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[TGS 2019]4Gamerのおれっちが「TEPPEN ゲームメディア対抗戦」に出た。世界大会や新ヒーロー“ネロ”の情報も公開されたステージレポート
そう言いたくて仕方のない奴らが一堂に会す,スマホゲーム「TEPPEN」(iOS / Android)のステージイベント“ゲームメディア対抗戦 TEPPENはどいつだ!”が,東京ゲームショウ2019の2日め(2019年9月13日),ガンホー・オンライン・エンターテイメントブースで実施された。
このステージでは,本作の紹介や攻略に携わっている4メディアが参加し,「次の最新情報を優勝メディアに優先してお送りします!」という,我々の習性を手玉に取った蟲毒のような催し(大会)が行われたのだ。
壇上には,4Gamerが連日配信しているTGS番組でも活躍中の“おれっち”の姿。彼はここ1か月ほど,編集部内で席をチラ見すると,TEPPENをやっているのか? 仕事をしているのか? いや,やはりTEPPENをやってるか? と,この大会に向けての(かどうかは分からないが)意気込みを見せて仕事をしていたのが,私の記憶に新しい。
その頑張りは,彼はTEPPENの世界で認められた。シーズン2(日本版の初シーズン)でランキング45位に到達したのだ。本作で目覚ましい成果を上げたことで,このステージに立つことを許された。普段はゲームをあまりやらなそうに見えて,元々はPCオンラインゲームでHAIJINとして活躍していたのだから,体に秘めたポテンシャルは十分にあるのだ。
そんな彼がこの日,TUWAMONOだらけのこのSTAGEでどこまでHUNTOUしてくれたのか――その雄姿をぜひとも,本ステージの最後に明かされた最新情報発表までの余興として見届けてあげてほしい。
「ちょもすさんに関わるとろくなことない(酷」――試合前に送られてきた彼からのLINEより
「えっ,使うデッキっすか? MP4モリガンです。あっ違った,4MPモリガンだった(笑)」。事前に教えてもらった,圧縮音源の規格名称みたいなそれは,最近追加されたカードを主力とするデッキらしい。4とMPの指すところは知らないが,ハンターやセイヴァー,カプエス,マヴカプで馴染み深い,モリガンが主力なことだけは分かる。
一応,近々で公開された4MPモリガンのデッキガイド記事を読んだのだが,トリッキーでプレイング難度は高いが,環境のトップメタの一角であるようだ。逆に言うとそれ以外は分からない。カード名が多すぎて頭に入ってこない。まあ,きっと強いのだろう。
そして,すでに気づかれてしまったかと思われるが,筆者の本作への知識はTEPPENどころかTEIHENである。なので,プレイングに関しては実況の岸 大河さんと,ゲストコメンテーターの倉持由香さんを頼ることにした。
「TEPPEN」デッキガイド“4MPモリガン”。4MP関連のシナジーに寄せたコンボデッキを紹介
ガンホーとカプコンが共同開発したスマホアプリ「TEPPEN」。今回は,4MPの紫ユニットのシナジーを活用して戦うデッキ“4MPモリガン”を紹介しよう。「4MPの紫ユニット」という発動条件がシビアだが,発動する能力は強力なものが揃っており,新環境のトップメタの一角として躍り出たデッキの1つとなっている。
参加メディアとその選手は,ファミ通Appの「ちょもす」選手,電撃オンラインの「カワチ」選手,GameWithの「むじょる」選手,そして4Gamer.netの「おれっち」選手である。大会ルールは以下のとおり。
・BO1のトーナメント戦
・2デッキ登録で1デッキ選択
・2デッキで同じヒーローアーツは禁止
ちょもす選手vs.カワチ選手の試合は,グワーッといってガーッっとかました,ちょもす選手が勝った。それ以外に表現する術を持てないほどの鮮やかでスピーディな1戦だった。
シーズン2でランキング1位に上りつめたというちょもす選手のデッキは,ちょうど調べたあの4MPモリガン。岸さんの実況によると,どうもMPとはプレイコストの意で,4MP帯のカードを駆使する戦術のようだ。中でも強烈な「フォーアイズ」は,相手の4MP以下のユニット(中型・大型と思われる)を奪ってしまう,いやらしいコントロールらしい。
むじょる選手vs.おれっち選手では,試合前から「おれっちさんはあのルネさんと組んでるんですよ!」「攻略デッキガイドもすごいので!」などと,岸さんの実況によって4Gamer側のハードルがググっと押し上げられる。もしものときのため,視線を上げずに観客に成りすました。
むじょる選手が出したのはリュウだ。強そうである。対するおれっちは4MPモリ……じゃない。“ウロボロスのウェスカー”なる,教えてくれなかったほうのデッキを出してきた。おれっちさぁ……。
