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「セガフェス2018」のステージイベント「SEGA Fan Meet-Up 2018」レポート。セガホールディングス里見治紀会長が,ファンに向けて4つの新規プロジェクトを発表
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最初に発表されたのは,「セガグループはユーザーの皆様の声に真摯に答え,期待以上のものを届けていく」(里見氏)というコンセプトのもと,国内外からの要望に応える形で展開される,「SEGA AGES」だ。
SEGA AGESとは,「セガの名作を最新のコンシューマ機で復刻する」というプロジェクトで,今回はNintendo Switchでの展開がメインとなる。ラインナップとして,15タイトル以上を予定しており,会場では「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」「サンダーフォースIV」「ファンタシースター」の3タイトルが発表された。明日15日のセガフェス配信番組で追加ラインナップや詳細が明らかにされるとのこと。
開発はニンテンドー3DSの「セガ3D復刻アーカイブス」をはじめ,高いクオリティの移植を手がけるエムツーで,全タイトルに追加要素を搭載するという。リリースは2018年夏より順次行われ,日米欧での同時発売が予定されている。
続いてのプロジェクトは,「メガドライブ ミニ(仮称)」で,モックアップが里見氏によって披露されると,会場からどよめきと拍手があがった。
サイズは小さいが,メガドライブ向けのゲームを楽しむことが可能で,「ゲーム業界を席巻したタイトルから,マニアが唸るようなものまで,ユーザーの声を反映したタイトルを収録する」と里見氏は述べる。発売は「2018年中」で,詳細については近日中に明らかにされるとのこと。
メガドライブ復刻! 手のひらサイズのゲーム機「メガドライブ ミニ(仮称)」が2018年内に発売
続いて,前回のセガフェスで行われた「セガ総選挙」の,「復活期待部門」の結果が映像で紹介され,その第4位を獲得した「シェンムー」のPlayStation 4版が3つめのプロジェクトとして発表された。
現在,「シェンムーIII」の制作が進められているが,ドリームキャストで発売されたシェンムーシリーズ2作品の復活を望む声にも応えるため,2作品をカップリングした「シェンムーI&II」として発売が決定したというわけだ。
「シェンムー I&II」,PlayStation 4向けに発売決定。2018年,芭月 涼が帰ってくる
ステージには,このプロジェクトに深く関わるセガヨーロッパEVPのジョン・クラーク氏が登壇した。そして,「欧米でシェンムーは,セガのチャレンジングスピリッツを象徴するタイトルだと評価されています。今回は昔からのセガファンの皆さんの希望にお応えして,オリジナル版の持つクラシカルな世界観を丁寧に移植しています」とクラーク氏は語った。
同じセガ総選挙復活期待部門で,見事に第1位となった作品が「サクラ大戦」。4つめのプロジェクトとして発表されたのが,このサクラ大戦の新作プロジェクトだった。
太正29年の帝都東京が舞台になり,シリーズ従来作のDNAを受け継いだ完全新作となるという。里見氏は「現代にふさわしい最新のプラットフォームで,セガグループが威信を賭けて開発中」だと述べ,自身が製作総指揮に携わっていることを明言した。詳細は,近日中に開催される発表会で明らかにされる予定だ。
「新サクラ大戦(仮題)」始動! 舞台は太正二十九年,帝都・東京。「サクラ大戦のDNAを受け継ぐ完全新作」プロジェクトが発表
発表を終えた里見氏は,「これからもセガは新しいチャレンジで,皆さんに感動体験を提供し続けていきます。ぜひ今後にご期待ください」と来場者にメッセージを贈り,発表会を締めくくった。
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