「ブルプロ通信 #11」まとめ。UI改善やガシャ調整，9月〜12月のハロウィンガシャや新コンテンツなど今後のロードマップも公開

　バンダイナムコオンラインとバンダイナムコスタジオが共同開発する，「BLUE PROTOCOL」（PC / PS5 / Xbox Series X|S。以下，ブルプロ）の番組「ブルプロ通信 #11」が2023年9月15日に放送された。


　今回のブルプロ通信では，プレイヤーからの意見・要望への回答のほか，今後のロードマップや9月20日のアップデート内容も紹介された。本稿では，その内容をまとめてレポートしていこう。

左から，「BLUE PROTOCOL」運営統括ディレクター兼プロデプレイヤーの鈴木貴宏氏，「PROJECT SKY BLUE」エグゼクティブプロデューザーの下岡聡吉氏，「BLUE PROTOCOL」開発統括ディレクターの福崎惠介氏

「BLUE PROTOCOL」公式サイト

プレイヤーからの意見，要望について

　番組冒頭では「プレイヤーからの7つの意見・要望」が取り上げられた。かなり踏み込んだ内容もあったので，順番に触れていこう。


　まずは「UIを改善してほしい」という意見だ。こちらは順次改修が予定されており，修正内容が大きくなる部分は時間がかかるものの，優先度をつけながら作業を進めているとのこと。
　現状は「プラグを連続でつけるとき，毎回武器選択に戻ってしまう」問題の改修などに手をつけているという。


　続いて「高難度コンテンツがほしい」という意見。こちらは現在，育てたキャラクターや自身のスキルを生かせる場所を準備しているとのこと。高難度だけではなく，難度別のコンテンツも用意するようだ。


　ゲーム内のみならず，「ブルプロ通信の映像紹介，詳細説明なども改善してください」という番組自体への手厳しい意見も。こちらは実際，本配信から多くの改善の姿勢が見られた。
　今後は，（アクションなど）動きのある紹介内容は動画を用意し，新情報の公開時に寄せられた質問にも後日回答の形を取るほか，試遊時はプレイヤーと解説者に分かれて見せていくとしている。


　次の「設定できるスキルの数を増やしてほしい」という意見は，以前の配信でも伝えられていたとおり実装される。詳しくは後述するが，11月の適用が予定されているようだ。


　次に「クラス変更を町以外でもできるようにしてほしい」という意見。キャンプや村でもクラス変更をしたいという要望は多かったことから，今後は「フィールド全体でクラス変更が可能」になるという。
　ただし，戦闘中はクラス変更できないなどの制約はつくようだ。


　さらに「ミッションを少人数で始めさせてほしい」という意見には，最大6人が集まらない場合でも，一部ミッションは開始できるように検討するとのこと。現状でも追加メンバーを補充する仕様はあるため，少人数での開始後，希望者がいれば追加されるようにするようだ。


　最後は，「ガシャの抽選ボックスを選択ボックスにしてほしい」という意見だ。こちらは9月20日のアップデートで，110回・220回目のボーナス報酬である抽選ボックスが，選択ボックスに置き換わるという。

　また，ガシャに関しては「染色剤のランクを下げて，排出率を上げる」「癒やしのアロマが削除」「マウントドライブを，使用中はスタミナが減らなくなるアイテム“マウント無限ドライブ”に変更」といった調整が適用される。排出内容の変更により排出率も一部変更となるが，ランク帯ごとの確率は変更なし。さらに，これまでは110回・220回目のボーナス報酬だったものが，110回ごとのボーナス報酬に変更される。
　ついでに，BPPストアで販売される選択ボックスも，「過去のガシャで提供された選択ボックス全商品」を再販売するとしている。

　ガシャについてはさらなる調整があるとし，「ガシャチケットで引いたアイテムはBPPに変換できなくなる」という。
　これは，キャラクターの作成と削除を繰り返して，アカウント共有リソースのBPPを集められたことが要因とのこと。この変更に合わせて，一部アドベンチャーボードのコンプリート報酬などにガシャチケットが追加される（ボード達成済みのプレイヤーももらえる）。
　このほか，ガシャチケットの10連利用や，おまけまでの回数表示，ガシャプレイごとの特典追加なども予定しているそうだ。

