ネクソンは本日(2020年8月3日),新作MMORPG
「V4」 (
iOS /
Android /
PC )のプレス向け発表会を開催した。
本作は,
「HIT」 や
「OVERHIT」 を手がけるNAT Gamesの最新作で,同社にとって初となるMMORPGである。発表会ではネクソンとNAT Gamesの関係者によってV4の主要システムが紹介されたほか,明日(8月4日)に事前登録受付が開始予定であることなどが明らかになった。
右からネクソン 事業本部 第二事業部 部長の中西啓太氏,V4 運用ディレクターの嶋村昭彦氏
発表会に登壇したネクソン 第二事業部 部長の
中西啓太氏 によると,現在の日本でスマホ向けMMORPGで成功させる難しさは並大抵ではないという。同社はこれまで約5年間,スマホ向けアプリにも注力しているが,失敗を含むさまざまな経験を通じて多くのことを学んできたそうだ。
そういったなか今回のV4は,
スマホだけでなくPCにも対応 している。ネクソンにはPC向けMMORPGにおける長年の運営経験があり,クロスプラットフォーム展開を行うV4は,これまで培った経験を最大限に活かせるタイトルだと語った。
NAT Games パク・ヨンヒョン代表 もビデオレターで登場。V4はインターサーバーによってかつてない大人数での冒険を実現可能にし,またスマホとPCのクロスプレイにも対応したことで,氏の描く理想のMMORPGに一歩近付いたと語った
続いて,V4の運用ディレクターを担当する
嶋村昭彦氏 が,V4の開発理念や各種システムを語った。
V4は“真のMMORPG”を標榜しており,嶋村氏はその核となるキーワードとして,
「Massive」「Guild」 ,そして
「Inter Server World」 の3つを挙げた。Massiveは多数のプレイヤーが織りなす予測不可能な物語,Guildは機械的なつながりではない間柄によって仲間との体験を共有することが述べられているが,最後のInter Server Worldが特徴的といえるので詳しく説明しよう。
V4における各サーバーは,通常エリアの「シルナス」と,他サーバーのプレイヤーキャラも行き来できる「ルナトラ」の2つの領域に分かれている。ルナトラには「次元の境界」というゲートがあり,そこから
他サーバーのルナトラに移動できる というシステムだ。
ルナトラにおける狩場やクエスト報酬は,全体的にシルナスよりもウマく設定されている。その代わり,ルナトラには他サーバーのキャラも入場可能になるため取り合いが激しくなるほか,PKも可能となっている。ハイリスク・ハイリターンなエリアというわけだ。
このインターサーバーのシステムにより,サーバーの垣根を越えていつでもつながれる世界を実現しているとのことである。
各サーバーのルナトラに設置されている次元の境界
V4は明日(8月4日)に事前登録受付が開始予定
2019年11月に最初に韓国でリリースされたV4は,配信開始から24時間以内に100万ダウンロードを達成しているという。現地でのセールスランキングも,iOS版は最高1位,Android版は最高2位を記録しているそうだ。
その後は2020年3月に台湾で,そして7月にグローバル版がリリースされており,いずれもサービスは好調だという。そして満を持して,日本展開がこのたび発表された形だ。
冒頭部でもお伝えしているとおり,V4日本語版は明日(8月4日)に
事前登録受付 を開始予定。ローカライズ作業は順調に進んでおり,正式サービス開始日も近いうちに発表できるだろう,とのことだ。V4のスクリーンショット集も以下に紹介するので,MMORPGファンはこれらをチェックしつつ,明日の事前登録受付を心待ちにしてほしい。
「V4」スクリーンショット集