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「エルダーアーク」(
iOS /
Android)の配信が,2020年6月25日にスタートした。
「エルダーアーク」は,可愛く贅沢に動き回るSDキャラが見ていて楽しいスマホ向けコマンドバトルRPG。二つのスタイルを切り換えながら戦う「フォーム」システムや,任意のスキルやステータスを強化するカスタマイズ要素などが特徴となっている。そんな本作のプレイインプレッションをお届けしていこう。
シンプルで遊びがいのあるバトルシステム
一人二役をこなせるフォームシフトがキモ
「エルダーアーク」の戦闘システムは,速さに応じて行動順が決まる,シンプルなコマンド選択式バトルだ。属性相性によるダメージの増減もあるが,ターゲット中の相手との相性がその場で表示されるため,弱点は見極めやすい。
ターゲットに向かって伸びる線に“Normal”や“Weak”と書かれており,相性的に有利か不利かはすぐ判別できる
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パーティは6人編成だが,バトルメンバーは3人まで。控えのキャラとなる残りの3人は,味方が倒されるか,コマンドで交代するとバトルに参加できる。
スキル発動時のモーションをはじめ,キャラクターはとてもよく動く。一種類のスキルに複数のモーションが用意されているのもポイント。中でも通常攻撃やスキルを使用し,ゲージがたまると発動できる「ARK」(必殺技)の演出は必見のクオリティだ。
必殺技演出だけで複数モーションや正面からのカットなど,非常に豪華な作りになっている。どのキャラも個性的でカッコイイ演出が見られるので,色んなキャラで試したくなること請け合いだ。
スキルだけでなく,必殺技を繰り出すモーションも複数ある
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戦闘モーション以外にも,各キャラが持つ「フォーム」を変更できるというシステムも見逃せない。本作では1キャラにつき二つの戦闘スタイルを持っている。ターン中に「フォームシフト」を発動するともう一つの戦闘スタイルに切り替わり,一人二役をこなせるというわけだ。
「フォームシフト」でターンは経過しない。上手に使いこなそう
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例えば回復スキルを使える「エール」のフォームと,攻撃に秀でた「アタック」のフォームを持つキャラであれば,回復と攻撃の両方を担当できる。同時に戦えるのは3人とはいえ,全部で6つのフォームを使えるということなので,バトルの戦術性はかなり高い。
また,フォームにスキルを追加する「刻紋」と,キャラのステータスをアップさせる「サイン」という要素も存在し,プレイスタイルに応じてキャラの個性を際立たせることも可能だ。
キャラが習得しているスキルとの相乗効果を重視するか,それとも対応の幅を広げるか。「刻紋」でどのようなスキルを覚えさせるかは悩むこと請け合い。加えて「サイン」でどのステータスを伸ばすかも考慮しつつ,お気に入りキャラの“ビルド”を組み上げていくのが面白いところ。
ちなみに攻撃が得意なフォームは攻撃特化,耐久力のあるフォームは耐久特化といった具合に,シンプルに長所を伸ばしても当然戦っていける
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“ビルド”を考えるためにキャラの性能をじっくりと確認することになるが,この考える時間がまた楽しい
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「刻紋」と「サイン」については,ショップを通じてゲーム内マネーで入手できる。月ごとにラインナップが更新され,価格は高めに設定されている印象だ
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「これは絶対に欲しい」と思える一品が並ぶ前に,金策系のクエスト(曜日クエスト)や,派遣クエスト(時間経過で報酬がもらえる)で,ゲーム内マネーを日頃からコツコツ貯蓄しておこう
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そのほかにもプレイを通して感じたのが,本作は無駄な操作をする手間がほとんどないように作られており,遊びやすいという点だ。例えばガチャで所持済みのキャラを引いたとき,自動的に上限突破をしてステータスを上げてくれるなど,細かなところだが,こういった些細な手間を省いてくれるシステムはありがたい。一度クリアしたクエストはスキップも可能となっており,あると嬉しい機能はほとんど搭載されている。
キャラの育成に関しても,全キャラが最大レアリティまで成長可能。お気に入りのキャラを優先的に強化しても,攻略に行き詰まることはあまりない仕様だ。フリークエストや高難度クエストが豊富に用意されており,そうして育てたキャラの活躍の場も十分にある。
もちろん初期加入のキャラも最高レア度まで育成できる
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プレイ環境が開発版でのソロプレイだった関係上,詳細までは確かめられていないが,ギルドシステムに相当する「クラン」機能も確認できた。「クラン」に加入すると“討伐戦”というコンテンツに参加可能なようで,そういったマルチプレイコンテンツを通じて,さまざまなプレイヤーがどんなキャラを育てているか目にするのも,正式版では楽しみの1つとなりそうだ。
推しのキャラをトコトン育成して活躍させたい。そんなゲームを探している人はぜひ「エルダーアーク」をプレイしてみてほしい。
インゲームストーリーは,ときどきギャグ路線に走りつつもアツい物語が展開し,全体的にライトノベル風のテイストで読みやすい。あなたの推しキャラもきっと見つかるはずだ
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