リュウが待ち構え(対応型ということだろうか?),ウェスカーはなんかこういろいろできるらしいが,モンハンの「イビルジョー」やバイオの「T-103 スーパータイラント」がキーカードになるらしい。ユニットがわんさか出てきて,イビルジョーが出てきて,真空波動拳で倒されて,イビルジョーが出てきて,気づいたらおれっちが勝っていた。
カードゲーム系のメディア対抗戦というのは,古くから続いてきた業界の慣習というべきなのか,編集部の伝手を活かした“大人げない人選”をするケースがまま見受けられる。というかウチこそその筆頭なので今回はなにも言えぬが。
そして,最後の対戦――おれっちとちょもす選手も,すでにTEPPEN関係でいろいろバチバチするほど仲が良かったりする。
この2人の戦いも,知識がないとついていけない。ただ,目は追えていて,耳は聞けていた。画面中央のラインはこういうことだったのか,なるほど。画面下のバーがあれだったのか,たぶん。ちょもす選手の4MPモリガンと,おれっちのなんとかウェスカー。互いの手札のプレイングは見ていて分からなくても,「フォーアイズが通ると危険」「イビルジョーが出ると除去したい」などの盤面の流れが見えてくる。
戦いはひいき目にみても,おれっちが圧倒されていた。4MP帯のキーカードを奪うギミックがデッキ相性レベルで刺さっていたのだろう。頼もしき相棒のイビルジョーが相手に奪われたときの凶暴さは,モンスターハンター3で初めて出会うあいつのそれであった。それからまもなく勝敗も決した。
勝者はファミ通Appのちょもす選手。倉持さんに敗因を聞かれた敗者であるところのおれっちは,「いやー読み負けました(笑)」と朗らかに言った。今は彼の健闘を称えよう。優先情報を取り逃したことを編集長に詰められる,その時間が訪れるまで。
世界大会や新ヒーロー「ネロ」の情報が公開に
先ほどまでの余韻もそこそこに,本ステージ発の「TEPPEN最新情報」を紹介よう。まずは配信開始から約2か月(欧米では7月4日に配信開始)で達成した,300万ダウンロードを記念した施策からだ。
続いて次回グランプリのスケジュール,ならびに世界大会「TEPPEN WORLD CHAMPIONSHIP 2019」のスケジュールも発表された。世界大会決勝戦は2019年10月19日開催で,賞金総額は5000万円が予定されている。
決勝に進むためのオンライン予選は4つのリージョンで行われる。大会方式の要点は「オンライン」「ゲーム内エントリー」「ランダムマッチ」「ランキング方式」の4点だ。
なお,ホスト国の日本だけは“日本勢だけの大会”となる。これは選手側にとってお得というより,それだけ過酷な大会模様を表しているらしい。というのも,本作の世界ランキングの上位は日本人プレイヤーがとても多いからだ。さらに,ほか3つのリージョンでは最もポイントを稼いだ計3名が決勝戦への進出と,会場となる日本への招待が決まる。しかし,日本ではその後に“オフイベで決勝進出者の選抜”が待ち構えているのだ。
■各リージョンのスケジュール
アメリカ リージョン |
EU リージョン |
アジア パシフィック リージョン |
さらに新ヒーローとして,「デビル メイ クライ」シリーズの「ネロ」と新カードセットが,11月に実装されるとのこと。しかも,ネロは実装時期が近い決勝大会で使用でき,日本のオフラインイベント時にも使用できるという。つまり,現環境のメタやアンチを「分からん殺しで覆せ」という,TEPPENからのプレゼントだろう。
[TGS 2019]ガンホーブースで「TEPPEN」の組手に挑戦してきた。参加賞と特製Tシャツをゲットしよう
東京ゲームショウ2019会場のガンホー・オンライン・エンターテイメントブースでは,カプコンと共同開発したアルティメットカードバトル「TEPPEN」の試遊をはじめ,SNSを使用した企画や,ゲストと対戦できる組手のコーナーが用意されている。さっそく組手にチャレンジしてみたので,その模様をお伝えしよう。
なお,本対抗戦の模様は下記のアーカイブ動画で視聴できる。またTGS 2019ではこれ以外にも,9月12日と13日に「ゲームスクールチーム対抗戦」「プロゲーマーエキシビジョンマッチ」が行われており,さらに9月14日と15日には誰でも参加可能な大会「TOKYO GAME SHOW CUP 2019」が開催予定だ。各界隈のTEPPENを見てみたい人は,あわせてチェックしてほしい。
「TEPPEN」公式サイト
4Gamerの東京ゲームショウ2019特設サイト
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(C)CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
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