［TGS 2018］「逆転裁判123 成歩堂セレクション」のPS4，Xbox One，Switch，Steam版，そしてオーケストラコンサートの開催が発表された「逆転裁判」ステージレポート

　東京ゲームショウの3日目となる2018年9月22日，カプコンブースで「『逆転裁判』 シリーズ特別法廷2018」と題したステージが行われた。初期作をまとめて遊べる「逆転裁判123 成歩堂セレクション」のPS4，Xbox One，Switch，Steam版の発売や，「逆転裁判オーケストラコンサート2019」の開催がアナウンスされたステージの様子をお届けする。

プロデューサーの江城元秀氏（左写真）と，ディレクターの児玉真佑氏（右写真）

　イベントの冒頭，壇上に呼び込まれたプロデューサーの江城元秀氏が「見ていただきたい映像がある」ということで上映したのは，「逆転裁判123 成歩堂セレクション」のPVだ。「逆転裁判　蘇る逆転」「逆転裁判2」「逆転裁判3」を収録したもので，すでにニンテンドー3DSで発売されていたはずでは……と思っていたら，今回の対応機種はPS4，Xbox One，Nintendo Switch，Steam（PC）であることが明かされ，場内は大きな歓声に包まれた。


　興奮冷めやらぬところにディレクターの児玉真佑氏が登場し，作品の概要を解説しつつ，PS4版の実機プレイを披露した。
　同作は日本語と英語の両方を収録しており，言語ごとにセーブデータを10個ずつ作れるという。グラフィックスは高解像度化されており，キャラクターの絵が描き直されているのに加え，「蘇る逆転」に登場する証拠品の3Dモデルも作り直されているそうだ。

　探偵パートでは，すでに調べた場所にチェックマークが付くようになり，セリフのスキップも「なし」「セリフ送りで止まる」「セリフ送りを無視する」の3種から選べるなど，ゲームのテンポについても配慮されている模様。壇上では探偵パートと法廷パート，そして血痕捜しや指紋採取といった「カガク捜査」も披露され，満員のファン達は“逆裁”の面白さを再認識していた。

PS4版の実機プレイでは，探偵パート（左）や「カガク捜査」（右）が披露された

キャラクターの絵だけでなく，証拠品の3Dモデルもリファインされている

すでに調べた場所にはチェックマークが付く

　発売日は「2019年初頭」で価格は未定。「コレクターズ・パッケージ」と「イーカプコン限定版」の内容物については，現在準備中とのこと。ただ，コレクターズ・パッケージについては，新アレンジ曲を2曲含むCDと，キャラクターデザインを手がけた岩元辰郎氏が描き下ろしたジャケットが付属することが決まっているそうなので，続報に注目しよう。


　続いては，逆転裁判の関連情報が公開された。2018年10月6日にスタートするTVアニメ「逆転裁判 〜その『真実』、異議あり！〜 Season 2」は，オープニングテーマが山下智久さんの「Never Lose」，そしてエンディングはhalcaさんの「スターティングブルー」に決定した。

会場では，「逆転裁判 〜その『真実』、異議あり！〜 Season 2」のPVが国内で初公開

　シリーズの名曲をオーケストラが演奏する「逆転裁判　オーケストラコンサート 2019」は，2019年3月30日にBunkamura オーチャードホールでの開催が決定。成歩堂龍一役の近藤孝行さん，御剣怜侍役の竹本英史さん，作・編曲家の岩垂徳行さんをゲストに招き，昼夜2回公演が行われる。
　好評だった「特別傍聴席」は今回も用意され，昼夜公演でチケットのデザインが違うのに加え，それぞれで異なる限定グッズがプレゼントされる予定だという。ファンクラブ「逆転通信」限定の先行抽選販売が9月28日にスタートし，一般発売が11月24日に行われる予定だ。

キャラクターデザイナーの布施拓郎氏が，ソフト専用収納BOXのために描き下ろしたイラストが「逆転裁判1-6 額装アート」となり，9月22日〜10月22日15時まで，期間限定で受注が行われる。価格は3万4560円（税込）。購入希望者が集まれば商品化されるリクエスト企画なので，気になる人はイーカプコンのチェックをお忘れなく

　最後に江城氏は「逆転裁判123 成歩堂セレクションは，かなり気合いを入れて美しくリファインしたのに加え，遊びやすくなるような改良も施しました。すでにプレイされた方はもちろん，これから遊ぶという方にも触れていただきたいと思います」と挨拶し，特別法廷を閉廷した。

「逆転裁判123 成歩堂セレクション」公式サイト

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