「Microsoft Flight Simulator」のワールドアップデート第11弾“World Update XI: Canada”をリリース。ローンチトレイラーを公開

　Microsoftは，フライトシム「Microsoft Flight Simulator」（PC / Xbox Series X）の最新アップデートとなる「World Update XI: Canada」をリリースし，これに合わせてローンチトレイラーを公開した。


　「World Update XI: Canada」は，都市景観や大自然のアップデートが国や地域別に行われる“ワールドアップデート”シリーズ第11弾となる無料DLCだ。その名称のとおり，カナダが対象になっており，モントリオール，トロント，バンクーバー，そしてカルガリーといった11都市が，最新の3Dフォトグラメトリーや衛星データを使って精密化が行われている。また，アラスカ近くのドーソンシティ空港（YDA）や，カナダ北東部のヌナブト準州にあるイカルイト国際空港など，東西の5つの空港がデザイナーの手により作り直されている。


　観光名所（POIs）は89か所にもおよび，手つかずの大自然が広がる国だけにフォゴ島にそびえるフォーゴ・アイランド・イン（Fogo Island Inn）や，急こう配の渓谷を昇降するロープウェイ，ヘルズゲート・エアトラム（Hell’s Gate Airtram），100年以上も利用されているレスブリッジ高架橋（Lethbridge Viaduct）など，周囲の景観を含めた多くの建造物がフィーチャーされているのが特徴だ。


　もちろん，首都のオタワにあるカナダ国会議事堂や，モントリオールの名所である高級ホテル，シャトー・フロンテナック，ブロックを無秩序に積み上げたようなデザインの集合住宅地として知られるアビタ67団地，ニューブランズウィックにある50トンのモニュメント“世界最大の斧”（The World’s Largest Axe）など，都市や村周辺の人口建造物も興味深いものが多い。


　また，ここ最近のワールドアップデートのトレンドとして，着陸チャレンジ，ディスカバリーフライト，そしてブッシュトリップも，それぞれ3つずつ追加されている。


　11月11日には，“Windowsの歴史より長い”ことで知られる「Microsoft Flight Simulator」が40周年を迎えることで，何らかのビッグイベントが行われることも告知されており，今後もさらに進化を続けていくことになりそうだ。

「Microsoft Flight Simulator」公式サイト