H.P.ラヴクラフトの世界観で描かれるオープンワールド型ホラーアドベンチャー「The Sinking City」の最新トレイラーが公開

　Bigben Interactiveは，Frogwaresが開発中の「クトゥルフ神話」をベースにしたオープンワールド型アドベンチャー「The Sinking City」（PC / PS4 / Xbox One）の新トレイラーを公開した。


　「The Sinking City」は，1920年代のアメリカ東北部マサチューセッツ州に設定された架空の都市オークモントが舞台となる。ここは長らく，密漁や密航の中継都市として栄えてきたが，超自然現象による洪水によって町中が水没しており，船だけが唯一の交通機関になっている。さらに町の住人達は，エラができていたり，疱疹などが成長していたりと，とにかく不気味な様相だ。
　そんな中，ほかの町からやってきた私立探偵の主人公チャールズ・リードが，オークモントで生きる様々な人から仕事を受け，この町と自然現象の秘密に迫ることになる。


　E3 2018で公開されたライブデモの様子は，すでにお伝えしているとおりで，ゲーム中のオークモントは1つ1つの通りに至るまで名称が付けられるなど，細かく描写されている。プレイヤーはボートを使って水没した通りを駆け抜け，目的地まで足を運ぶというオープンワールド的なフィールドになっているのが本作の大きな特徴だ。


　今回，新たに公開されたトレイラーは「Gameplay Trailer」と名付けられているものの，実際のゲームプレイと思われるシーンは少ない。主人公がひげを剃っていると顔からタコ足が生えてくる幻覚に耐えながら，その触手を剃り落とし続けるという，なんとも気味の悪い描写を中心に，いくつかのシーンが組み合わせられているといった趣向だ。
　ゲーム中ではこの触手のように，幻覚か現実かわからないものの，平常心に戻るためにはクリーチャーと戦わなければならないというコンバットシステムも用意されている。


　「The Sinking City」は，2019年3月に各プラットフォーム向けに発売される予定だ。リリースまではまだしばらくの時間があるが，さらに開発が進んで，より詳しい情報が公開されることに期待しよう。

「The Sinking City」公式サイト