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「OUTRIDER MAKO 〜露払いマコの見習い帖〜」試遊レポート。和風テイストのちょっとシュールな世界観が魅力的な作品[TGS2024]
本作は,異世界“マヨイ”に迷い込んだ主人公「マコ」が元の世界に戻るため,「運び屋(アウトライダー)」となって,さまざまな依頼を遂行していく見下ろし型の2Dアクションだ。和風テイストのドット絵によるアートワークが特徴的な作品で,その世界観が印象深かったので,今回試遊台に足を運んでみた。
いざゲームを始めてみたわけだが,何やらこのゲームに登場するのは神社ではなく「便社」らしく,プレイヤーが操るマコは,ブモンよろず便社の「運び屋」として働いていく。運び屋として働いて「御朱印」を集めると元の世界に戻れるそうで,さっそく「ノミウチ」と呼ばれる神様の配達依頼をチュートリアル的に受けることに。
依頼品の「カスミ結晶」は便社を出て,すぐそこのエリアにあるのだが,近くには敵もうろついており,邪魔をしてくる敵たちを倒しつつ,近くにあった石のようなオブジェクトを壊すことで依頼品を入手できた。マコのアクションはなかなか軽快で,ジャンプしたあとに追尾攻撃をしたり,赤蜜を上からかけて相手の動きを止めたりできる。操作感がなかなか気持ちよく,ついピョンピョンと跳び回ってしまった。
集めた依頼品をさっそく渡そうかと思ったのだが,裸で渡すのは失礼にあたるため,作業台で梱包しないといけない。神様に礼儀を尽くすのは当然とはいえ,芸が細かくて面白い。
こんな感じで依頼品をステージで集め,作業台で梱包し,依頼主の神様に渡して御朱印をもらう……というのが一連の流れで,このサイクルを繰り返して御朱印を集め,元の世界に帰ることを目指していく。依頼を完了すると,お礼として神々の恵み「天恵札」が手に入り,これによってさまざまなバフ効果を得られる。
やること自体はシンプルではあるが,キャラの動きのかわいさや,その生活感あふれる世界観,作業台による梱包などの細かい演出などの雰囲気も含めて楽しめる。古風な世界なのにATMが登場するなど時代背景が気になるが,そこも含めてもろもろが魅力的な作品であるなと感じた。
本作は,2025年にPC(Steam)でリリース予定だ。今後の展開を楽しみにしよう。
- 関連タイトル:
OUTRIDER MAKO 〜露払いマコの見習い帖〜
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