されるとのこと。
■「プランエイト」(プラットフォーム:コンソール,PC)
「プランエイト」は,Pearl Abyssにとって初となる
シューティング系のゲームである。もっとも,シューティングといってもFPSやTPSではなく,オープンワールドにおけるMMO的な要素がフィーチャーされているという。
公開されたトレイラーでは,一般的なFPSやTPSの枠にとどまらない,幅広いプレイスタイルとして,巨大ロボ,馬の騎乗,アイテム生成,モンスター,壁走り,パワードスーツ,飛行,ドローン爆撃などを確認することができた。
登壇したスタッフによると,プランエイトのジャンルは
「Exosuit MMO Shooter」とのこと。FPSから派生する,新たなジャンルを作るくらいの意気込みで開発作業を行っているそうだ。
■「ドケビ」(プラットフォーム:スマホ)
韓国語で
“お化け”を意味する「ドケビ」は,スマートフォン向けアプリとして開発されている
カジュアル系のゲームである。
このお化けは,人々の夢の中で成長するという性質を持つそうで,プレイヤーキャラはこれらの
ドケビを収集・育成しながら,オープンワールドでの冒険を楽しめるという。今回の発表会では詳細のゲームシステムまでは語られなかったが,2020年内にはβテストが予定されているとのことだ。
■「紅の砂漠」(プラットフォーム:コンソール,PC)
最後に紹介する「紅の砂漠」は,Pearl Abyssの
次期主力タイトルとして鋭意制作中の
オンラインRPGである。
開発当初は,「黒い砂漠」内にある巨大砂漠の別名として登場し,同作の前日譚として企画されたそうなのだが,開発が本格した際に,新たな世界観を構築。ゲームシステムなども含め,新規のオンラインRPGとして作り直しているそうだ。
よって,両タイトルの世界観も直接の関連性はなく,続編でもないとのこと。
今回公開されたトレイラーは,本作における
主人公のマックダーフ(Macduff)の視点でストーリーがつづられている。彼は傭兵団のリーダーという設定で,戦士としても凄腕の人物なのだが,過去に起こった悲劇的な事件のトラウマに悩まされているそうだ。
映像を見る限り,グラフィックスは「黒い砂漠」から順当にアップグレードしている。ただ,単純に
“キレイなった”のではなく,ダークファンタジーとも違うなにか泥臭さのようなものが感じられるのだ。
キレイさを通り越し,あえて汚さを追求する時代に突入したのかなと思ったりもしたのだが,個人的に,
TVドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」っぽい雰囲気も感じたので,以下の動画をぜひチェックしてほしい。