10月〜12月のロードマップ

　続いて，10月から12月のロードマップが紹介された。

　10月アップデートの大きな点は「新シナリオ4章」の追加，それに伴う新フィールドの追加，レベルキャップの開放である。
　また，アドベンチャーボードの一部達成条件の累計化対応や，マウントの旋回性能上昇も10月に適用される。細かな部分については，9月23日の「ブルプロ通信#12 TGS出張版」で紹介するとのことだ。


　11月には「新パレットシステム」を，12月には新コンテンツ「防衛戦」と「限界突破システム」を実装するとのことだ。

　新パレットシステムでは，スキルセットに“2つ目のパレット”が追加され，バトル中にパレットを切り替えて戦えるようになる。スキルが最大8つセットできるため，プレイ感も大きく変わりそうだ。
　防衛戦については，襲撃者からアステルリーズの門を守る“18人用の新コンテンツ”で，実装時期が迫ってきたら詳しく紹介するという。



　限界突破システムは，同じ装備アイテムと専用素材を消費することで，パラメータなどが変化する機能だ。最大強化値は＋5まで。バトルイマジンの場合は“＋5でイマジンごとに性能が変化”するそうだ。

　限界突破時はパラメータ上昇はもちろん，組み合わせた武器のなかで「一番多いスロット数が適用」され，「継承する特性も選択可能」だという。スロットは多いけれど特性が微妙であったり，スロットは少ないけれど特性が優良だったりと，これまで使いにくかった装備アイテムに，新たな使い道が生まれることだろう。

9月20日アップデート

　直近の9月20日アップデートでは，新規の自由探索や，新ネームドエネミー，新イマジンとして「レイドボスのイマジン」が実装される。


　9月のマンスリーイベントで入手できる新イマジン「B-フレアデミドラゴン試作型」は，召喚と憑依の2つの発動効果を持っている。

　召喚時は前方に扇状の火属性ブレスを行うが，バトルイマジンの長押しで発動できる「憑依」では，憑依中ステータスが大幅にアップ。攻撃力，移動速度，スタミナ回復速度のバフに加えて，抜刀時でも納刀時と同じ高さのジャンプが可能になる。

通常召喚は，扇状広範囲に複数回ヒットする炎ブレス攻撃

長押しの「憑依」では自己強化

　マンスリーイベント「トリックスイーツ」は，ハロウィンシーズンに向けた準備イベントのようだ。前述したバトルイマジンも入手可能なので，しっかりと参加しておきたい。


　ガシャもイベントに合わせた「ハロウィンガシャ」が実装される。

TGS出展情報とお知らせ

　事前に告知されていたとおり，9月21日から開催される東京ゲームショウ2023（21日〜22日はビジネスデイ。23日〜24日は一般公開日）の同社ブースに，ブルプロが出展される。

　会場では，縦5.5メートルの巨大LEDを使用し，6クラスの撮影用武器を用意したフォトコーナーのほか，ノベルティが当たるリアルガシャを用意しているとのこと。なお，リアルガシャの参加にはTGS2023会場内などにいる“ハッピーナッポの撮影”が求められるので，会場に訪れる際は公式のお知らせなどもチェックしておこう。


　また重大な情報（？）として，ガシャの演出で登場する女の子の名前が「ティア」であることが明かされた。ティアはTGS会場のリアルガシャ実施場所にもいるとのことだ。

お名前は「ティア」だったらしい

　次回の「ブルプロ通信#12 TGS出張版」は，9月23日12:15にTGS会場で実施される。こちらは現地でのステージ観覧のほか，オンライン視聴も可能だ。内容としては，10月実装の4章シナリオやフィールドが紹介されるらしい。URLは公式X（旧Twitter）などで告知予定だ。


　今回のブルプロ通信は，翌週にTGS出張版があるためか，かなりコンパクトな内容だった。しかし，気になっていたUI問題に触れてくれたり，前回少々グダってしまった部分をすぐに改善してくれたりと，プレイヤーに寄り添うスタンスはこれまで以上でもあった。

　なお，番組の最後にはシリアルコード（ゲーム内アイテム）が公開されている。コードはアーカイブ動画（42:30ごろ〜）で見られるので，忘れずにチェックしよう。入力期限は9月20日10時までだ。

「ブルプロ通信#11」YouTube

「BLUE PROTOCOL」公式サイト